特急彗星号のブログ

鉄道を撮って、乗って楽しみたいオジサンのブログです

La Malle de Bois の味見乗り

2019年01月02日 | 乗り鉄 JR編
『La Malle de Bois(ラ・マル・ド・ボァ)』という名の観光列車。
思わず舌を噛みそうな名前ですが「旅行かばん」という意味だそうです。

「期待を膨らませて計画し、旅支度をする特別な時間を楽しむ列車」。
そのため外装デザインは「黒い太線によって車窓をかばんのように見立て、
旅にまつわる旅情を誘う絵柄や言葉の数々を、白い車両に大胆にデザイン」したそうです。


確かに窓をかばんに見立てたデザインですね。

最近はこの列車の様な既存の車両を種車として一般の乗客が気楽に楽しめる
観光列車の登場が相次ぎ、鉄道ファンのみならず多くの人々が楽しめる存在として
その存在感を大いに広めているのではないでしょうか?

鉄道マニア的に見れば国鉄末期に登場した213系をベースにした
ジョイフルトレインの一味であり、それらを異端児扱いして来た私にとって
ある意味興味の対象外の存在だったのですが最近は自分のアタマを
少しづつ柔らかにしつつそれらも楽しもうと発想の転換を行いました。


年に数回、帰省の為にJRで関西~琴平間を利用するのですが今回は帰路の一部に
『La Malle de Bois』の乗車を組み入れ味見してみました。
因みに乗車は昨日の元日です。




今回の味見乗車は琴平~多度津間の僅か14分です。
グリーン車料金が必要となりますので11.3kmに対して770円の投資となります。
そして多度津からは特急『しおかぜ』で岡山に向かい『のぞみ』で京都へ帰ります。











御覧の通り種車の原型が判らないほどの魔改造では有りません。
むしろ車内設備やデザイン以外に観光列車らしい楽しみやもてなしが
楽しみとなるのではないでしょうか?


車内販売カウンターで販売される地元特産品とコラボした
「えぇもん・うめぇもん」(お土産・飲食物)の販売。


そしてアテンダントさんのインスタントカメラによる乗車記念写真撮影。

さらには・・・

こんなのも頂いて『大満足!』です。

僅か14分でしたがグリーン料金の投資が惜しくない一時でした。
まあ音や揺れは213系の“それ”なので高級感や上質感とは無縁ですが
お気楽に楽しめる観光列車としては充分な及第点を与えられると思います。


  ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇   ◇

惜しい気分を感じながら多度津で『La Malle de Bois』から下車。
ここで『しおかぜ』に乗り換えなのですがやって来たのは8600系。

既に数回、過去にこのブログでもご紹介しましたが実は乗車は
今回が初めてなんです。

車内写真を何枚かご紹介して今年最初の記事を締めくくりたいと思います。




普通車はリクライニングに連動して座面が前にせり出すタイプです。
椅子の固さは固さに定評の有る近鉄22600系と良い勝負(笑)ですね。


グリーン車は1+2列のゆったりバージョンです。