Daily Bread 日々の御言葉

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今日の御言葉(日曜版) 20161009 箴言15:1~13 「主は見ておられる」

2016-10-09 | Weblog
10月9日(日)
現在のテーマ「ソロモンの箴言」
今日のテーマ「主は見ておられる」
■聖書 箴言15:1~13 (3,11)
■聖句 「どこにも主の目は注がれ/善人をも悪人をも見ておられる。‥‥‥。陰府も滅びの国も主の御前にある。人の子らの心はなおのこと」。(3,11)
■解説
今日の拝読箇所は33節ある15章の13節までです。聖句は3節と11節から取りました。3節は「主はあらゆることをご存知であり、ご覧になっておられる」ということであり、11節は「主の目が届かないところはない」ということを教えています。全てを知っておられる「主」とは、私たち人間とは質的に全く違うお方であるということです。また、全てを知っておられる神の正しい評価が全ての人に下されるということを暗に示しています。これらのことは人生の質を高めます。だれも見ていなくても、人間に善を行うことへの動機を起こさせ、悪を行うことへの防波堤となります。意志の弱い、また罪に傾きやすい人間を律するのに役立ちます。エゼキエル書8:12には「主は我々を御覧にならない」とあり、詩編14:1には「神を知らぬ者は心に言う/『神などいない』と。人々は腐敗している。忌むべき行いをする。善を行う者はいない」とあります。それに対して15章の最終節(33節)には「主を畏れることは諭しと知恵。名誉に先立つのは謙遜」とあります。「神を知るとは己を知ることです。己を知るとは神を知ることです」。そこからおのずと神への畏敬と主の御前にある者としての謙虚さが生ずるのです。今日も主の眼差しの中を清く正しく歩むことができますように。
■祈り
主の眼差しの下に全ては明らかです。慈しみに満ちた主の眼差しの中を恐れることなく進むことができますように。