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戦評:日本代表vsイラン代表

2019年01月29日 09時54分35秒 | スポーツ
日本が3対0で勝ちました!

正直なところ、4対0で負けると思っていました。

これまでの試合、そのくらいの結果になるであろうという日本の出来の悪さと
ぶっちぎりで優勝するだろうというイランの強さを、読み間違っていました。
申し訳ございません。謝っても謝りきれません。

この失敗を次回に活かすためにも、ちょっと分析という名の言い訳を。

相手のイランのサッカーはヨーロッパのサッカーのようでした。
速いし技術力もあって、高さもあり、戦術もしっかりしていると見ていました。

しかしそれはイランがアジアの弱小チームに対して見せた強国としての姿でした。
逆に日本はアジアの弱小チームに合わせた試合をして、何とか勝ちを拾ってきました。

今回、イランと直接マッチアップしてみて思った感想は、日本は強い。
ただし、相手が強いとかなり強い。相手が弱いと微妙に強い。
という、相手のレベルに合わせるサッカーをしていたということです。

日本がサッカー強豪国で、相手を手のひらで転がして試合をコントロールするために
相手に合わせているのなら良いのですが、日本は無意識に合わせてしまうところがあります。

日本は「自分たちのサッカー」=「相手に合わせるサッカー」になってしまっているのです。
ですので、アジアでは苦戦し、世界では善戦するのです。
これは森保監督の問題ではなく、日本代表の積年の課題です。

そして、準々決勝で日本代表が戦ったベトナムのレベルが上がったと言っている人がいますが、
確かに昔より上がっていますが、日本が相手にするレベルではありません。
それでも実際に戦うとあんな泥試合をしてしまいます。
一方、イランのようなヨーロッパテイストのチームとやると、急に良くなる。
この相手に合わせてしまう癖を修正しないと、ワールドカップでベスト8以上は無理です。
修正を期待します。

個人の話をすると、堂安はこの試合イマイチでしたね。
守備で頑張っていましたが、ファールも多かったですし、攻撃面でも今大会通して
ボールが足につかない感じで全くダメでした。

逆に柴崎は今日の試合は今大会出色の出来でした。
クラブチームでは干されているので、やっと試合観が戻ってきた感じでしたが、
柴崎、見直しました。

DF陣も、的確なポジショニングをしていました。
相手のレベルが高いと、そのレベルの高さに応じた正しいポジショニングが出来るのに、
相手のレベルが低いと、ポジショニングをミスってザルディフェンスになり、
最後の最後に何とか体を張って止めて帳尻を合わる自転車操業。
どんな相手でも正しいポジショニングをして欲しいですが、まぁこれも日本の積年の
課題ということで、先送りですね。

最後に、大迫がいるだけでこんなにチームが違うのかという逆にショックな試合でも
ありましたが、まだ何も手にしていないので、決勝、絶対に勝って下さい!

追伸:権田の自作自演が過ぎます。

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