今日の御言葉 20170515 ローマ書12：13～18「生活の規範③愛の及ぶ範囲」

5月15日（月）
現在のテーマ「キリスト者の生活」
今日のテーマ「生活の規範③愛の及ぶ範囲」
■聖書　ローマ12：13～18 (17)
■聖句 「だれに対しても悪に悪を返さず、すべての人の前で善を行うように心がけなさい」。(17)
■解説
今日の拝読箇所で、パウロはこれまで述べてきた真実の「愛」の及ぶ範囲を私たちに教えます。「聖なる者たち（同じ信仰に生きるキリスト者）」(13)に対してはもちろん、「旅人」(13)に始まり、「迫害する者」に対してさえも、「喜ぶ人、悲しむ人」(15)や「身分の低い人」にも、ついには「すべての人」(17,18）にまで。「愛」とは共感とそれに伴う行動です。相手の求めや痛みを知り、それに応えようとする姿勢です。ある人に対してだけそうするのではなく、すべての人に対してそうすることが真実の愛であるとパウロは言いたいのです。なぜなら、キリストがそのようにされ、手本となられたからです。「貧しさを自分のものとし」(13)、迷う罪人をもてなし(14)、「迫害するもののために祈り」(14)、喜ぶ人とは喜び、泣く人とは泣き（15)、「身分の低い人々と交わり」(16)、「悪に対して善を行い」(17)、だれとも争わなかった（18）のはキリストです。真実の愛の充満者であるキリストに倣うことが、私たちの生活の規範です。
■祈り
キリストの愛がすべての人に及んでいるように、キリスト者である私たちの愛もすべての人にまで及ぶものでありますように。