2月9日(土)は仕事だったため、二連休で彼女(妻)と二人でお泊まりに行ってきた。
中1の息子はというと、部活やら何やらがあるから「行かない」とのこと。
どうやら、留守番をすると決めているらしい。
一人になりたい年頃なのだろう。
まあ、仕方がない。
これから、家族揃っての旅行は、自然に減っていく運命なのだろう。
その分、夫婦でのんびり過ごすのも悪くない。
朝、息子を送り出してから、我々はお昼頃出発。
今回は、茨城の「古民家の宿 庄や山口」という所へ。
ここは、1日2組のみの限定の宿。
部屋は、蔵を改造した離れになっている。
お風呂は、部屋から外に数歩出たところに。
もちろん、お風呂も専用になっている。
五右衛門風お風呂で、なかなか趣があるのだ。
お風呂に入り、こたつでごろごろして本を読んで、気がついたらうとうとしていた。
とにかく、のんびりが最高に気持ちがよい。
夕飯の時間になり、さて部屋を出ようとした時…。
私の携帯に息子から電話。
「どうしたの?」
「家の鍵、忘れた~!」
なにぃ~!?
どうやら、家の中に入れなくて、困っているらしい…!
どうしよう…。
これから家に戻るのは、何が何でも避けたい。
この、最高ののんびり感がこれからの夕飯でピークを迎えようとしているその瞬間なのだ。
この至福に包まれようとするこのひとときを、お互いWin Win関係で完結しなければならない。
息子がその日雨風をしのぐことができ(この際自宅でなくてもよい)、なおかつ我々夫婦がのんびりと宿で過ごすことができる選択とは…。
そうだ、電車で20分ほどの祖父母宅に一晩泊めてもらえるようお願いをしてみよう。
無事に祖父にも連絡が着き、快諾してもらえた。
その旨、息子に伝える。
息子は、しぶしぶ(!)祖父母宅へ向かったようだ。
ほどなくして、息子本人からメールが入る。
「無事、保護されました」
そのメールに、ピンと張りつめていた緊張の糸がやっとほぐれた。(^^;)
まあ、息子もいい勉強になったことだろう。
せっかくの一人での留守番もできなくなって、残念だったろうな…(笑)
とりあえず一安心したので、心おきなく夕飯に舌鼓を打つことができのだった…。