かのあゆブログ

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ウィンタブさんにてTelcast社製10.1インチAndroidタブレット「X10 3G」のレビューを書かせていただきました

2016-05-13 07:51:16 | Android

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何回かWindows 10 Mobile関連の記事を紹介していただいたWindowsタブレット情報サイト「ウィンタブ」さんからTeclast社製10.1インチAndroidタブレット「Teclast X10 3G」を提供していただき、レビューを書かせていただくこととなりました。外部サイトへの記事の提供は初となります。近日中に記事のほうが掲載されると思います。

Teclast X10 3GはMediaTek社製ローエンド~ミッドレンジ向けのオクタコアSoC「MTK8392」を搭載した、このサイズとしては珍しい低価格帯のAndroidタブレットとなります。またこの価格帯でありながら3G通信もサポートしており、通常SIMが刺さるSIMカードスロットも搭載されています。

日本で正式に販売されている端末ではないため、日本語ロケールがシステムに完全に含まれていなかったり、Google Mobile Service関連のコンポーネントがGmailとGoogle Play Storeのみと本当に最小限のコンポーネントであとは中華椨でおなじみの中華アプリ群がプレインストール(ただしすべてアンインストール可能)されていたりとおおむねいつもの中華椨らしい部分はあるものの、液晶は視野角が広く、表示も美しいIPS液晶を採用していたり最後に使った中華椨であるU-ZONE Q7V以前と比べるとハードウェア面ではこのクラスの中華椨も大幅に進化した感があります。

ただしオクタコアSoC搭載とはいえ、中身はCortex A7アーキテクチャのローエンド~ミッドレンジ向けSoCとなるため、ミッドハイ向けの同社製「Helio X10」やQualcommの「SnapDragon 615」、ハイエンド向け「SnapDragon 810」などと比べると性能は大幅に落とされており、ベンチマークスコアとしてはおおむね2~3年前のSnapDragon S4 Pro~600搭載機、あるいは現在のSnapDragon 4xx搭載機などと似たようなスコアとなります。また搭載GPUも2012年に発表された「ARM Mali-450 MP」で2016年現在となってはOpenGL ES 3.0にも対応していない時代遅れのものとなっているため、最新の3Dゲームを動かすにはパワー不足な印象でした。またTeclastによるOSのチューニング不足なのかそれともメモリリーク問題が完全に解決していなかったAndroid 5.1(.1ではない)を搭載した結果からなのか、ベンチマークスコアのわりに全体的な動作がもさもさしているのはちょっと残念な感じでした。

とはいえ開発者オプションの項目に「OEMアンロック」の項目があり、これを有効にしてFastbootコマンドでブートローダーをアンロックしてしまえばカスタムROMの導入が容易になるなど面白い要素もあり、現在販売されているGearBestのセール価格である12078円であればこの価格帯のAndroidタブレットの選択肢が少ないこともあって選んでもいいんじゃないかなぁと思います。

2013年のU-ZONE Q7Vの購入を最後に(同年に発売開始されたGoogleのリファレンスタブレットNexus 7(2013)に乗り換えたこともあり)中華Androidタブレット時代の購入から離れていたこともあり(一応2014年末に購入したドン・キホーテの「カンタンパッド」が中華椨のOEMっぽいのですがw)非常に楽しんで記事を書くことができました。今回このような場を提供してくださったウィンタブさんには非常に感謝しております。本当にありがとうございました。