みに・ミーの【みにスケール模型日記】

ミニスケールAFVを中心とした模型日記です。

AFVクラブのチャーチルMk.3 その9

2008年11月29日 22時31分24秒 | AFV(英・チャーチル)
 車体後部のスモークディスチャージャー周辺です。実際はこの上の方にもう一枚装甲板が付くので、あまり見えなくなりますが、プラパーツとエッチングパーツを使ってここまで再現されています。このチャーチルのエッチングパーツの多くは、エッチングパーツの穴が車体側から飛び出している突起にはまるようになっているので、位置決めは楽です。また曲げ加工も特に難しいところはありませんでしたので、シリウスのエッチングプライマー一つでみんな出来てしまいました。大枚はたいて買ったHold&Foldの出番がなかなかない…。あっ、しまった、エッチングパーツの切り出し跡がちょっと残っている…。あまり目立たないかな?

AFVクラブのチャーチルMk.3 その8

2008年11月27日 00時02分41秒 | AFV(英・チャーチル)
 さて、チャーチルのキャタピラですが、ご覧の通り変な突起があります。こんなのも押し出しピンなんでしょうか。ただゴムにせよ塩ビにせよ、軟質素材の整形はちょっと面倒。しかもキャタピラ8リンク毎に一カ所必ずあるので、なかなか接地面だけに収めるわけにはいきません。どうしても見えるところに来てしまいます。特に上部フェンダーを外して製作する場合は困りますね。ついでに、スポンソン側面の予備キャタピラにもしっかりついています。
 そうなると、プラ製連結式キャタピラが欲しくなりますね。あれ?もしかして、別売りの連結式キャタピラを買わざるを得なくする、という陰謀なのでしょうか? ドラゴンじゃあるまいし、まさかAFVクラブはそんなことしないとは思いますが…

AFVクラブのチャーチルMk.3 その7

2008年11月26日 00時44分35秒 | AFV(英・チャーチル)
 少しずつしか進みませんが、やっとここまで来ました。但し、車体の天板は仮組状態で、接着していません(すこし浮いてますね)。前面装甲板のかみ合わせの都合上、組み立て説明図の指示に従って天板は後から接着することになります。その後でははまらないパーツがあるんですね。それに、ご覧の通り各ハッチはみんな別部品ですから、ハッチを閉じるなら車体箱組みの前に取り付けておかねばなりませんし。
 さて、スポンソンまではすんなり来たのですが、その後の車体の箱組みがどうなることか、実はかなり不安だったんです。だって、各面バラバラの箱組みですよ…。
 結果は、まあまあでした。左右スポンソン基部を底面板に取り付け、そこに後部装甲板を取り付ける。その時点で前方後方ともに、接着面にやや隙間ができます。特に前方は、スポンソン基部板と前方誘導輪支持板とを、あらかじめきちんとツラ位置にしておかなければ、かなり隙間ができそうです。ここをいい加減にすると、その後で車体前面装甲板と操縦席装甲板の取り付けが大変になります。
 とは言うものの、箱組みの精度は決して悪くはありませんでした。やたら部品数が多いだけに、ある程度覚悟していたのですが、このくらいなら慎重にやれば大丈夫。ところで、車体全部上面の装甲板パーツ(B20)、説明図では裏側の押し出しピンの突起をカットするよう指示されているのですが、実際は出荷時にすでにカットしてありました。
 ご覧の通り、スポンソン後方の予備キャタピラは、組み立て説明図に従ってもう接着してあります。支持具はエッチングパーツです。車体箱組みの作業をしていると、どうしてもこの予備キャタピラに触れそうになるので、さわって取ってしまわないよう注意が必要です。

AFVクラブのチャーチルMk.3 その6

2008年11月24日 07時35分43秒 | AFV(英・チャーチル)
 さて、AFVクラブチャーチルのサスペンションですが、くれくらい動きます。もっと力を入れれば転輪がもっと奥まで上がりますが、実車ではそこまで上がることはないでしょう。パーツの構造も巧みに作ってありますから、少々動かしても強度的には問題ありません。むしろ問題なのは、実際動いたからってどうなるの?ってことかも(笑)。私はジオラマにする力も暇もありませんから、単体のディスプレイならべつに動かなくても…
 で、越えようとしているのがなぜ『絶望先生』? いえ、ちょうど手近にあったってだけで、深い意味はありません。最新刊? 買いましたよ。もちろんDVD付き限定版の方。で、DVD付き限定版と、通常版とでは、本にわずかな違いがあるそうですから、通常版の方も買ってしまいました。まあファンとしてはそれくらいは…。このAFVクラブのチャーチルだって、三箱買ってるんだもん。

AFVクラブのチャーチルMk.3 その5

2008年11月23日 00時02分08秒 | AFV(英・チャーチル)
 本日の作業時間はわずかですが、ここまで来ました。前方誘導輪まで取り付けると、やっとチャーチルらしくなってきました。誘導輪の支持板の接着も、それほど問題はありませんでした。どうしてもわずかに隙間ができますが、溶きパテや光パテですぐに埋まりますし、そもそもその後に泥よけ板を付けますからほとんど見えなくなりますし。ここから先の大きな問題は、車体の箱組み、キャタピラの装着、砲塔の組み立て、というところでしょうか。その他はただひたすら細かい部品の取り付けということになりそうです。AFVクラブのパーツというのは比較的遊びが少なく、うまく行けばカチリとはまる。さもなければ、ややきつめ。
 いや、波乱のない模型作りというのは楽しいものです。ただし、波乱がなくても、作業が「さくさく」か「ちまちま」か、という問題はありますが。もちろんこのチャーチルはかなり「ちまちま」です。

AFVクラブのチャーチルMk.3 その4

2008年11月22日 14時03分01秒 | AFV(英・チャーチル)
 昨夜はここまでしか進みませんでした。スポンソン上面のキャタピラレールを前に延長するようになっていますが、このパーツも接着面が小さく、また接着位置を示すガイドもほとんどないので、レールがまっすぐになるように気をつけます。
 前方誘導輪の支持板、組み立て説明図では先に誘導輪を挟んで接着した後で、スポンソンにくっつけるようになっています。但し、支持板の車体表側とスポンソンとの間に少し隙間が空くようですので、写真のように内側の支持板だけ先に接着し、固着後に転輪と外側を取り付け、隙間が空かないように調整するつもりです。
 これだけ部品分割が多いと、その前の工程でのちょっとした接着の仕方の違いで、次の部品の接着位置にわずかながら影響がでるのは仕方がありません。しかし、丁寧に位置合わせをしながら進めれば、決して組みにくいということはありません。

AFVクラブのチャーチルMk.3 その3

2008年11月20日 23時33分59秒 | AFV(英・チャーチル)
 今日はここまで来ました。これでスポンソンとサスペンションの基本的な組み立ては終了です。昨日組み立てたサスペンション回りをスポンソンに取り付ける際に気をつけるべきことは、実車と同じ向き、つまり車輪の方向を下にして作業することです。そうすると可動の転輪アームが重力で下に下がりますので、そこにサスペンションとスプリングを差し込み易くなるわけです。逆に車輪の方向を上に向けると引っかかって差し込めません。
 次の手順としては、サスペンション基部を先にスポンソンに接着し、それから転輪を装着するとよいでしょう。まずサスペンション基部の接着には、流し込み接着剤を使用。はみ出さないように少量流しても、結構がっちりくっついてくれます。それがある程度乾燥してから、スプリング先端の穴と転輪アーム先端の穴とを合わせて、そこに転輪を差し込んでゆきます。その再、穴がきつめなので、あらじめヤスリを軽く通して穴の径をわずかに広げておくとよいでしょう。
 さてこのサスペンション、なかなかうまく動いてくれます。ジオラマにする人も、キャタピラがなにか突起を踏んづけた感じを簡単に表現できるでしょう。ただ、ちょっと心配なのは、この状態で転輪は常にバネの力で地面の向きに押された状態にあることです。AFVクラブのパーツは大抵接着面が小さいので、11本ものバネの力を常に受けていて接着部分の強度は大丈夫なのかな。今はよくても、完成後何年も置いておくと経年劣化で…。まあ、それは完成してから心配しましょう。
 AFVクラブは確かに部品数が多い。やたらと細かくパーツが用意されているからです。しかし、その部品数の多さを除けば、非常に組み立てやすい。ここまでは何のイライラもなく、すんなり進みました。その点、部品数が多い上に精度が低いドラゴンとは、やはり異なります。そこは、模型に対する愛の有無でしょうかねえ。AFVクラブは模型に対する愛がある。一方ドラゴンは…。あ、ドラゴンの1/35は知りませんよ。私が腹を立てているのはドラゴンのミニスケールです。AFVクラブが1/72のキットを発売してくれれば、ドラゴンなんざぁ敵ではないのですが。

AFVクラブのチャーチルMk.3 その2

2008年11月19日 23時30分28秒 | AFV(英・チャーチル)
 サスペンションの組み立てです。AFVクラブらしく、かなり部品数は多い。タミヤなら左右貼り合わせで済ますところなのでしょうが、このキットでは、サスペンション基部の左右側板、それにその間に並ぶ仕切り板、さらに可動式の転輪アームから構成されています。初心者にはお勧めできません。とはいえ、ここまで「はねるのトびら」を見ながらできてしまいましたから、決して難しくはありません。このチャーチル、複数台作るつもりですから、自分用に組み立ての注意点をメモしておくことにします。
 まずサスペンションユニット基部のパーツ(長い側面板)について。この側面パーツ、前方の補強板の有無を選択できるようにするため、こんなに長いのに途中で二分割されています。おまけにその接着用の糊代がとても小さい。しかし、転輪アームの取り付けなどの都合で後からくっつけるわけには行かないので、先に接着しておかねばなりません。次の作業での取り回しのため、まずここで十分固着させておきます。
 次に、この写真ではあまり見えませんが、この側面版内側には仕切り板が11枚あります。先にこれを
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の様に側面版の片側に並べて接着しておかなければなりません。ただこの仕切り版が、ディテール重視のためか、非常に薄くて接着しにくい。でもしっかり直角を保っておかないと、反対側面を接着した際にきちんとハシゴ状に組み上がりませんから、ここは接着剤がある程度乾いてから次の作業に進みます。ちなみに、仕切り板のパーツD18とD19は、組み立て説明図の接着位置が逆なのではないかと思います。形が非常に似ているので間違えやすいのですが、説明図の通りだと仕切り板がはみ出して、スポンソンに接着する時邪魔になります。
 さて次は、転輪アームを挟み込みながら、サスペンション基部左右を仕切り板を介して貼り合わせます。転輪アームは可動ですから、この貼り合わせが非常にめんどくさい。転輪アームをすべてはめ込んでから接着するのではなく、転輪アームを一つずつ組み込みながら、仕切り板を一枚ずつ接着するのが結局便利できれいにできます。
 写真は組み終わったところ。上は転輪アームを最も折り曲げた状態で、下は転輪アームが最も伸びた状態です。これくらい動くんですね。さて、これを昨日のスプリングを組み込んだスポンソンに接着するのですが、可動式のアームが邪魔をして、非常に組み立てにくい。ごそごそやってるとせっかく組んだ転輪ユニットが曲がってしまいそうですから、ここは一晩置いて十分乾かすことにしましょう。

 ちなみに今日のような箱組み、と言うよりハシゴ組み、しかも接着面の少ない作業の時には、種類の違う流し込み接着剤を併用しています。いずれもクレオスの流し込み接着剤で、「Mr.セメントS」と「Mr.セメント・リモネン系」。その最大の違いは接着速度。Sの方は、固着が非常に速い。液の蒸発も速い。一方リモネン系はしばらくは接着効果が出ず、位置合わせがしやすい。これを場所によって使い分けるわけです。どちらも細い合わせ目にすーっと入ってくれますし、乾燥後はがっちりくっつきます。ただSは、タミヤの流し込みとは明らかに臭いが違います。昔実験室で嗅いだトルエンに似た、甘い臭いとでも言いましょうか。確かにがっちり接着ができますが、換気には十分ご注意を。もう一つ感じるのですが、これらの接着剤が使いやすいのは、一つはキャップについているブラシのおかげではないのでしょうか。先が細くまとまっている上に、筆の含み量が多い。だから細いところに確実に当てて、かなり向こうまですーっと接着剤を流すことができるんです。
 もひとつついでにこのキット、湯の回りをよくするためか、パーツの湯口が独特の形状をしています。何と申しましょうか、パーツとランナーが四角錐でつながっているとでも言いましょうか。M5スチュアートの時はどうだったかなあ。こういうのをきれいに切り離すには、やはり良質の薄刃ニッパーが便利で、しかも切断面がきれいです。

AFVクラブのチャーチルMk.3 その1

2008年11月18日 21時43分04秒 | AFV(英・チャーチル)
 いや、とうとう出ました。AFVクラブのチャーチル。先週末には各地の模型店に入荷したようですが、私は少々出遅れました。箱絵等は既にネット上で見ていましたが、さすがにパーツは実物を見てみないと実感が湧きません。AFVクラブらしく、かなり細かい部品分割で、ざっと見たところ問題はなさそうです。車輪パーツの軸が結構長く飛び出していますので、箱の中でパーツに力が加わって、どの箱を見ても駆動輪のパーツがランナーから外れていました。但し湯口の位置からして全く問題はありません。あちこち聞いてみると、どこも既に最初の入荷分は店頭から姿を消しているようです。へえ、イギリス車輌ってそんなに人気があったのか…。
 さて早速組み立て中です。これは多脚歩行式メカがひっくり返っているのではありません。スポンソンパーツにコイルスプリングを装着した状態です。またスポンソン側面にはリベットを接着しています。
 スプリング軸にスプリングを通した後、それをスポンソン側の穴に引っかけておいて、スポンソンパーツを貼り合わせます。チャーチルの場合、転輪が片側11組ずつと多いので、面倒な作業なのかと思いきや、いやいや、ここまではたちまち出来ました。ただし、このスプリングが押されて転輪が可動になるはずなのですが、組み立て説明図には「接着するな」の指示がありません。でもここを接着してしまったら可動になりませんので、たぶん接着しないが正解でしょう。また接着していないので軸の頭が今はあっちこっちを向いていますが、これは後でそろえて転輪の軸を通しますから、問題なし。
 このMk.3の装甲板リベットは円錐形のではなく、側面の角が落としてある形のタイプです。スポンソンの装甲板に裏から穴を開けて接着するようになっています。穴あけは1.4ミリくらいのピンバイスを使うとよいと思います。
 さて、ここまでは非常に作りやすかった。この後もすんなり行きそうな予感。でもしばらく本業が忙しくなりそうなので、スピード完成は期待できませんけど。

イタレリのジオラマアクセサリー その3

2008年11月16日 20時01分31秒 | パーツ
 次は建物の廃墟、左が6087、右が6090のパーツです。いずれもイタレリの1/35と同じ形のものですね。パーツの構成も1/35と同様、芝居の書き割りみたいに表だけが成形されており、裏側は再現されていません。まあ背景と割り切ればいいかな。それか、適当な大きさに切った薄めのプラ板にパーツをべちゃーっと貼って、輪郭や窓のラインに沿って切り落とせば、裏側すかすかはとりあえず防げそうです。
 箱絵の塗装はかなり上手なので、いかにもジオラマで効果を上げそうです。それか、ジオラマベースまで作らずとも、模型店のショーケースに車輌とフィギュアと一緒に背景として置くだけでも、簡易展示としては見栄えがするかも。