東洋医学者への道

自分の鍼灸治療院を開業してからは、治療以外の日々を書いています!専門学校の入学時以来、勉学の日々をつづり始めて7年目。

歯槽膿漏と歯茎痛には「女膝」!

2009年07月31日 | 鍼灸・東洋医学
診療所の見学でした。湿度が高いからか、体調を崩している人が多く、午前診が混んでいて、てんてこ舞いでした。
火曜日夜の番組でたけしの番組で「本当は怖い家庭の医学」で、北里大学の先生が冷えに効くツボについて解説していたのを患者さんが診ていて、それが話題にのぼっていました。東洋医学がスポットライトを浴びるのもメディアの力なのか…と。

いつもとは違う所の足の踵にお灸を3壮されています。そんなとこにツボがないのに、いったい何?と思って問うたら、経外奇穴で「女膝(じょしつ)」というとのこと。
特効穴らしいのですが、いったい何に???と思っていたら、歯槽膿漏や歯茎の痛みに即効効くのだそうです。
そういえば、いつもはないのに、「歯茎が痛むんです」って患者さんが訴えてられましたから。そうなんだ~ 
私も実際に、是非是非、使ってみたい!

菊花茶を作って飲んでみました。目の疲れによいそうです。
見た目も奇麗でしょ~

施術所を開設するには

2009年07月30日 | 鍼灸・東洋医学
パワーが要ります!
手続きがややこしいだけで、難しいという訳ではないのですが、結構つかれます。
鍼灸師会に入会するだけで、書類を整えるのに1日ではできませんでした。フゥ~
入会金や会費を送金して完了したかと思えば、講習会を受けなければならないとのこと。
保険請求の講習なんて9月の開院してからでいいやと思っていたら、開院したらまた別の用事が増えるので、今のうちに受けておいた方がいいとアドバイスを貰い、8月に2日、講習会があるのですが、お盆休みくらい休みたい~って感じです。

開設届を出すのは、施術所を開設してから10日以内と法律で決まっているのですが、開設と開院は違うのだそうです。
開院は私の場合、9月9日に決まっているので、それから11日の大安に届けを出しに行こうと予定していたら、これまた保健所の立入検査があるので、開院前にそれが終わっていた方がベターだというアドバイス。
ということで、開設日は9月1日、2日の友引に提出しに行くことにしました。

これからもきっと、「ひぇ~どうしよう」って思う場面にぶつかるにちがいありませんが、少しばかり痩せそうです。
診療着をピンク色のチュニックにしました。ピンタックのデザインがとってもかわいいの!

画像はorenopanのキャラメルクリームパンで、五山の送り火にが一つずつ描かれていました

oreno panでイートイン!

2009年07月29日 | 鍼灸・東洋医学
朝一番にバイト代をいただきに一乗寺に行って来たついでに、oreno panでパンを買って、イートインができるので、3階のカフェでカフェオレと一緒に朝食をいただきました。パテシエの方は12時からなので、スイーツは買えずちょっと残念でした。

午後は京都府鍼灸師会に入るためには、開業する場所の支部長に承認印を貰ってから申し込むということになっているため、支部長のいらっしゃる鍼灸院に出向いて承認して頂きました。
近くの鍼灸院で、2月にオープンしたところのようで、とっても感じのいいスペースでした。ぼちぼち開業にもリアリティーが出てきました。
今日は鍼灸院用の通帳も作りました。

9月9日9時開院とアナウンスしたので、今まで来てくれていた人が、記念すべき日時に開院一番の患者様になりたいと、予約してくれました。
開院早々、まさに幸先のいい「福の神」!
9時じゃなくても何時でも一番にかわりないのだから、何時でもいいよと言ったのですが、9時じゃなくちゃ意味がないんだそうです。

さて、明日は治療用ベッドを注文しましょう。

「菊の節句」の開業にむけて菊花酒を作りました!

2009年07月27日 | 鍼灸・東洋医学
陽の数である奇数の極である9が2つ重なることから「重陽」と呼ばれる大変めでたい日とされる9月9日に開業することにしました。
2009年9月9日9時に開業します。といっても、その日の9時に患者さんが来てくれるはずもありませんので、意味のない数字と言ってしまえばそれまでですね。
どなたか開業1番目の患者さんになって下さい!水曜日です~。

9月9日は「菊の節句」ともいわれ、菊の花を飾ったり酒を飲み交わしたりして祝ったそうです。
平安時代から菊花酒(菊の酒)を飲む風習があったそうです。

松尾芭蕉の句に
草の戸や 日暮れてくれし 菊の酒

というのもあるそうです。
ということで、記念すべき9月9日に飲む菊花酒を作ることにしました。
1~2ヶ月で飲み頃になるそうです。ということは、いまからつけて、ちょうどいい感じ~ということで、祇園祭の頃に作りました。
菊花酒は薬膳で、パソコンの疲れ目や、目の充血に効くんだそうです。お試しください。

「宮廷女官チャングムの誓い」で、チャングムの親友・ヨンセンが懐妊したとき、風熱で悩む彼女のために、頭痛を和らげるお茶として菊の花のお茶を処方していました。 お茶も患者さんにお出ししましょう!

菊花酒を作って、1番目の患者さんに飲んで頂くという訳ではありません。
開業を記念して、親しい人とオープニングパーティーをこそっと開こうと思っています。そのときに振る舞う酒が、菊花酒です!振る舞い酒といっても、1日1回10mlだけ飲む薬膳ですけど~

ベルリオーズの「幻想交響曲」で夏ばてを吹き飛ばした!

2009年07月26日 | 鍼灸・東洋医学
朝から大学の研究室の手伝いがあって、神経内科の外来で誘導係をしていました。生活習慣病や喫煙の生活指導のブースもあり盛況でした。
そんなこんなで昼過ぎまで拘束され、お弁当が出されたのでいただいて帰りました。

夜は息子の音楽教室の指揮者が音楽高校のオーケストラの定期演奏会の指揮をするので北山のコンサートホールまで出かけました。
コンサートづいてますが、シュトラウスの交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」、ベルリオーズの「幻想交響曲」など、好きな曲だったので楽しみにしていました。

高校生とはいえ、なかなかすばらしい!こんな大曲ができちゃうなんてすごいです。
幻想の5楽章の鐘が聞きたかったのです。プログラムの解説を読んだら、ますます興味深いのです。
私がアマチュアオケに入っていたときに、オケでこの曲を演奏したのですが、鉄工所をしてるというオケメンバーが作ってくれた鐘を使った記憶があります。
これまた管楽器と打楽器が大活躍なので、スカーっとしました。

明日の日曜日は少しゆっくりしようと思います。

祇園祭りの後祭り、御輿が暴れる!

2009年07月25日 | 趣味・美術・映画
祇園祭の鉾巡行の1週間後の24日に後祭りがあります。
行事は一言では書けませんが、朝は花笠巡行があり、夜は3基の御輿が暴れるのです。
「わっしょいわっしょい」「わっしょいわっしょい」のかけ声で、御輿が暴れる場所があり、御輿を担いで荒くれ男たちが通るのです。御輿の前後には優雅に馬に乗った稚児などが通り、太鼓とともに優雅な行列があり、御輿は三若、四若、錦と三基が時間をあけて通るので、かけ声が聞こえて来たら、慌てて通りに飛び出すのを4回繰り返しました。(1回は雅やかな行列)
町内の人たちは、椅子を家の前に置いて、団扇で涼を取りながら近所の人と話しながら見てるのですよ。裃のお役の人と挨拶を交わしながら。祇園祭は身近な祭りだな~って感じます。
三基目の錦の御輿が通り過ぎて、さあ、ジムへ行こうとしたら、御輿と方向が同じで、暴れまくる御輿の後ろを点いて歩く形になってしまい、祭りの臨場感がそのまんま伝わってきました!

これで祇園祭は終わりです。
またもやエネルギーを貰ってしまいました!



大野和士のショスタコービッチにブラボー!

2009年07月24日 | 趣味・美術・映画
今夜はアカデミーの特典チケットで京都市交響楽団の定期演奏会に出かけました。三男は小豆島に小学校から二泊三日で出かけているので、心配したり、寂しいと嘆いてるママ友とは正反対に、超お気楽な母です。
京響のコンサートによく特典チケットで行くのですが、いつも開演ぎりぎりに行くので、チケットを引き換えたら3階席後ろの方。でも、それがまた結構眺めも良く、音響もそれほど悪くないので気に入っていたのです。というより、特典チケットだから、その席なのだろうと思っていました。
今日はお友達親子と約束していたので、開場と同時に入ったら、1階席前から6列目の舞台に向かって左手の方。前から6番目は舞台に近いし、指揮者が出てくる舞台袖に近いので、指揮者をたっぷり見れたのです!

現在、フランス国立リヨンか劇場主席指揮者の大野和士さんが指揮で、彼のプレトークもしっかり聞きました。ショスタコービッチの話が盛りだくさん聞けて、満足!
スターリンの怒りをかったオペラ『ムツェンスク郡のマクベス夫人』の後に発表された交響曲第5番ニ短調「革命」(作品47)が今日のメインなのです。
ラヴェルの2曲、舞踏音楽「ラ・ヴァルス」も組曲「マ・メール・ロワ」も軽やかなかわいらしい曲でした。
さて、ショスタコービッチの「革命」。好きな曲ですが、大野さんの指揮は素晴らしかったです。
指揮する指揮棒も、指揮棒を持たない左手もしなやかに踊っているのです。
木管楽器も金管楽器もソロが素晴らしい。自分が木管楽器を吹くようになって、管楽器は一人一人がソリストだと思わざるを得なくなり、今日は、ファゴッとのtopがしっかり見えたので、見とれてました。
でも、やっぱりショスタコービッチは金管楽器とティンパニ無くしては語れませんよね!彼らもブラボーでした。

弦楽器のひたすら刻んで引き続ける、4楽章は気の毒なぐらい。パートが一つになって聞かせてるんですから、集団の威力を感じますよね。

25年程前、芥川也寸志さんが存命中に、芦屋交響楽団に所属していたときに、ショスタコービッチの「森の歌」を演奏しましたが、あれは合唱も含めて素晴らしかったです!あんな経験二度とできません。芥川さんは怖かったですけど。

あのスラブ的なショスタコービッチの不協和音のような響きが残るんですよね!力強さが、パワーをみなぎらせてくれました。
拍手しすぎて、手は痛くなりましたけど。

友達親子は大野和士さんの出待ちをして、バイオリンケースにサインをしてもらったそうです。良かったね~!わがオーケストラの将来有望な少年バイオリニストのバイオリンケースには大野さんのサインが~
そのとき、一緒に聴いたよね!

ウルトラマンのランプのように…

2009年07月22日 | 鍼灸・東洋医学
昨夜から、ピコピコ信号を出してます。(これを書くと心配してくれる方がいると思うので、あまり書きたくないのですが)
これはいかんと、和中飲を飲んで回復を図ってますが、そうはうまくいかないのです。
どうやら冷房風邪かもしれません。
大雨の中、大阪までファゴッとのレッスンで行ったのは良いのですが、帰りの阪急で、降りるべき烏丸ではっと目が覚め、降り損ね、終点の河原町まで行って引き返すというような疲れ方です。
帰りにデパ地下で晩ご飯のおかずを買って、家に帰って食事を作り、それから予約の入ってる7時半からの夜診のため出かけました。
家から整骨院まで治療着への着替えも入れ1時間。6時半に出かけて、3人の鍼治療で、家に帰ったら9時半を回ってました。
これでは身体が持たない~
ファゴットを取るか、治療を取るか…
普通は治療を取るのでしょうね~
私はどうしようかな…

明日は三男が臨海学校で小豆島に出かけるため、お弁当も作らなくてはならず早起きなので、寝なくちゃ!

写真を撮る元気もなく、先日の豪邸のある桂坂の風景です。

PLAIN PEOPLE アーミッシュの生き方

2009年07月21日 | 趣味・美術・映画
今日は海の日。ホテルで開業日でした。原則月に4回(毎週日曜日)に開いているので、そのうち月に2回来て下さる方がいます。定期的に鍼灸治療を受けるというのが体調管理に良いようです。考え方は人それぞれですが、そのように定期的に来て下さる方があるということは、私にとっては励みになって、とても嬉しいことなのです!

先週の木曜日に診療所の帰りに、左京区の思文閣美術館で、「PLAIN PEAPLE アーミッシュの生き方」という展覧会を観てきました。 遠方で京都に来れない人からのリコメンドでした。
アーミッシュというのを知らなかったのですが、ロハスな生き方、精神には感動しました。共鳴できても、実践できるものではありません。コミュニティでは自転車さえも禁止で、スクーターや馬車の生活です。コミュニティには、医者、弁護士という専門職はいません。
銃撃事件で、犯人やその家族を許したことにも驚きましたが、事件10日後に、学校を壊し更地にしてしまうところも徹底しています。そんな所で、子供たちが勉強など続けられないというだけでなく、報道陣などに入ってこられ、見せ物にしたくないとのことでした。素晴らしいポリシーです。ということで、美術館の中は奇妙な平穏さが満ちていました。

http://www.shibunkaku.co.jp/artm/amish/