映画を見ながら株式投資

今の時代に起きていることを正しく認識し、自分なりの先見の明を持つ。

ランナーランナー

2016-06-15 19:49:45 | ★★★★★☆☆☆☆☆
監督 ブラッド・ファーマン
キャスト ジャスティン・ティンバーレイク、ベン・アフレック、ジェマ・アータートン、アンソニー・マッキー、ジョン・ハード、ルイス・ロンバルディ、ヴィンセント・ラレスカ、ボブ・ガントン
2013年 アメリカ
ジャンル:ドラマ、サスペンス

【あらすじ】
プリンストン大学の学生リッチーは、学費を稼ごうと挑んだオンラインカジノで惨敗。だが、その結果に違和感を覚えた彼はサイトのシステムを解析し、不正があった事実を突き止める。その証拠をオーナーのアイヴァンに突きつけたところ、システム解析の才能を見込まれて彼の片腕として雇われることに。夢のような生活を手に入れたリッチーだったが、やがてブロックの不正を追及するFBI捜査官から協力を要請される…。

【感想】
テーマがオンラインカジノということで鑑賞前にはかなり興味を持ったのだが、そのオンラインカジノの世界についてはほとんど描かれておらず、ジャスティン・ティンバーレイクとベン・アフレックの駆け引きが中心で個人的にはがっかりでした。ちなみにアメリカでは違法なオンラインカジノが社会問題になっているのは事実のようである。

オンラインカジノ不正事件に巻き込まれてゆく若者の運命を描く。

二人の駆け引きに重点を置きすぎているためか、舞台になっているオンラインカジノの描写が疎かになっていたように感じました。オーナーがカジノの勝率を操作していてその証拠を部外者である大学生が掴んでしまうという話の導入部から首をかしげたくなる。カジノとの接触を理由に主人公が大学を追われるあたりもご都合主義的なシナリオ進行に感じました。(今後カジノにかかわるのをやめれば許してやるというのはおかしい。こんなの関わった段階で退学でしょう。)

主人公を罠に嵌めようとするカジノオーナーに対し、ラストに鮮やかに逆転劇を決めるシーンはなかなか爽快感がありました。防戦一方になりながらも、わずかな糸口を手掛かりに逆転する過程についてはしっかり描けていました。

最後でなんとか持ち直したので評価としてはセーフ。

お薦め度:★★★★★☆☆☆☆☆

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ガンマン大連合

2016-05-31 20:02:32 | ★★★★★★☆☆☆☆

監督 セルジオ・コルブッチ
キャスト フランコ・ネロ、トーマス・ミリアン、ジャック・パランス、フェルナンド・レイ、
エドゥアルド・ファヤルド
1970年 イタリア、ドイツ、スペイン
ジャンル:ウエスタン

【あらすじ】
全土に革命の嵐が吹き荒れるメキシコ。武器商人ヨドが、モンゴ将軍率いる革命軍の占拠する街に現れる。武器の売買が目的だったが、その資金が隠された金庫を開けることができるのは非暴力による革命を訴えるサントス教授だけ。しかし、教授は政府軍に拘束されていた。モンゴ将軍の副官バスコと共に、教授の救出に向かうヨド。2人の行く手に、ヨドに恨みを抱くジョンとその一味、政府軍、サントス支持派の兵士たちが立ち塞がる…。

【感想】
ひどいタイトル詐欺だな。主人公の二人ですら本職はガンマンとは言えない。まともにこの映画を見たのであればこの映画のタイトルを「ガンマン大連合」にしようなんて決して思わないはず。意図的にミスリードさせてるのでしょう。

メキシコ革命を背景にふたりの男たちの活躍を描く。

冒頭でいきなり二人の男たちが一騎打ちをするシーンからはじまり、二人の間に何があったのか回想シーンに突入、最後にそこから結末に向かうという展開になっています。この二人が最初は敵だったが共に旅をするについて徐々に友情が芽生えたという経緯は冒頭では一切わからないため、いきなり始まる二人の対決が何を意味しているのか見ている側に伝わらないというのはもったいないように感じました。

それでも最大の見どころである痛快なアクションシーンは良くできていたし、ユーモアのある二人のコンビや一癖ある教授など登場人物も魅力的だったので作品としては十分楽しめる内容でした。ただ一般的なマカロニウエスタンというジャンルからするとやや残虐性が弱いように感じられました。もしかしたら人によってはこの部分が物足りないと感じるかもしれません。

音楽は確認しなくてもエンニオ・モリコーネだとわかった。この人の音楽は安心できますね。確実に作品の質を上げていると思う。

お薦め度:★★★★★★☆☆☆☆

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ハマキョウレックス決算

2016-05-09 15:14:32 | レポート:ハマキョウレックス

とりあえず速報の感想。この増配の幅は素直に驚いた。2分割したのに額が1年前とほぼ同じですから。


それでも配当性向2割にも満たなないけど、会社が配当を引き上げていくつもりであることがわかっただけでも十分。自己資本比率もほぼ40%まで来ているのでまだまだ引き上げ余地がある。これからも増配してくれるであろう。

 

これで自分の買値ベースだとPER11倍になれば2倍が取れることになる。勝負の世界に絶対はないけど、かなり確率の高い投資をしていると自画自賛している。放置しておけばよほど相場が崩れない限りはそのうちタッチするであろう。


法人税の減税のおかげで経常利益に対する純利益の割合が経営計画よりも向上している。おかげで純利益だけなら最終年の来年についても達成できるであろう。ただし営業利益100億についてはハードルがあると思うけど・・・・。売上高営業利益率8.7%ということで数字でわかる圧倒的な高収益体質、高い競争力は健在である。



配当性向を引き上げたということは、今後は投資が減って成長は緩やかになって行くのかというのはあるけど、成長への投資と株主還元のバランスは改善されて成熟した上場企業になっていくのだろうと予想する。


デルタ・フォース

2016-05-03 18:52:28 | ★★★★★★☆☆☆☆
監督 メナハム・ゴーラン
キャスト チャック・ノリス、リー・マーヴィン、マーティン・バルサム、ハンナ・シグラボー・スヴェンソン、ジョージ・ケネディ、ロバート・フォスター、スーザン・ストラスバーグ、シェリー・ウィンタース、ジョーイ・ビショップ、レイニー・カザン、ロバート・ヴォーン
1985年 アメリカ
ジャンル:アクション

【あらすじ】
アテネを飛び発ったアメリカの旅客機が中東系ゲリラにハイジャックされた。これを受け、特殊コマンド部隊“デルタ・フォース”に出撃命令が下る。犯人たちは乗客数人をゲリラ本部へ連れて行き、アルジェリアで女性と子どもを解放。だが、デルタ・フォースが待ち受けていると知るや、再びベイルートへ舞い戻る。一方、ワシントンのウッドブリッジ将軍は、デルタ・フォースの隊長アレクサンダーらに人質の救出作戦開始を指令する…

【感想】
チャック・ノリスは好きなアクションスターの一人なのだが、「エクスペンダブルズ2」で久しぶりに見かけたら、オーラの全くない普通の老人みたいになっていてがっかりした。(現段階で76歳ですか・・・)

特殊部隊デルタ・フォースが、旅客機をハイジャックしたテロリストと激闘を繰り広げる。

本作でのチャック・ノリスはテロリストと対峙するのに場違いな「武士道」とか使わず、比較的まじめに戦っているのでまともな作品になっています。笑いを求める人には物足りないかもしれません。

序盤の飛行機がハイジャックされるまでは比較的シリアスな展開なのですが、後半は完全にデルタ・フォースがテロリストをやっつけ放題なので緊張感に欠けると思います。緊張感よりも痛快さを打ち出したアクション映画と言った方がいいかもしれません。バイクからミサイルぶっ放したりかなり現実離れしていますね。ほとんど記憶に残っていませんが大昔に鑑賞したときにはあまり荒唐無稽な印象はありませんでした。子供の頃に見た「バタリアン」みたいに昔死ぬほど怖かったホラー映画が今見たら笑いしかでないなど自分の感性の摩耗が嫌になる。

チャック・ノリスのキャラを引き立てるだけで作った映画でテロリスト側に怖さがほとんどないのがアクション映画としての完成度を低くしていますが、それでもそのチャック・ノリスはほぼ出ずっぱりなのでファンなら満足できると思います。私も満足しました。

それから音楽が非常に印象に残る。この作品の魅力に挙げていいでしょう。

お薦め度:★★★★★★★☆☆☆☆

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ドラキュラZERO

2016-04-18 19:33:50 | ★★★☆☆☆☆☆☆☆

監督 ゲイリー・ショア
キャスト ルーク・エヴァンス、サラ・ガドン、ドミニク・クーパー、サマンサ・バークス、チャールズ・ダンス、ポール・ケイ、ロナン・ヴィバート、ザック・マッゴーワン
2014年 アメリカ
ジャンル:アクション、ホラー、ファンタジー

【あらすじ】
1462年。トルコ勢力下にあるトランシルヴァニア国君主ヴラド・ツェペシュは、国民に慕われ、妻と息子とともに幸せに暮らしていた。だがある日、トルコ帝国から「兵士要員として、息子を含む少年たち千人を我が国に渡せ」との通達を受ける。自らも少年の頃に経験した訓練や殺戮を息子たちに行なわせたくないと願うヴラドは、トルコとの対決を決意。迫り来るトルコの大軍に立ち向かうため、古来より存在する悪の力を手に入れる。

【感想】
これだけ画面の中にドラキュラの存在を感じないドラキュラ映画は他にないですね。別に怪物であるならば主人公がドラキュラである必要性を一切感じない。ゾンビとかでも話はつながる。新解釈をテーマにした映画で面白かったのは1割もないですね。

敵の侵略から妻と子供を守るためにドラキュラになることを決意した主人公の葛藤を描く。

ドラキュラになっても息子や妻への愛情を見せる主人公に対して、本当は食ってしまいたいんだろうなと考えると実にシュールであった。

途中に悪魔に魂を売って怪物になったことが味方側にばれて、火をかけられて殺されそうになる場面も、そこまでされてまでも家族を守るという主人公の気概や覚悟が伝わってきませんでした。淡々とストーリーだけが進んでいく感じでした。。

主要キャラの中に死人が出ますが、ラストで形は変則だが復活してしまうのも白けました。戦いも無理やり終わらせた感が非常に強い。

主人公の俳優は風貌はカッコいいですが、演技はかなり微妙。いくつかの作品で主役張ってますけどもう少し上達して欲しい

以上、あまり褒められる点はないですね。中でも登場人物や作品自体にあまり魅力を感じなかった点が痛い。続編を前提にしたような終わり方ですけど、この1作目の出来で続編が作られるようなことがあったら奇跡だと思います。

お薦め度:★★★☆☆☆☆☆☆☆

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一旦 様子見

2016-04-14 11:25:47 | レポート イオンフィナンシャルサービス

ボロクソ言われそうだが、そんなことを気にしてもいられないので昨日のイオンの決算で一つ疑念が生じ、解決しないため一旦保有を外し、様子をみることにした。


問題視したのは以下の赤丸部分

 

当然イオンに聞いたのだが、納得できる回答が得られなかった。それに加えてイオンFSの社長交代とはタイミングが良すぎる。


 

つまり何か悪材料が隠されているのではないかと疑っているわけである。




為替が急激に円高に振れているため、海外の売り上げや利益が円ベースで縮小される。これは当然理解していて仕方ないと思っているのだが、それだけではないと見ている。 ちなみにイオン本体の総合金融事業のセグメントとイオンFSの業績はあまり一致していない。昨年もFSの方が100億ほど高く出ている。

 


余計な心配で終わってくれるのが一番なのだが、 同社のような流動性の高い会社は簡単に外すことができるという利点があるのでこれを使わせてもらう。もちろん何も問題ないなら普通に復帰する。しばらくは安定運営ですな。*それにしてもこんな大きな会社でもまとめて売り注文出すと他が雪崩式に追従するのだからアルゴリズムが普及して本当にやりにくくなった。

 


キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー

2016-04-11 18:09:48 | ★★★★★☆☆☆☆☆

監督 アンソニー・ルッソ、ジョー・ルッソ
キャスト クリス・エヴァンス、スカーレット・ヨハンソン、サミュエル・L・ジャクソン、ロバート・レッドフォード、セバスチャン・スタン、コビー・スマルダーズ、アンソニー・マッキー、エミリー・ヴァンキャンプ、フランク・グリロ、ヘイリー・アトウェル、トビー・ジョーンズ、ジェニー・アガター、アラン・デイル、チン・ハン、スティーヴン・カルプ、スタン・リー、ギャリー・シャンドリング、ブランカ・カティッチ、ジョルジュ・サンピエール、ドミニク・クーパー、アーロン・テイラー=ジョンソン、エリザベス・オルセン、トーマス・クレッチマン
2014年 アメリカ
ジャンル:アクション、SF、シリーズ

【あらすじ】
70年の眠りから目覚め、チーム・アベンジャーズの一員として死闘を繰り広げたキャプテン・アメリカ。その後、ブラック・ウィドウとともに国際平和維持組織シールドで活動していたが、一緒に戦ってきたシールドの仲間から突如、襲撃を受ける。誰が味方で誰が本当の敵か分からぬまま、巨大包囲網をかいくぐって逃げる彼らを謎の暗殺者“ウィンター・ソルジャー”が追い詰める。その背後には、恐るべき陰謀が隠されていた…

【感想】
やばいくらいに前作の内容覚えてなかった。「この人、何で盾持って戦ってるんだっけか?」と思いながら観ていた。映画のせいにしたいところだが、こちらの記憶力が落ちているのだう。こういうのが嫌だから最近、見る本数減らしていたりする。忘れたら時間の無駄ですからね。

アメコミらしく巨大な悪の組織と戦う話。

キャプテン・アメリカ攻撃方法が盾なので派手さはなく、むしろ地味なのであるが、アメコミ作品が乱立している中にあっては逆に特徴的であるとも言えます。まるで時代劇の殺陣を見ているかのようなアクションでの動きは印象に残るものがありました。また人工知能搭載車のカーアクションは爽快感あり迫力ありで最新のアクション映画を存分に味わることができました。

ストーリーは敵味方がはっきりしない状態で事件に巻き込まれていくという進行はしっかりしていました。史実を絡めているのも面白い。ただ、途中のワンシーンについてサミュエル・L・ジャクソンだからどうせ死なずに「実は生きてました」ってことになるだろうなとあらかじめ予想してしまったのは私だけなのだろうか?他にも大勢いるなら、安易なキャスティングだと言わざるを得ないでしょう。ロバート・レッドフォードだけは久しぶりに見かけてうれしかったですけどよく考えたらこんな映画に出るような俳優でもないですね。

他には遺伝子を判断して自動的に人を殺す大量殺人兵器についても色々と突っ込みたくなる箇所です。そもそも敵に奪われる以前として最初からそんなもの作るなよって言いたくなるでしょう。侵略者のすることでしょ。 

気になる点が結構ありましたが、見せ場であるアクションがとてもしっかりしていたので「まあいいか」と割り切ることにしました。

お薦め度:★★★★★☆☆☆☆☆

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バットマン vs スーパーマン/ジャスティスの誕生

2016-03-29 18:39:48 | ★★★★★☆☆☆☆☆

監督 ザック・スナイダー
キャスト ヘンリー・カヴィル、ベン・アフレック、ガル・ガドット、エイミー・アダムス、ローレンス・フィッシュバーン、ダイアン・レイン、ジェシー・アイゼンバーグ、ジェレミー・アイアンズ、ホリー・ハンター
2016年 アメリカ
ジャンル:アクション、SF

【あらすじ】
正義のために戦ってきた2人が、なぜいま敵対するのか―。皮肉にも、スーパーマンの戦いは、人類の平和を守ると同時に街を破壊し、甚大な被害を出してしまった。その強大すぎるパワーは、もはや地球人にとって脅威と化したのだ。この事態を受け、ずっと闇の中で悪と戦ってきたバットマンは、スーパーマンに対抗することのできる唯一の切り札として、人々の民意を背負い、戦いの表舞台へ立つことになる…。

【感想】
久しぶりに映画館で酷い話の映画見た。自分はこういう内容は好きなんですけどそれでも「バットマン」やら「スーパーマン」クラスの大作でやられるとさすがに面を食らってしまう。映画の見方がまじめな人からは酷評されるでしょうね。

もちろん「バットマン」と「スーパーマン」は全作鑑賞済み。

鑑賞前の自分のイメージとしてはスーパーマンは地球を逆回転させて時間を元に戻してしまうような謎の能力の持ち主なのでバットマンごときがまともに戦っても勝てるわけがないだろと思っていました。制作側もそこは理解していたようなのですが、能力差を埋めるためのバットマンの攻撃がセコイのなんのって。まるでケンシロウ対して北斗神拳ではなく武器を使って立ち向かうジャキのような姿に思わず失笑しました。バットマンはイメージダウンになったと思う。

二大ヒーロー対決ものはとりあえず戦うも勝負はつかずに別の敵が出現して協力してその敵を倒すというパターンが多いのですが、本作もそのパターンに漏れず。実質スーパーマンVS巨大怪獣となっています。そこに更に謎のアマゾネス女が乱入するというカオスな展開。ド派手な演出でごまかしていましたが、シナリオだけならB級映画です。

ラスボスとして登場した怪物が最初は地味だったのが、これでもかとド派手な攻撃を繰り出す様子は呆気にとられました。おかげで最後は二人の対戦はどうでもよくなりましたね。ラストは続きを匂わす終わり方でしたが、スーパーマンは今回で○○でいてもらいたい。

流れとしてはスーパーマンのリメイクである「マン・オブ・スティール」の流れを強く引きずっています。スーパーマンの方が目立っているので同作品を予習しておいた方が楽しめるでしょう。

残念な点としては、二人が戦うことになった経緯が十分に納得できるものではなかったことを挙げておきます。バットマンは過去にジョーカーから非常にシビアな選択を迫られてきた経緯があるのに今回はあっさり判断しすぎ。スーパーマンも地球の危機なのにある人物を誘拐されたからそれを優先して戦う行動に疑問が残る。両者のそれまでの過去は引きずってない別物として見てくれってことなのかもしれません。

クリスチャン・ベールからベン・アフレックに変更になったことについては元々一作目から鑑賞している人間なので特に気にならなかった。またアマゾネス女はワンダーウーマンというアメコミのキャラだそうですが、今度映画が公開されるということで思い切り宣伝だったようです。

個人的は好きなんだが、さすがに高評価するのは無理。

お薦め度:★★★★★☆☆☆☆☆

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あらゆる業種がカード事業に参入するわけだが

2016-03-28 15:10:21 | レポート イオンフィナンシャルサービス

個人向けにサービスや商品を提供するタイプの会社が成功してそれなりに知名度を得た場合、確実にクレジットカード事業に参入する。



クレカ事業は50兆円近い超巨大な市場かつ、人口減の世の中にあってもやり方次第では今後も大きく伸びることが期待されるからである。しかも従来の自社の商品やサービス以外で稼ぐことができる。例えば電力の支払いにカードを使ってもらえれば、電気を作って売ってるわけじゃなくてもそこから利益を得ることが可能になるのである。

 

なので成功すればこんなおいしい商売はないのだが、現状はそんなに甘くない。

 


会員数を見た場合、上位の顔ぶれは昔とほとんど変わっていないからである。新勢力ではかろうじてイオンがこの中に食い込んだ程度。上位の牙城が崩せないのである。とにかく参入している会社があまりに多く、既に世の中クレジットカードで溢れかえってしまっているため、思うように新しいカードが普及しない。仮に普及しても使ってもらえない。新参者には厳しい市場である。



そこで一時的に高還元率カードなどに走るのだが、結局このやり方では利益が出ないので改悪からの縮小の流れになってしまうのである。当然、還元率目当てに寄ってきた人間は改悪すれば離れる。還元率を上げれば一時的に人は集まるが、大概は儲けにならない乞食なのでそれでは会社が持たない。絶妙なバランスで成り立っているのである。




市場が超巨大で参入するも簡単だけど、成功するには非常に難しいビジネスである。



そんなカード事業で新参者が成功するなら還元率以外の明確な強みを持っていることが必要不可欠である。カードの利用シーンである消費基盤が日本一くらいでなければならない。中途半端なところがやってもはじき返されるだけである。


アナコンダ vs. 殺人クロコダイル

2016-03-23 21:18:57 | ★★★☆☆☆☆☆☆☆
監督 A・B・ストーン
キャスト ロバート・イングランド、ヤンシー・バトラー、スティーヴン・ビリントン、ナイジェル・バーバー、ローラ・デイル
2015年 アメリカ
ジャンル:パニック、アクション

【あらすじ】
野生動物保護区に密猟者グループが侵入。そこに生息していたクロコダイルを捕獲し、遺伝子操作されたDNAをアナコンダに移植する実験を開始する。だが、実験途中でクロコダイルが暴れ出し、アナコンダと共に逃走。さらに、張り巡らされていた柵が破壊され、無数のクロコダイルが保護区の外部へ出てしまう。やがて、実験を仕切っていた製薬会社の重役や地元の保安官、湖を訪れた女子大生らが、二大モンスターの脅威に遭遇する…。

【感想】
どうも「お前ら、単純だから巨大なアナコンダとクロコダイルが人喰ってる映像みれればそれだけで満足なんだろ?」みたいな扱いを受けているような気がしてならない。

「アナコンダ」と名前が付く映画全て見てるとかあまり大きな声では言いたくないものである。隠す気ないですけどゲテモノ映画好きなんですよ「スピーシーズ」とか。

一応、人間と蛇、ワニの三つ巴の構図になっているのだが、アナコンダとクロコダイルが勝手に殺しあってしまうため、人間は特に何もしていない感が残ってしまい盛り上がりに欠けたように感じました。人間VS動物なのか、動物同士の戦いなのかどちらかに絞らないと中途半端で本作はいいとこどりをしようとして失敗した展開のように思われます。

とはいえ、この映画に対してシナリオに期待しているような人は皆無であろうと考えられます。その点ではシナリオはどうでもよくて蛇やワニが大暴れしてくれればそれでいいのですが、残念ながら映像のレベルが非常に低く、90年代のCGが使われだした頃の映画のクオリティだったのが非常に残念でした。大迫力の映像を見せろとまでは言いませんが、もう少しなんとかならなかったのかと思う所です。

キャストが無駄に豪華です。「エルム街の悪夢」でフレディ役だったロバート・イングランドや「ハード・ターゲット」のヤンシー・バトラーなどが出演している。往年の映画ファンなら「フレディ、こんなところで何やってんだよ」と言いたくなるでしょう。

お薦め度:★★★☆☆☆☆☆☆☆

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ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

私は殺される

2016-03-20 18:12:58 | ★★★★★★★☆☆☆

監督 アナトール・リトヴァク
キャスト バーバラ・スタンウィック、バート・ランカスター、エド・ベグリー、ウェンデル・コーリイ、アン・リチャーズ、ウィリアム・コンラッド、リーフ・エリクソン
1948年 アメリカ
ジャンル:サスペンス

【あらすじ】
製薬会社のニューヨーク支店長の妻レオナは、心臓を患いベッドで過ごす日々を送っている。最近、様子のおかしかった夫が帰宅時刻になっても戻らず、彼女は夫の会社に電話する。だが通じず、彼女は混線した電話から「今夜11時15分に例の女を殺そう」という恐ろしい会話を聞いてしまう。警察に相手にされず、夫の秘書や主治医に連絡するうちに、夫への疑惑を深めるレオナ。そんな中、エヴァンスという男から電話がかかってくる。

【感想】
当たり前だが出演者の大半がもはやこの世にいない。

電話の混線で殺人予告を聞いてしまった心臓病の妻を描く。原題の「SORRY, WRONG NUMBER」の方が作品の内容をよく表していると思います。邦題の「私は殺される」は広義すぎる。

偶然に殺人予告の電話を聞いてから、夫婦間に何があったのか徐々に明かされるのと同時に、次第に追い詰められていく焦燥感との間合いが絶妙でした。いきなり取ってつけたような急展開するのではなく、じわじわと着々に追い詰められていくので見応えがあります。おかげで冒頭に間違って聞いてしまった殺人予告が妻本人のものであるというのは最初から容易に想像できたにもかかわらず、手に汗握る展開を楽しめました。バーバラ・スタンウィックの演技も熱演でした。回想シーンでの社長令嬢ならではわがままな性格と現在進行形での追い詰められていく絶望感の演じ分けが見事でした。   

違和感を感じた点として出演者全員のセリフが非常に長いのを挙げておきます。小説の文章をそのまま読んでいるかのようなものが多かったと思います。1948年の映画なので今とは映画自体の作りが違うというのもあるのでしょう。聞きにくさはある半面、意訳のようになっておらず丁寧な印象を受けました。結末があっさりしているのもこの時代らしいです。最近の映画はオチを捻りすぎていて、そのうち一巡して昔に戻るのではないかと思ってしまう。

よく出来たサスペンスでモノクロ映画時代の名作と言ってもいいでしょう。

お薦め度:★★★★★★★☆☆☆

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ジュネス企画




従来の欠点をマイナス金利が補う

2016-03-19 09:38:49 | レポート イオンフィナンシャルサービス

イオンカード、唯一かつ最大の弱点。それはイオン以外で買い物する人以外にはメリットが少ないことである。


イオン内の買い物であれば、5%割引やポイント5倍などが多く設定されているが、通常の買い物をする分には還元率が0.5%である。還元率としては平均的ではあるが一部のカードには劣ってしまう。


(ただ実際のところ、そのイオン自体が日本最大の超巨大な流通グループで主に生活必需品を売っている会社であるためこの弱点は見えにくくなっている。)



この弱点を補うことになるかもしれないのが、前にも書いたイオンカード普通預金0.12%である。もちろん私たちのような株式投資をやっている人間にとっては0.12%の金利など微々たるものであって無いに等しい。しかし世の中、株式投資だけには手を出さないというポリシーの人間も多い。むしろそっちの方が多いはずである。安定した収入源があって日々の生活に問題ないのであれば、あえてリスクの高い株などに手を出す必要もないのも事実。そのような人たちにとっては金利0.12%というのは非常に魅力的に映るはずである。



つまり何が言いたいのかといえば、マイナス金利がもたらした各行の普通預金金利の低下によって、高金利を維持しているイオンカードセレクトの注目度が上がる。結果として上記の欠点として挙げたイオン以外で買い物をしない人にとっても魅力的なカードになる。従来のイオンの買い物目当てのみから新たに高金利に惹かれた会員を獲得できる。



マイナス金利はイオンカード最大の欠点を補ってくれるきっかけになるであろう。メインがカード事業への貸出である銀行だからこそできるのである。
 

 


キャンディマン

2016-03-15 20:32:46 | ★★★★★★★★☆☆

監督 バーナード・ローズ
キャスト ヴァージニア・マドセン、トニー・トッド、ザンダー・バークレイ、ケイシー・レモンズ、テッド・デミ、キャロリン・ロウリー、バーナード・ローズ
1992年 アメリカ
ジャンル:ホラー、サスペンス

【あらすじ】
黒人居住区の都市伝説を研究中の大学院生ヘレンは、鏡の前でその名を5回唱えると現れるという殺人鬼“キャンディマン”の言い伝えを知る。鏡にその名を唱えてみるヘレン。やがて彼が奴隷の息子で、白人の地主の娘と恋に落ち妊娠させたため、惨殺されたことが判明する。後日、不良グループに襲われたヘレンは、彼らがキャンディマンの名を語って暴れているのではないかと推測。そんな彼女の前に本物のキャンディマンが姿を現す…。

【感想】
きったない映画だけどマニアックでカルト的な人気があるのも納得の内容。世界観がいい。

鏡に向かって5回「キャンディマン」と発すると殺人鬼が現れるという都市伝説を描く。こういう都市伝説って全世界にあるんですね。

とにかく汚く、残忍な映像が飛びこんできます。嫌悪感を抱かせるギミックが沢山用意されており、どれも秀逸でした。中でも黒人に襲われたシーンでのトイレの汚いこと。食欲が失せるような光景でした。ここまで徹底的にやってくれると嫌悪感ですら許せてしまいます。

更にもうひとつの魅力としてヴァージニア・マドセンの次第に追い詰められてく迫力ある演技が素晴らしかった。文字通り体を張っています。言っちゃ悪いがこんな映画でなければアカデミー賞取れてたんじゃないかと思うほどでした。おかげでサイコサスペンスに仕上がっているのでただのホラー映画とは違います。
一方でタイトルにもなってるキャンディマンの方はかなりB級感が出ており微妙でした。もう少し不気味さを出して欲しかった所。しかし、結果としてこの微妙さが、前述のシリアスな演技と組み合わさって独特の味を作り出していたように感じました。

もちろん不快さを押し出した映画なんでかなり人を選びます。絶対に受け付けないという人も一定数いるでしょう。鑑賞するにあたっては気を付けた方がいいです。言い忘れたが地味にBGMもよかった。

続編・リメイク出ているらしいけど、嫌な予感しかしない。ここで辞めておくのが正解っぽい。

お薦め度:★★★★★★★★☆☆

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ジェネオン・ユニバーサル

ワイルドバンチ

2016-03-11 21:14:22 | ★★★★★★★★☆☆

監督 サム・ペキンパー
キャスト ウィリアム・ホールデン、アーネスト・ボーグナイン、ロバート・ライアン、エドモンド・オブライエン、ウォーレン・オーツ、ベン・ジョンソン、ハイメイ・サンチェス、L・Q・ジョーンズ、アルバート・デッカー、ストローザー・マーティン、エミリオ・フェルナンデス、ボー・ホプキンス
1969年 アメリカ
ジャンル:ウエスタン

【あらすじ】
第一次大戦直前のテキサス。パイクをリーダーとする5人の強盗団は鉄道駅舎を襲撃するが、賞金稼ぎたちに待ち伏せされ、銃撃戦となってしまう。からくも脱出したパイクたちだったが、かつての仲間ソーントンを頭とする仮出獄者たちの一味に追われる羽目に。強盗に失敗したパイクたちは、マパッチ将軍の依頼で米軍輸送列車を急襲し、銃器や弾薬を強奪するが…。

【感想】
銃撃戦でスローモーション多用する映画は本作が由来であるとはじめて知る。それだけで存在価値は高い。

ヒーロー性皆無の汚らしい盗賊たちを主人公にしてもきちんと映画として成立させてしまうサム・ペキンパー監督の力量を思い知りました。最初の鉄道の襲撃シーンでは絶対にこいつらに感情移入などできないと思っていたら最後は応援していました。

第一印象としてとにかく登場人物達が汚いですね。しばらく風呂入らずに撮影したんじゃないかと疑うほどに。みんな人間臭くて個性的でした。やはり名作と呼ばれる映画は主役から脇役までしっかりとキャラが立っていると実感します。

銃撃戦についてはスローモーションの多用も当然ですが、その場に女子供が沢山いるのがいるのが目を引きます。ラスト女に撃たれてしまうのも含め、背景にベトナム戦争があったのではないかとの説があるそうです。それにしても普通の西部劇とは一味違いますね。個人的には西部劇のお約束のようなものを完全に無視した作りだと感じました。激しい銃撃戦の末の虚しい結末も無駄のない完璧な流れでした。

サム・ペキンパー渾身の一作。これは観ないと損をする。

お薦め度:★★★★★★★★☆☆

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ワーナー・ホーム・ビデオ

ダークシティ

2016-03-09 18:04:39 | ★★★★★★★☆☆☆
監督 アレックス・プロヤス
キャスト ルーファス・シーウェル、ウィリアム・ハート、キーファー・サザーランド、ジェニファー・コネリー、リチャード・オブライエン、イアン・リチャードソン、ブルース・スペンス、メリッサ・ジョージ
1998年 アメリカ
ジャンル:サスペンス、SF、ミステリー

【あらすじ】
太陽が昇らない闇に包まれた都市ダークシティ。ホテルの一室で目覚めた男は、すべての記憶をなくしていた。彼は人づてに、自分がジョンという名で、エマという美しい妻がいること、そして連続殺人の容疑者になっていることを知る。事件を追う刑事の手を逃れながら、何とか記憶を取り戻そうとするジョン。やがて、彼は街そのものが異常であることに気付く…。

【感想】
カルト的人気を誇ると言えば聞こえはいいですけど、私に言わせれば「ブレードランナー」になり損ねた作品。肝心な所でB級感がにじみ出てしまう。

監督のアレックス・プロヤスは「アイ,ロボット」が有名ですけど、その「アイ,ロボット」のようなメジャー作品を担当することになると無難な作りにしてしまうんだなと両作品を見比べて感じるところです。

記憶を失い追われることになった男が、街に隠された秘密に迫る。

ダークかつスタイリッシュな雰囲気は独特の世界観を醸し出してると感じました。個人的にSF映画は7,8割世界観で決まると思っているのでその点では印象に残る作品となりました。テリー・ギリアムの映像が好きな人であればはまれるでしょう。影響を受けているのかもしれません。チューンと呼ばれる物を何にでも変えてしまう能力と記憶を吸い取られた男がわずかなヒントをきっかけに核心に迫っていくのが魅力です。

ただ、ラストの宇宙空間に浮かぶ町が地球のようになっていく様子は演出的に過剰だったように思います。地球とみせかけて地球ではなかったという謎そのものは面白かったですが・・・。それから最初に書いた通り、要所要所でチープ感がでてしまうのでB級映画好きの御用達みたいになってしまったのは残念。 

もう一歩で名作クラスになれたのではなかろうか。

お薦め度:★★★★★★★☆☆☆

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