とっちーの「終わりなき旅」

出歩くことが好きで、趣味のマラソン、登山、スキーなどの話を中心にきままな呟きを載せられたらいいな。

「潮騒のメモリー」CD届く

2013-07-31 18:44:06 | 音楽


朝ドラ「あまちゃん」の挿入歌である「潮騒のメモリー」のCDが今日発売となった。
アマゾンに予約しておいたので、今日我が家にも届いた。
歌手は、ドラマで天野春子を演じる小泉今日子である。
CDのジャケットは、80年代を彷彿させる紙ジャケットとなっており、CDの表面は黒塗りでレコード盤みたいだ。

早速、梱包を開いて聞いてみた。
やはりテレビで聞くより、CDで聞いたほうが音もいいし声もクリアだ。
何度かドラマの中で流れていたが、小泉今日子は歌がうまい。
往年のアイドル時代を彷彿させる歌声に魅了された。
これは、やはり今年の紅白出場間違いなしだ。

ここで、もう一度歌詞をおさらいしてみよう。

「潮騒のメモリー」作詞・宮藤官九郎、作曲・大友良英

来てよ その火を 飛び越えて
砂に書いた アイ ミス ユー

北へ帰るの 誰にも会わずに
低気圧に乗って 北へ向かうわ
彼に伝えて 今でも好きだと
ジョニーに伝えて 千円返して

潮騒のメモリー
17才は 寄せては 返す波のように 激しく

来てよ その火を 飛び越えて
砂に書いた アイ ミス ユー

来てよ タクシー捕まえて
波打ち際の マーメイド
早生まれの マーメイド

置いていくのね さよならも言わずに
再び会うための約束もしないで
北へ行くのね ここも北なのに
寒さ こらえて波止場で待つわ
潮騒のメモリー 私はギター

来てよ その火を 飛び越えて

        
もう懐かしい80年代のヒット曲のフレーズが満載の歌詞である。
元ネタは何だろうと上げてみると

・「潮騒」三島由紀夫、山口百恵
・「津軽海峡冬景色」石川さゆり
・「高気圧ガール」山下達郎
・「ジョニィへの伝言」ペドロ&カプリシャス
・「17歳」南沙織
・「小麦色のマーメード」松田聖子
・「潮騒のメロディ」高田みずえ
・「セーラー服と機関銃」薬師丸ひろ子
・「北の宿から」都はるみ
等など

はっきり言えば、ヒット曲のいいとこどりで出来上がった詩ともいえるが、
ここまで堂々したオマージュをやられると、もう見事としか言わざるを得ない。

エスカレートする韓国の日本叩き

2013-07-30 22:37:30 | ニュース
韓国サポーター、安重根の大きな肖像画も レッド級横断幕 (夕刊フジ) - goo ニュース

サッカー東アジアカップの日韓戦での韓国応援団の行為は、非常識といわざるを得ない。
「歴史を忘れた民族に未来はない」という政治的メッセージを書いた巨大な横断幕を揚げたり、
日本の初代内閣総理大臣・伊藤博文をハルビン駅で暗殺したテロリストの肖像画も挙げていたという。
昨年のロンドン五輪のサッカー男子3位決定戦でも、竹島の領有権を主張するスローガンを掲げて問題になったこともあった。
何事にもフェアであるべきスポーツの世界でのこのような政治的パフォーマンスは反則である。

また、同じころ評論家で拓殖大国際学部教授の呉善花さん=日本国籍=がソウルの仁川空港到着後、
入国を拒否され日本に引き返したというニュースもあった。
呉善花さんとは、しばらく前に社会人大学の講師としてお会いしたばかりだったので、びっくりだ。
2007年10月、母親の葬儀に出席するために帰郷した際にも済州島で入国が一時拒否されたことがあり、今回で2回目だという。
今回は、親族の結婚式に参加するための訪韓だったらしいが、
「韓国を卑下して日本を美化」する「親日・反韓国女性評論家」というレッテルを貼られ、入国拒否されたらしい。
日本では、個人の思想や信条で入国拒否をするなんてありえない話だ。

韓流ブームなどで、一時期は韓国に親近感を持っていた時期もあったのに、
このような報道を聞くと、まだまだ民主主義が根付いていない国なのかと思う。
文明国であるはずの韓国が、自国で生まれた人間を入国拒否するなんて大きな人権問題であろう。
北朝鮮との問題なども山積しているなか、日韓はしっかり連携していく必要があるのに、
このような日韓関係の軋みはまったく遺憾である。
もっと大人同士の日韓関係が築けないものかと憂うばかりだ。

2013「夜叉ヶ池伝説マラニック大会」

2013-07-29 22:18:35 | マラソン
27,28日と2日間にわたって「夜叉ヶ池伝説マラニック大会」に参加してきた。スタートは岐阜県神戸(ごうど)町からで、福井県と岐阜県境にある夜叉ヶ池までを往復する大会である。私は昨年に続いて2回目だが、大会自体は今回で21回になる歴史ある大会だ。

27日の朝、石哲さんと車で会場に向かった。車では問題なく会場に着いたのだが、名古屋周辺から電車で向かおうとしていた人たちは、人身事故の影響でJRが止まってしまい多くの人が会場に到着するまで大変な苦労があったようだ。心なしか、スタート10分前の神戸町役場前は前回より人が少ないように感じた。




開会式が終わると、夜叉姫にまつわる龍神様の勇壮な踊りが披露された。龍がとぐろを巻くと、おもむろに夜叉姫が龍の中から登場する。この踊りはなかなか見ごたえがあるものだ。夜叉姫が登場すると、絶好のシャッターチャンスとばかりにカメラを構えた人が前に集まっていた。




龍神様の踊りが終わり、午前11時にスタートする。この日の距離は45キロだ。いつの間にか遅れていたランナーもぎりぎり間にあったようだ。電車で来ていたよっぴーさんやうっちゃんの顔も見えた。スタートして直ぐに日吉神社に立ち寄る。入口では地元の太鼓保存会による太鼓が打ち鳴らされていた。


日吉神社の本殿でマラニックの無事を祈願してコースに戻る。


その後、夜叉ヶ池伝説で龍神に嫁入りすることになった夜叉姫の父親である安八太夫安次の子孫だという第47代「石原伝兵衛」氏宅の夜叉堂に立ち寄る。これもコースの一部だ。


その後は、緩やかだが徐々に登坂の道となり、真夏の太陽が照りつけるなか、ひたすら前に進んだ。昨年は、雨の中で気温は22~23℃と例年より10℃以上も気温が低くかったが、今回は30℃を超える気温にすでになっていた。暑くて水や氷を被ってばかりでカメラを構える余裕もなく、ひたすらゴールを目指した。もう走りたくなくなっていたが、後半になるとみどさんが追いついてきてゴールまで一緒に走る。独りだったら、ほとんど歩いていただろうが話し相手がいると走れるものだ。7時間ほどで第1ステージの遊ランドにゴールする。遊ランドでは、夜叉ヶ池伝説にまつわる道中祭が行われており、出店や出し物で賑わっていた。道中祭の会場では、顔見知りのランナーたちと一緒に弁当を食べた。お風呂にも入り、ビールを飲んで食事を終えればもう終わってしまいたい気分になる。


参考1:第1ステージのコース平面図


参考2:第1ステージのコース断面図


しかし、本当の山場は第2ステージだ。シャトルバスでこの日の宿泊先である坂内交流センターに向かう。広い体育館の中で、毛布一枚での雑魚寝の後、翌日午前2時半に起床する。30分ほどで、朝食と身支度を整えグランドに集合する。


よっぴーさんとうっちゃんも快調そうだ。


そして、午前3時30分に第2ステージがスタートする。第2ステージは、第1ステージの倍である90キロを走る。通算で、66キロ地点で林道が終ると鳥居が見えてきた。


鳥居先のエイドで、トレイルシューズに靴を履き替え、夜叉ヶ池に向かう登山道に入る。


樹林帯の中を抜けると、空が大きく開け、巨大な夜叉壁と呼ばれる岩壁と細い滝の流れが見えた。滝は、「昇竜の滝」と呼ばれ、竜が空に昇っていくように見えることから名づけられたようだ。


巨大な「夜叉壁」は、クサリやロープが続くきついのぼりである。




「夜叉壁」を登り切り、木の階段を少し下ると目的地の夜叉ヶ池に到着する。標高1,100メートルにある夜叉ヶ池は、古来より水が涸れたことがないという神秘的な池で昔から雨乞いの池、また伝説の池として知られている幽玄な池である。まさに夜叉ヶ池伝説にふさわしい場所だ。




これは、登山道途中にある「幽玄の滝」だ。看板には「夜叉姫がこの滝の水で肌を清めて聖域に入り地底へ下り、身を潜めたという。滝の水は肌を若返らせ長寿が叶うとも伝わる。仙境の地にて所在わからず、幻の滝と言われていたが、遊歩道コース新設の折に不思議と出現したものである」と書かれている。


再び登山道入り口のエイドに戻り、靴を履き替えひたすらゴールを目指す。もうかなりのランナーが下山し後続ランナーは少なくなっていた。帰りは下り坂だが、下りでもあまり速く走れない。暑いのもあるが、スタミナもなくなっていた。楽しみにしていたエイドには、スイカが売り切れとなり、かき氷機が壊れたとかで、氷の塊にシロップがかかっていただけであった。やむを得ず、氷をかじり冷たいシロップで喉を潤した。

山を下りてからは、第1ステージ同様写真を撮る余裕もなく、ただただ前に進むのみだった。ただ、昨年見た「夜叉姫お迎え岩」だけを確認したくて、そこだけを探していた。「夜叉姫お迎え岩」は川上から左に大きくカーブする左側の深瀬橋で坂内川を渡る途中橋の上右に見える。夜叉姫が龍神の元に嫁ぐ道中二人が近くに来ると、坂内川に棲む魚族はたいそう歓迎した。ここを二人が立ち去った後、普通の岩が魚の頭の姿になったと言われている伝説の岩だ。どうでしょう?魚の頭に見えませんか!


さて、その後の足の運びはまったく進まず、通算93キロ地点の坂内交流センターの関門(12時)に間に合うことができなかった。昨年同様同じ場所で、私の「夜叉ヶ池伝説マラニック」は終わりとなった。7月の暑い時期に、2日間で135キロという距離を走るのは、並大抵ではない。しかし、そんな条件下でも多くのランナーが完走していた。やはり「夜叉ヶ池伝説マラニック」は十分なトレーニングを積んだ者でしか完走できない大会だ。自分のトレーニング不足を痛感したのであった。

参考3:第2ステージのコース断面図(コース平面図はGPSの受信状態が悪く正確な図面が描かれなかった)

今日から、夜叉ヶ池伝説マラニックに向かう

2013-07-27 06:32:16 | マラソン
昨年初出場した「夜叉ヶ池伝説マラニック」に今年も参加することになった。
2ステージに分かれ、1ステージ目は45キロ、2ステージ目は90キロの長丁場になる。
昨年は、2ステージ目の途中で事故があって打ち切りになってしまい90キロで終わった。
真夏の大会なので、正直言って90キロで終わり助かった気分もあった。
今年は、事故もなければ最後までやると思うが、暑くなることが最大の恐怖だ。
何とか完走したいが、一雨降って涼しくなってほしいと願っている。
今年も弱気ながら、参加する予定だ。

「韓国人と日本人~その本質を探る~」呉 善花(オ・ソンファ)さん

2013-07-26 23:09:20 | 社会人大学
第6回目の社会人大学の講師は、初の外国人講師だ。講師の呉善花さんは、韓国済州島生まれで、日本評論家、教員、言論家の肩書を持つ。大東文化大学(英語学専攻)卒業後、東京外国語大学地域研究研究科修士課程を修了。現在は、拓殖大学国際学部教授であり、韓国籍から日本に帰化した知日派でもある。

会場に到着し受付をすると事務局のT子さんが今日はいい話が聞けるよと、わざわざ言ってくれた。いままでそんなことを言われたことがなかったので、どんな話が聞けるかと大いに期待して席に着いた。講師席には、小柄だがきりっとした眼差しの美しい女性が座っていた。

事務局長の紹介のあと、呉善花さんの話が始まった。まず、日本語の発音が難しいという話から始まった。朝鮮語には濁音が元からなく、どうしてもうまく発音できないという。この為、自分の名前の日本語読みの「ご・ぜんか(呉善花)」を上手く発音できないので、朝鮮語読みのまま「オ・ソンファ」と名乗っているとのことだった。

今回の講演の主たる内容は、韓国人と日本人の本質を探るということで、いろいろ興味深い話が次から次と出てきて、飽きることがなかった。このところ韓国では、日本を過激に批判している様子が伝えられ、従軍慰安婦問題、竹島問題といたずらに対立を煽るような報道が絶えない。なぜそこまで、韓国人は日本人を嫌うのか理解できない部分も多かったが、今回の講演でかなり理解できたような気がする。

呉善花さんが来日して最初の一年は、日本人のおもてなし精神に支えられ日本は素晴らしい国だと思ったという。しかし、それは最初の一年だけで2~3年目になると、次第に日本人がおかしい、理解できないという思いにとらわれるようになったという。何故そういうふうに思うようになったのは、ほんの些細なことの積み重ねによる。例を挙げると、敬語の使い方が韓国とは違うという。韓国では、身内に対して敬語を使うが、日本では身内に対してはへりくだった言葉を使い、身内以外のものに敬語を使うというのが大きなカルチャーショックだったらしい。また、玄関から座敷に上がるとき韓国では、靴の向きはそのままだが、日本人はわざわざ靴の向きを外向きに変える。靴の向きを変えるということは、韓国では早く帰れという意味になるという。またご飯茶わんは、日本人は左手に持つが、韓国人は左手を使わない。鍋料理の時、日本では一人一人に取り皿を出すが、韓国では各自鍋に直接箸を出す。日本では、客人に割り箸を出すが、韓国ではそんなことはしない。等など、大した事でもないともいえるが、文化が違うということで“おかしい”“変だ”という気持ちが増幅され、耐えられない状況になっていったという。現在の韓国の日本嫌いの風潮は、この2~3年目の状況と同じだという。日本に3年いた韓国人は、これで日本が嫌いになって、韓国で日本批判を繰り返している人も多いという。しかし、彼女はそれを乗り越えると、逆にますます日本が好きになっていったという。つまり日本の文化の違いに慣れ、日本を理解できたからこそ改めて日本の良さを知り知日派として現在に至っているというわけだ。日韓のビジネスマンとの通訳・翻訳のアルバイトをしながら、東京外国語大学在学中に発表した滞日韓国人ホステスに関するルポルタージュ『スカートの風(チマパラム)』が話題を集めベストセラーにもなっていたのだ。

ただ、彼女の日本での活動の状況は、韓国では良く思われていないようだ。『スカートの風』が日本で評価されたのに対し、韓国では、呉善花は実在せず日本人がなりすましたのだという説が流れ、呉善花探しが行われたが実在することがわかりその話は立ち消えになった。2007年には、母の葬儀で母国に帰郷しようとしたところ、日本での「反韓国的な活動」が理由で韓国当局から入国禁止措置が取られたこともあったという。韓国では、彼女は親日派と呼ばれ、ほぼ売国奴と同じ意味で扱われているというから、韓国での日本嫌いは、異常なまでの盛り上がりなのだということを知って驚きを禁じ得ない。特に最近の安倍総理は韓国では軍国主義の権化であり、大手放送局や新聞社でも悪魔呼ばわりしているというのを聞き、唖然とする。確かに安倍総理の発言は、日本人でも軍国主義に傾斜している言動が見られ、先行き不安の要素はある。だが、ここまで他国の国家元首を悪魔とよびつけるようなことが国レベルで行われていたとは。今後の日韓関係の修復の難しさを際立たせているような気がした。

未だに、韓国は来日2~3年目の留学生レベルの認識でしかないのである。韓国人もそうだが、日本人もお互いの文化の違いを認識し、相互に理解を深める事をしなければ、いつまでたっても関係改善は望めないだろう。そんな中で、韓国と日本のそれぞれを知り尽くした呉善花さんのような人の存在は大きい。今までにも、何冊も日本人研究の本を出されているそうだが、後半の話では日本の素晴らしさを大いに取り上げてくれた。

いま世界で一番注目されているのは、「日本人」というブランドだという。中国人も韓国人も表向きは日本を嫌っているが、日本のモノは大いに売れているのである。化粧品、酒、和牛、カラオケ、アニメ等枚挙にいとまない。安くて大量にある中国製品、韓国製品よりも高くても精巧で緻密にできている日本製品は金持ちの間では飛ぶように売れているのだ。このようなものを作れるのは、世界において日本だけしかない。日本人はサービス精神に適し、秩序が保たれている(東日本大震災時の日本人の秩序ある行動は外国人には信じられないのだ。略奪、暴動があって当たり前な出来事なのだ)、日本人はモノに魂を吹き込むといった事が、日本人の特徴であり、出来上がったものはどれも外国人は真似できないものばかりなのだ。

日本は、山紫水明の国であり、海や山、森、沢、湖、川等ちょっと移動するだけで美しい自然が至る所にある。そして、あらゆるものに神が宿り畏敬の念を与えるものが多いということが、世界にも比類ない民族が出来上がった所以ではないだろうか。大きな山や、巨石、古木にも神が宿り敬うという精神が、受け身の思想を導き、和を重んじる国民性が生まれたのではないかという説も納得できる。

これほど韓国の人から日本の良さを挙げれらと、いささかこそばゆい気持ちになるが、改めて日本の良さを教えてもらったことはとてもいいことだった。やはり、日本人は日本のことをもっと良く知っておく必要がある。外国人と接するときには、日本の文化や歴史について自信をもって話してほしいと事務局長が案内文に書いていたが、まさにその通りだ。そんなわけで、今回の講演は今までにも増して素晴らしい講演内容だった。いつもは、帰りに講師の本を買って帰る事はほとんどなかったが、今回だけはしっかり購入し、サインも頂いた。本の感想も、時間があったら記事にしてみたいと思っている。

映画『真夏の方程式』

2013-07-25 23:56:31 | 映画
映画『真夏の方程式』予告編


解説: 東野圭吾の小説が原作のテレビドラマ「ガリレオ」シリーズの劇場版第2弾。とある海辺の町を訪れた物理学者・湯川学が、そこで起きた殺人事件の悲しい真相に直面する姿を、一人の少年との出会いを絡めて描く。テレビ版と前作に続いて福山雅治が主演を努め、子どもが苦手なのにもかかわらず、少年のために事件に挑む湯川を体現する。『妖怪人間ベム』シリーズの杏、ベテラン風吹ジュンら実力派が共演。科学技術と自然の共存という、劇中に盛り込まれたテーマにも着目を。(シネマトゥデイより)

あらすじ: きれいな海に面した玻璃ヶ浦で計画されている、海底鉱物資源の開発。その説明会に招待された物理学者・湯川学(福山雅治)は、緑岩荘という旅館を滞在先に選ぶ。そして、そこで夏休みを過ごす旅館を営む川畑夫婦(前田吟、風吹ジュン)のおい、恭平と知り合う。次の朝、堤防下の岩場で緑岩荘に宿泊していたもう一人の客・塚原の変死体が発見される。図らずも事件に直面した湯川は、旅館廃業を考えていたという川畑夫婦や、夫婦の娘で環境保護活動に奔走する成実(杏)らと塚原の思わぬ因縁を知る。(シネマトゥデイより)


東野圭吾原作とあらば、やっぱり見ておきたい。なかなか土日にいけないので、平日の夜、夕食を早々終えて近くの映画館まで出かけた。今年3月に公開された「プラチナデータ」に続く東野圭吾原作の映画化である。さすが売れっ子作家だけあって映画化される作品も次々と話題作である。

さて、今回の「真夏の方程式」は、福山雅治主演のフジテレビのテレビドラマ『ガリレオ』の劇場版第2作という位置づけだ。ガリレオシリーズの映画化第1作『容疑者Xの献身』以来5年振りの作品である。原作を事前に読んでいたから、やはり原作との違いがあるとどうしても気になってしまうところだが、主人公・湯川の相棒である刑事が柴咲コウ演じる内海薫から、吉高由里子演じる岸谷美砂へと変更された事以外は、ほぼ原作通りだったといいっていい。個人的には、柴咲コウの続投のほうが良かったのだが、いろんな内輪話によると柴咲コウが続投できなかった深い理由があったらしい。

さて、この作品は単なる推理ドラマで終わっていないところがいい。このガリレオシリーズでは、奇怪な事件を科学的な推理で解決していく内容が多いのだが、今回は湯川が苦手としていた少年との交流が物語の軸になっていることや、湯川自身が最初に事件に遭遇して、積極的に真相究明に乗り出しているのが他の作品と一線を画す。たまたま出会った少年との交流と、その周辺で起こった殺人事件を通して、湯川が気づいてしまった真相が、この作品の核心部分である。

キャッチコピーは「これは事故か、殺人か。湯川が気づいてしまった真相とは。」となっているのだが、早い時点で湯川は事件の真相がわかってしまったらしい。そして、その真相が公になってしまうことで「ある人物の人生が捻じ曲げられる」ことを防ぐために、警察よりも先に積極的に事件の真相に迫っていく。この結末には、賛否両論があるようだが、親を思う気持ち、子を思う気持ちを真相まで解き明かし、単なる正義感だけで終わらず、それもありだなと共感を与えるところが東野作品のいいところだ。

中でも、湯川の人間味がさりげなく表現されているのが、少年とのふれあいと彼への接し方だ。200mさきの海底の様子を見てみたいという少年のために、ペットボトルロケットとパソコンを使って、何度も実験を繰り返すシーンは、まるで父親が息子のために夏休みの自由研究を手伝っているかのようだ。ペットボトルロケットを飛ばすことで、どうやって海底が見えるのか不思議だったが、中に携帯が入っていてテレビ電話機能を使ってリアルタイムで海底の映像が送られてくるのにはビックリだ。少年が、携帯の映像を見ながら感激しているシーンが印象深い。こんな科学的な発想は、理科系出身の作家である東野圭吾の得意とするところである。

映像的には、真夏というタイトル通り、海岸や魚たちが泳ぐ海のシーンは美しい。静岡県の西伊豆等でロケしたらしいが、西伊豆にこんなにも美しい海岸があったのかと改めてロケ地を見に行きたくなったほどだ。また、「科学技術と環境保護」というテーマを織り交ぜ、科学者の湯川が環境保護活動家との対立を通し、どのような考え方を持っているのかを描いているが、さすが科学者らしい考え方だと感心した。環境保護だと声高にに叫び何でもかんでも反対ではなく、相手の主張にも理解を示し感情だけで行動すべきではないという。環境保護団体のかたくなな反対運動が、映画のワンシーンで一考を要することもあるなと、合理的で公平な見方を原作者から教えられた気がした。

「潮騒のメモリー」待望のCDリリース決まる

2013-07-24 21:37:46 | 音楽
潮騒のメモリー(初回限定紙ジャケ仕様~アナログEP風レトロパッケージ)
クリエーター情報なし
ビクターエンタテイメント株式会社


朝ドラ「あまちゃん」の挿入歌「潮騒のメモリー」のCDリリースが決まったそうだ。
もちろん歌っているのは、天野春子こと小泉今日子である。
当然CDは出ると思っていたが、やはりCDが出るということは嬉しい。

「潮騒のメモリー」は、「あまちゃん」のストーリー中“1986年に公開されたアイドル映画「潮騒のメモリー」の
大ヒット主題歌"というコンセプトで作られたオリジナルソングである。
当初は、薬師丸ひろ子演ずる鈴鹿ひろ美が歌っていたということになっていたが、
7月19日(金)オンエアの回で、この曲に秘められた謎がついに明らかとなり、
実は天野春子が影武者で歌っていたということが明らかになったのだ。
劇中でアイドルを目指していた天野春子のかなえられなかったCDデビューの夢が、
“17歳の天野春子が歌う「潮騒のメモリー」"として、まさに28年の月日を経て春子の夢がかなえられたというわけである。
ジャケットは、アナログEP風レトロパッケージで、遊び心で凝った作りがおもしろい。
発売日は、7月31日ということで、早速アマゾンに予約してしまった。

暦の上ではディセンバー 初回限定盤
クリエーター情報なし
ポニーキャニオン


おまけに8月21日には、同じく「あまちゃん」の挿入歌「暦の上ではディセンバー」もCD発売が決まったようだ。
こちらも同ドラマに登場する架空のアイドルグループ「アメ横女学園芸能コース」が歌う大ヒット曲という設定だ。
歌っているのは、2012年9月にデビューし、今夏は“サマーソニック2013"出演も決定している
「ベイビーレイズ」という5人組アイドルグループだという。
このグループも「あまちゃん」の人気でブレークするかもしれない。

NHK朝ドラの主題歌や挿入歌は、毎日聞かされることもあって注目度は大きいが
「あまちゃん」の人気度は、かなり凄いものがある。
「潮騒のメモリー」のCDが届くのが楽しみになってきた。

甘いスイカがとれた

2013-07-23 19:24:42 | 呟き
今日の暑さは、今まででも一番暑かったかもしれない。
こんな日は、冷たいビールもいいが、甘くて冷えたスイカが食べたくなった。

もう待ちきれなくなって、ずっと気になっていたスイカをついに収穫することにした。
大分前に収穫したスイカは、全く早かったが、今度のスイカは大きさもそこそこあり、重さは7.5キロと期待が高まった。


ワクワクしながら包丁をいれた。
しかし、包丁をいれた時、爆ぜるようなパリッとした音がしない。
あー!まだ早かったかなー。と、思ったが切ってみれば、まあまあの熟れ具合だ。


白い皮の部分が、少し多かったが甘さは十分ある。
我が家だけで食べるには、十分すぎるくらいの大きさだ。
これで、当分の間はスイカに不自由しないことだろう。

2013浜名湖サマーラン

2013-07-22 22:28:17 | マラソン
昨日は、毎年恒例の浜名湖サマーランに参加した。今回の参加で4回目となったが、相変わらず今年も暑い浜名湖だった。今回も40数名のランナーが集まり浜名湖をほぼ半周した。常連さんも多いのだが、初参加という人も半数近くいてフレッシュな顔ぶれでもあった。今月初めの石巻山登山マラソンに参加して、浜名湖にも続けて参加したという初参加者が多かったようだ。熱中症の危険が叫ばれるこのところの暑さだが、こんな真夏に35キロも走ろうなんて、まったくもって物好きな人たちがいるものだ(もちろん自分もその一人だが…)。

コースは、下記の通りだ。まず、弁天島のホテル「開春楼」裏手の浜からスタートする。その後、浜名湖大橋、浜名湖ガーデンパーク前を通り、浜名湖沿いの自転車道をひた走り、舘山寺まで行く。舘山寺からは、遊覧船で瀬戸までわたる(図中緑色のライン)。瀬戸からは、浜名湖の西岸を走り入出、鷲津駅前、新居関所などを通過して、再び弁天島「開春楼」にゴールする約35キロの浜名湖半周コースである。


今回は、多くのブロガーが写真を撮っていたので、私は遠慮して走る方に専念した。写真はお馴染みのブロガーのブログを参照されたい。

さて、最初の5キロほどはN山さんと一緒に、そこそこ普通に走った。しかし、今回もその後じわじわと暑さが応えてきた。トイレの頭や手足に水を被り、マイペースで進むことにした。お腹もすぐにすいてきたので、おにぎりを食べたりして一息をつく。スタートして1時間半ほどで舘山寺に到着する。11時くらいだったが、船の出航時間までにはまだ時間があり近くのうどん屋に立ち寄った。ほとんどのランナーはコンビニで昼食としていたようだが、私をはじめとする10名ほどは、うどん屋で生ビールとうどんで昼食となった。うどん屋に入った時は汗びっしょりで、生ビールを一気に飲み干してしまった。まさに、この生ビールを飲む為に走ってきたようなものだった。

その後、遊覧船乗り場に移動するとすぐに乗船時間となった。毎年、大勢で乗船するので、今回も団体割引で乗船だ。船の中では、神戸のIさん、ヨーコさんと話が弾みあっという間に瀬戸に着いてしまった。

しかし、瀬戸に着いてからの10キロほどが、もうやめようかと思うくらいきつい距離になっていた。気温が上昇し暑くなっていたのは当然だが、やはりうどん屋での生ビール一気飲みが効いてきていた。走るのはおろか、歩くのも息苦しくなっていた。もとからアルコールにはそれほど強くないので、最初の一杯は美味しいが、あまり飲みすぎてはいけない。アルコールの分解能力が、弱いことを忘れていた。ゆっくり歩いたり、水を被ったりして酔いがさめるまでひたすら我慢だ。10キロ先の知波田駅付近でよっぴーさんがスイカを用意してくれているという話を聞いていたので、スイカを楽しみに頑張った。

知波田駅前でやっとよっぴーさんのエイドに到着する。ほとんどの人が通過しており、最後尾に近かったが、残ったスイカにありつき何とか元気が出てきた。ここから、天竜浜名湖鉄道に乗ってショートカットするという方法もあったが、もう少し走ってみようという気になり、先に進んだ。このあたりから、二人の元気な女性たち(ひみつのあっこちゃん&瑚子♪さん)と並走することになり、最後まで走ろうという気分になってきた。コンビニでガリガリ君を食べてから少し調子が戻ってきた感じになった。

新居関所手前で、再びよっぴーさんのエイドで助けられた。冷たいコーラを何杯かおかわりして元気が湧いた。あとは、ゴールを目指してひた走る。午後5時前にゴールし、すぐさま風呂に直行だ。今年も暑くて大変だったけど、無事完走できてとにかくよかった。他のランナーたちも、熱中症にかかることもなく全員無事にゴールできたようだ。

お風呂のあとは、御馴染みの宴会だ。毎度おなじみの人もいるが、久しぶりに会った小松さんや東京のHさんとも話ができてよかった。参加者の一言スピーチなどを交え楽しい時間を過ごした。途中で帰った人もいたが、最後まで残った人たちで集合写真を撮って解散となった。


そして、今週末、来週末も真夏のランの予定が続く。果たしてどこまで走れるか、ドキドキだが、あくまでもマイペースで無理はしない走りで臨みたいと思っている。

富士サファリパーク「ジャングルバス編」

2013-07-21 22:03:53 | 観光
富士サファリパークでは、サファリゾーンをマイカーやジャングルバス、ナビゲーションカー等で車に乗りながら、猛獣を観察したりエサあげを体験できる。マイカーで回る人も多いのだが、やはり猛獣の形をしたジャングルバスで回ったほうがいい。マイカーでは窓を開けることができないので、エサあげ体験ができない。また、いい場所で猛獣の観察ができない場合もある。それに引き換え、ジャングルバスでは、クマやライオン、ラクダへのエサあげ体験ができるのが面白いし、間近に近寄ってくるのでスリルがある。バスは、トラ、ゾウ、サイ、ライオン等9種類あり、事前に好きなバスを選んで乗車時間を予約できる。我々は、子供たちの喜びそうなライオンのバスを予約した。


こちらは、ナビゲーション機器を搭載した、レンジャー用4WD車だ。この車も事前に予約すれば、マイカーでは入れないオフロード走行やキリン・シカなどのエサあげ体験ができる。ただし、クマやライオンなどは危険なのでできない。


さて、ライオンバスに乗り、これからサファリゾーンのゲートが開くのを待って中に入っていく。


まず最初のクマゾーンで、クマのエサあげだ。さすが、クマの力は強い。エサあげの金具ごと噛みついてくるので、かなり威圧感がある。うかつに網のほうまで手を延ばすと大怪我をしてしまうので注意しなければならない。




次は、ライオンゾーンでのエサあげだ。ライオンのメスたちは腹を空かせているのか、ものすごい食欲で金網に爪をかけてくる。金具の先に挟んだ肉はあっという間になくなってしまう。


金網越しにゾウがゆっくり歩いているのも見えた。


ラクダがバスの前を悠然と通り過ぎていく。


ラクダもエサをねだりに近寄ってきた。体は大きいが、クマやライオンよりは怖くない。


その後もサイ、シカ、バイソンなどを見て回る。






ジャングルバスは1時間弱で園内を一周した。ウォーキングサファリとは違った視点で見ることができて、こちらもお勧めだ。

その後時間がまだあったので、馬のレースを見に行く。ちょっとした競馬が行われ馬券の販売もある。妻が、ある馬に賭けたが残念ながら2位となり外れてしまった。








こちらは、「昆虫サファリ」の会場で見つけたカブトムシだ。


クワガタやカブトムシが一杯いて、お母さんの服に子供たちが捕まえてきたカブトムシをくっつけた様子だ。


ザリガニもいる。


こんな風にザリガニ釣りをしている。


私が釣り上げたザリガニだ。


なんだかんだと見て回っているうちに4時すぎとなった。あとは、ソフトクリームを買ったりお土産を買ったりして帰ったのだが、子供に付き合って観光するのはやはり疲れるものだ。マラソンや登山から帰ってきたよりも疲れた気分だった。