今年度最後の開き読みは、先週の金曜日(16日)で、2年生のクラスでした。
インフルエンザが今頃になって流行ってきているせいか、18人しか教室にいませんでした。いつも娘と同じ4年生の子たちをよく見るせいか、2年生はちっちゃくて、かわいいです。私が、小学校での開き読みを始めたのが、娘rが2年生のときだったので、なんか「2年生」が特別に思えてしまっているのかもしれません。
そんな2年生のクラスで、読んだのがこの本です。
『おちゃのじかんにきたとら』
ジュディス・カー 作 晴海耕平 訳
たしか初めてこの本を見たのが、ことり文庫のこうめさんが、以前にやっていたブログでだったような気がしています。探して読んでみようと思いながらも、そのままになっていて。でも今回、3月の2年生のクラスで何読もう‥と考えていたのときに‥!!!とこの本が浮かんできたのです。
白い余白をたっぷりとったこういう絵本は、大勢の前で読むときに、遠くからでもよく絵が見え、話の進み具合もよくつかめるのでは、というのが私の意見です。
でもそういう技術的?みたいなこと以前に、このお話がすごくおもしろくって。2年生の子たちは、どんな顔してこのお話の成り行きを見守るのだろうと、そのぽかんとした顔見たさに、選んだようなものなのですが。
ソフィーという小さな女の子と、お母さんが、ある日お茶の時間にしようしているところに玄関のベルが鳴り‥お母さんが「一体誰かしら」と思っていると‥。
「ごめんください。ぼく とても
おなかが すいているんです。
おちゃのじかんに、
ごいっしょさせて
いただけませんか?」
ととっても礼儀正しく、とらが言うんです。
すると、ソフィーのお母さんも、驚いて扉をバタンを締めたりしないで、
「もちろん いいですよ。
どうぞ おはいりなさい。」
そして、とらは一緒におちゃのテーブルにつき、すすめられるままにごちそうになり始めます。
きっとすごくおなかがすいていたのでしょう。とらはどんどん、どんどん食べ、飲み、家中の食べもの飲み物がすっからかんになってしまいます。それでもお母さんは文句を言わず、ソフィーは、とらの側を離れません。いとおしそうに、とらのしっぽに頬ずりなんかしちゃったりして。
やがて とらは、
「すてきな おちゃのじかんを
ありがとう。ぼくは、
そろそろ おいとまします。」
といって、かえっていきました。
いったいぜんたい、とらはなんだったのでしょう。
いろんな見方ができる本なのかもしれませんが、完結したひとつのお話として、ふんふんと読んで、ふんふんと楽しんで終わるのがいいにちがいないと、私は思っています。
とらが帰っていってから間もなく、お父さんが帰宅するのですが、そこからの展開も、気持ちがふわっとほころんでいくような終わり方へ繋がっています。
インフルエンザが今頃になって流行ってきているせいか、18人しか教室にいませんでした。いつも娘と同じ4年生の子たちをよく見るせいか、2年生はちっちゃくて、かわいいです。私が、小学校での開き読みを始めたのが、娘rが2年生のときだったので、なんか「2年生」が特別に思えてしまっているのかもしれません。
そんな2年生のクラスで、読んだのがこの本です。
『おちゃのじかんにきたとら』
ジュディス・カー 作 晴海耕平 訳
たしか初めてこの本を見たのが、ことり文庫のこうめさんが、以前にやっていたブログでだったような気がしています。探して読んでみようと思いながらも、そのままになっていて。でも今回、3月の2年生のクラスで何読もう‥と考えていたのときに‥!!!とこの本が浮かんできたのです。
白い余白をたっぷりとったこういう絵本は、大勢の前で読むときに、遠くからでもよく絵が見え、話の進み具合もよくつかめるのでは、というのが私の意見です。
でもそういう技術的?みたいなこと以前に、このお話がすごくおもしろくって。2年生の子たちは、どんな顔してこのお話の成り行きを見守るのだろうと、そのぽかんとした顔見たさに、選んだようなものなのですが。
ソフィーという小さな女の子と、お母さんが、ある日お茶の時間にしようしているところに玄関のベルが鳴り‥お母さんが「一体誰かしら」と思っていると‥。
「ごめんください。ぼく とても
おなかが すいているんです。
おちゃのじかんに、
ごいっしょさせて
いただけませんか?」
ととっても礼儀正しく、とらが言うんです。
すると、ソフィーのお母さんも、驚いて扉をバタンを締めたりしないで、
「もちろん いいですよ。
どうぞ おはいりなさい。」
そして、とらは一緒におちゃのテーブルにつき、すすめられるままにごちそうになり始めます。
きっとすごくおなかがすいていたのでしょう。とらはどんどん、どんどん食べ、飲み、家中の食べもの飲み物がすっからかんになってしまいます。それでもお母さんは文句を言わず、ソフィーは、とらの側を離れません。いとおしそうに、とらのしっぽに頬ずりなんかしちゃったりして。
やがて とらは、
「すてきな おちゃのじかんを
ありがとう。ぼくは、
そろそろ おいとまします。」
といって、かえっていきました。
いったいぜんたい、とらはなんだったのでしょう。
いろんな見方ができる本なのかもしれませんが、完結したひとつのお話として、ふんふんと読んで、ふんふんと楽しんで終わるのがいいにちがいないと、私は思っています。
とらが帰っていってから間もなく、お父さんが帰宅するのですが、そこからの展開も、気持ちがふわっとほころんでいくような終わり方へ繋がっています。
↓の「エドワルド...」読まれたのですねー。
5、6年生たち、どんな事を感じたのでしょうね。自分が大人なので、こういう絵本って子供がどういう風に感じるのか、興味あります。
そして!またまた...「おちゃのじかんにきたとら」。この絵本大好きですよ。
まず、色とか絵柄がお洒落なのと、そしてこのナンセンスというか奇妙なお話。なんか、読んだ後、とっても妙な気持ちになるんです。この何とも言えなさは、なんなの?!!
そして、やはりこの一家の無防備ともとれる優しさが愛しいです。
どちらもTBさせてくださいね。
宜しくお願いします☆
この絵本、とっても気になりました。
タイトルからわたしは、?と、思ってしまい、魅力たっぷりの表紙、rucaさんの紹介文に!図書館で近々探したい1冊となりました。
2年生の反応はどうだったのでしょうか?そちらも気になりました。
エドワルドの記事のことは鮮明に覚えていて、
(ペンギンブルーさんのそれを読んだからこそ
そうだ教室でも読んでみよう、と決めたようなもの
なのです)でも、「おちゃ・とら」の記事も
書かれていたことは(たぶん)知りませんでした。
早速読ませていただいて…そうそう、そうなのよ、
と頷いて戻ってきました。私も最初に読んだとき
すごく不思議なというか、奇妙な気持ちに襲われ
ました。
なぜゆえに、とらなんだあ?なぜあんなにまで
礼儀正しいのか、礼儀正しいわりには、すこしの
遠慮もなしだぞ~、と割り切れない気持ちがどんどん
たまっていって。でも、ソフィーの家族のあまりの
優しさに接しているうちに、自分ひとりが、もしや
心の狭い人間なのでは?と思えてきたりもして。
だから、ふんふんそうなのね、と読み、ふんふん
よかったよかったで、終わらせるのが一番の読み方
なのでは、と思ったのでした。
それにしても、レストランに行く前に、ソフィーは
寝巻きを着替えなくてよかったのでしょうか?
まあ、あの花柄もかわいいから、アリかな。
にいにくん、卒園式は終わったのでしょうか?
もうすぐ1年生ですね。
「おちゃ・とら」は不思議な気持ちにさせてくれる
不思議な絵本です。自分の知っている日常とは、
別の日常生活がどこかに存在していて、その世界では
ごくふつうにトラが、礼儀正しくお茶の時間に
やってくるのかもしれないなあと、思って
しまいます。
いろんな解釈や理屈を抜いてしまうと、ソフィーと
お母さんの着てる服のかわいらしさや、牛乳屋さんや
雑貨屋さんのおしゃれな感じが際立ってきて、
そっちに魅了されていくのではないかな。
帰宅したお父さんに、トラのふるまいを逐一伝えて
いるに違いないお母さんの表情が、まるで少女の
ようでとても好感が持てました。素敵な家族です。
このおはなし、とても魅かれるものがあります。
是非読んでみたくなりましたよ。
タイトルだけはどこかで見たことあるような・・・
ところで今の2年生の教室で、この本の開き読みは
すっごくGOODだったと思います。
今の2年生の子達(12月生まれまでの子)は
トラ年ですから。
って、うちの娘がまさにトラ年の2年生!
だから、トラものにはつい目が行く私なのですよ。
そんなこと考えてるのは私だけかもですね。
すいません、つまらぬことを。
今日、お昼休みに図書館に行き、栃折さんの本を探したのですが
rucaさんがご紹介して下さった2冊がありませんでした。
早く読みたいのに残念でした。
家の方の図書館で探して来ます。この絵本と一緒に。
このテンプレートとってもてもよいですね~!
同じデザインで、途中1度色が変わっていたような・・・
私の勘違いかしら?
今日は久しぶりの雨の朝でしたね。
いまの2年生がとら年であること、全然気がつきませんでした。そっか、うちの娘がねずみだから、そうですね、トラですね。気がついて、ひとこと触れてあげてもよかったかもしれません。(おちゃのじかん、というのは、おやつの時間のことです、という説明はしたのですが)
栃折さんのやってらしたことに、わけもなく惹かれてしまうのは、やはり本というものが好きだからなのかなあと、思っています。私も、このコメント書き終わったら、図書館に、はらぺーにょさんが紹介されていた本があるかどうか検索してみようと思います。
このテンプレート、評判良しですね(笑)。
なんたって、「かわいいのにビター」ですから。
もし色が変わってみえていたとしたら、なんなんでしょ?私にはどうしてもあずき色に見えるのですが、こももさんからは、チョコレート色と言われました。パソコンのモニターの関係かしら?
最近夜になると子供と「お茶する?」が流行っています。
とら、来た?って喜んでますよ。
疑いのない不思議さみたいなものが心地よくって
来年度は私も2年生に読んでみましょう!と思っています。
(ウチの学校では、まだまだはじめたばかりなので
今年度は1年生のみ、来年度からは1.2年生を対象に読むことになっています。)
先ほどは、住まいの話ばかりで肝心の本については
まったく触れませんでした‥すいません。
息子さんがエドワルド似って、大声がライオンを檻に
戻すことができるところがですか?それとも、誤解
されやすいところ?容姿のほうかな?
jasuminさん、お弁当つくりもすごく上手なんですね。
お茶の時間にいつトラがやってきても、お菓子や
ご馳走でおもてなしができますね。
そして、それを一緒に楽しめる
お嬢さんと、息子さんが居てうらやましいです。
新学期、教室での開き読みでぜひ「おちゃ・とら」
楽しんでみてください。