遊月(ゆづき)の日々これ修行なり~

パワースポット研究家(おたる案内人)でセラピスト遊月のブログ
【パワースポットニッポン(VOICE)北海道担当】

ここまでの道その11 世界は滅亡しなかった1999年

2020-09-18 10:24:00 | スピ的自叙伝
自分の人生をスピリチュアルな視点から見た物語にしていこうと思います。
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ここまでの道その11 世界は滅亡しなかった1999年

世界が終わるかもしれないと思っていた1999年が来ました。
その年のはじめに、中学生の頃から飼っていた犬が亡くなりました。

住吉神社の手水場

その時のことを少し。
何度も書いていますが、元夫と一緒じゃないとどこにも行けなくて(忘年会や友人の結婚式にも出るなと許可が下りず断るような環境)
実家に帰りたいけど、元夫がいいよと言わないといけないし、そもそも一緒じゃないと実家にも帰れない。
そんな環境でしたから、ある時期からめんどくさいとほとんど実家にはいけない状態でした。
その頃、ずっと飼っていた老犬で、この冬は越せないと言われていて。

会いたくて会いたくて会いたくて。
春が来る前に行きたいと思いつつ、秋が過ぎ冬になり、年を越してしまいました。
1月に連休があり、その時に帰れることになりました。
父親がスピッツなので結構大きかったりんちゃん(犬の名前)は、もう立つこともできなくて、玄関に寝かされていました。
ほとんど動くこともなかったのに、私が帰るとしっぽをふって立ち上がろうとして立ち上がれない状態で、それでもぺろぺろとわたしのことをなめるのです。

わたしはずっと泣きながら玄関に座りりんちゃんを抱いて過ごしました。
夜中までそうしていたら、父がもう寝なさいと呼びに来たので、りんちゃんに別れを告げて、わたしは眠ることにしました。
朝方のことでした。

わたしと元夫と息子ふたりは(娘はまだ生まれていませんでした)一階の客間で寝ていたのですが、朝方、居間のドアが開く音がしました。
二階から誰か降りてきたのかと思っていると、カタカタと床を爪を立てて何かが走りまわる音がしました。
わたしは、りんちゃんが居間のドアを自分で開けて入ってきたのかと寝ぼけ眼で思っていましたが、ふと、すごく近くにリンちゃんを感じたのです。
その瞬間わたしはわかったのです。

ああ、今りんちゃんは動けなくなっていた肉体を抜けて、魂になってわたしのそばに来てくれたんだって。

泣きながら玄関に行くと、りんちゃんはまだ暖かくてだけどもう動かなくなっていました。

18年間の人生(犬生)を終えて、穏やかに光の世界に帰っていきました。
その冬に、たった一晩だけ実家に帰ることができたその朝にちゃんとお別れを言うように去っていったのです。

りんちゃんの身体を膝に抱いて何度もありがとうと言って泣きました。

そんな風にわたしの1999年ははじまりました。

あの年は、喪失と悲しみに明け暮れ、わたしはなぜ7月が過ぎたのに世界は終わらないのだと思ってしまうくらい、どん底な一年を過ごしました。

少なくてもわたしの世界は終わっている。
心の底から離婚したかった。
離婚しなければ死んでしまうと思いました。
心はとうの昔に死んでいたけれど、ほんとうに当時住んでいたマンションのベランダから発作的に飛び降りてしまいそうな気持になったし、
飛び降りろと言われたこともあり、殺されるかもしれないとも思ったし。

離婚なんてみっともないことは絶対にしないからな。
もしそうなったら絶対にお前にこどもを渡さない。お前の悪口を吹き込んでやる。絶対に一生会わせないからな、と何度も言われたにもかからわず、
最後の最後に、死ぬくらいなら戦ってみよう、裁判してみよう、そうすれば、勝てるかもしれないと決意して、動き始めました。

本気で動き始めたとき、おまえはこどもより自分が大事なんだな、会えなくなるかも知れないのに離婚しようとするなんて最低な母親だなとしつこく言っていた元夫も、
『子どもたちと一緒に暮らせるように裁判所に申し立てる』といった私の本気さに、とうとうほんとうに土下座をして、もう一度やり直させてくれと伝えてきました。

だからわたしは、最後のつもりでもう一度だけやり直すことにしました。
だって人は変わるはずだから。
だから最後にもう一度だけ信じることにしたのです。

そして2000年の秋に娘が生まれました。

母親はね、女の子は可愛くないの、絶対に男の子のほうが可愛いものなの。
あんただって女の子が生まれたらきっとそう思うよ。

そう実の母親に言われ続けていたので、自分が女の子の母親になることが少し怖かったのですが、生まれた瞬間に、そんな呪縛はどこか遠くに飛んでいきました。

世界最高級にかわいい(笑)

もちろん男の子たちもかわいいけど、やっぱりちゃんと女の子もかわいい。
わたしは女の子も愛せる人だったと心から安堵しました。

そうして、怒涛の自由を取り戻すわたしの21世紀がはじまっていくのです。

つづく

そういえば、昨日の瞑想会の時、ビジョンの中に、丸太の船を作って海に押し出していた男の人が出てきました。
その人はその時のわたしの兄か夫にあたる人だったようですが、瞑想会を終わっても、あれが誰なのか、まったく見当がつかないのです。

この現象は一度あり、こどもがふたりしかいなかった頃に受けた前世療法で、インディアン時代のわたしに娘がひとりいたのですが、その時は、その娘が現実の誰なのかまったくわからず、会えていないのかもしれないと思ったのですが(のちに生まれた娘が、前世療法で見ていた娘と同じ癖があることに気が付き、人知れず驚くことになるのですが笑)

あの時と同じくらい、あんなに重要人物風な登場していたのに、誰かわからない!という状態だったので、やっぱり会えていないんだなぁと思います。

人にはベターハーフというものがあり、この世界のどこかにわたしの半分の人がいるはずなのですが、前世療法でめちゃめちゃ愛し合っていてぇという人が(おそらく同一人物と思われる感じ)何度も出てくるのに、毎回、で、あれは誰?となるのです。

もうすぐ会えるのか、それとも会えずに終わるのか。

でも、昨日見た一緒に旅していた思い出(笑)をかみしめておこうと思います(笑)


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