96ページもあるので、絵本というよりは、よみものなのですが、
バーバラ・クーニーの挿絵がほんとうにステキで、この絵が、物語を
さらによいものにしていると思ったので、「好きな絵本」のカテゴリーに
入れました。
クーニーが絵を描いているクリスマスの本や絵本は何冊もあって、
少しづつ手元に揃えていこうと、何年か前に思い始めて実践しては
いるのですが、この本は、なぜでしょう、順番がなかなかまわってきませんでした。
今回、図書館の「おすすめコーナー」にあったものは、↑の画像の絵がある
カバーが外れていた、赤い表紙のものでした。
箱から出ていた、
カバーの下箱の中には、こんなステキな本体が隠れていたなんて、
それも今まで知らずにきたとは!です。
お話は、アメリカ東海岸の小さな村に住む、ある大家族の、クリスマス前から
当日にかけてが、10人兄弟の真ん中のエルッキ(10歳)を中心に、丁寧に
描かれています。
エルッキたちの両親は、フィンランドからの移住者なので、そこでの暮らしの
風習がところどころに出てきて‥家にサウナ風呂があるとか‥それも興味深いです。
中盤で、おとうさんとエルッキとミッコ(エルッキのすぐ上のお兄さん)の三人で
クリスマスツリーにする木を切り出しにいく場面があります。
その時にエルッキは、お父さんはプレゼントを貰わないのに、クリスマスが
大事だと言い切るのは、不思議だと思います。そうしてこう言うのです。
「でも、いろいろほしいものがあるでしょう?」エルッキは、
かんがえかんがえいいました。
お父さんは笑いました。「まあ、おまえも、おとなになってみればわかるさ!
それに、クリスマスは、プレゼントをもらうだけの日じゃない。イエスさまの
お誕生日なんだよ。だから、だいじなのは、プレゼントをあげたいとおもう心なんだ。」
お父さんの言ったこと、ほんとうにそうだなーと思います。
そして、わずか10歳のエルッキも、その「だいじなこと」に気づき、とてもすてきな
そう「とびきりすてきな」クリスマスの日を迎えるのです。
いいお話だなーとしみじみ思います。
*クーニーの、その他のクリスマス絵本*
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かなりの率で持っていることに気づきました^^
(なのに、たぶんほとんど書いたことないのです)
この絵本の赤表紙もいいけれど、この函から
抜いてこその"赤”なんですよね。
そのあたりが、図書館だと残念になってしまうのですね~。
以前、ことりさんで、この絵本の挿絵の中で、
ちょっとあれれ?と思うページについて
教えてもらって、何度も読んでいたのに、
全然気づいていなかったことに驚いた
ということがあったのですよ。
挿絵、観てみてください。(ツリーをぜひ)
ツリーを中心にさし絵をじっくりみてみましたが、あれれ?
の箇所がわかりません。
途中で、絵が切れているみたいなところかなー?
この本は、箱に入っているのですね。
箱から出したら、この赤い表紙!! ステキ過ぎますね。
ほしいなあ。
うちにも何冊もありますが、ここにある本を、一冊も持っていないのには、心底、驚いてしまいました。
読んでみたい!
息子と一緒に読むことは叶わなかったクリスマス本を、
娘と読むことが出来る幸せをかみしめつつ、
みなさんの紹介されるクリスマス本を、メモしてまわってます。
ありがとうございます。
ほんとうにクリスマス絵本、山のようにありますよね~
しかも毎年まいとし、新しいのが出るしね。
クーニーのクリスマス絵本、どれも素敵ですが、いまの年頃の
お嬢さんと読むのなら、だんぜん、「ちいさなもみのき」を
お薦めします。
たぶん、こももさん泣いてしまうかも。私もいつも泣きそうになるのを
我慢して読んでいましたよ。そして、最後は一緒に歌ってください。