昨日、産経新聞のサイトにて、
リハビリテーションについての報道があった。
診療報酬、リハビリに「成果方式」導入へ 改善度を初加算
しかしまぁ、何を持って効果とするのだろう?
骨が折れました→骨がつきました→効果?
骨が折れました→理学療法による筋力強化・日常生活動作獲得→
→早期の自宅・職場復帰→効果?
医学的モデルだけからいうと、
確かに日常生活が送れないほどの何かしらの機能障害、
即ち身体機能・精神機能・循環機能・呼吸機能・脳機能・・・
それらの機能に障害を起こし、それに対して治療・検査・投薬・訓練、
それらによって機能改善を図る。
しかしながら、完全に治癒しない・できないことがある。
それら機能障害が引き起こす生活障害をどう考えるのか?
この「生活」を考えていかないと、
治療は成功した、患者は寝たきりになった。
そして介護保険はパンクした、なんて笑い話にもならない。
そしてその「生活」は、千差万別、人それぞれ。
そう、何が言いたいかというと、
その生活をバックグラウンドにした治療モデルを展開しないと、
何が効果かわからなくなるのではないか?
この効果というときに、
医療は「諸機能の改善」という生物学的モデル。
患者さんは「生活障害の改善」という生活モデル。
保険者・国は「診療報酬・介護報酬の総抑制」という経済モデル。
各々視点がまったく違うのではないか?
という疑念を抱いてしまう。
上記に紹介したニュースは、
経済モデルばかりに目を向けたものではないか?
果たして在院日数を延長させているのは、
リハビリテーション職種だけなのだろうか?
病床数が削減できないのはリハビリテーション職種のせい?
そんなことはあるまい。
国・保険者が「生活モデル」を見ようとしない限り、
こういう「成果」まがいのことはこれから広げられるだろう。
生活モデルから見てみると、
「エビデンス」なんて何の役にも立たないことがある。
逆にその証明は、千差万別の生活を目の前にして、
立証はかなり困難になる。
逆に聞こう。
今医療において、確実な「効果」って何か証明されてますか?
それがなぜ、リハビリテーションだけに求められるのでしょうか?
リハビリテーションについての報道があった。
診療報酬、リハビリに「成果方式」導入へ 改善度を初加算
しかしまぁ、何を持って効果とするのだろう?
骨が折れました→骨がつきました→効果?
骨が折れました→理学療法による筋力強化・日常生活動作獲得→
→早期の自宅・職場復帰→効果?
医学的モデルだけからいうと、
確かに日常生活が送れないほどの何かしらの機能障害、
即ち身体機能・精神機能・循環機能・呼吸機能・脳機能・・・
それらの機能に障害を起こし、それに対して治療・検査・投薬・訓練、
それらによって機能改善を図る。
しかしながら、完全に治癒しない・できないことがある。
それら機能障害が引き起こす生活障害をどう考えるのか?
この「生活」を考えていかないと、
治療は成功した、患者は寝たきりになった。
そして介護保険はパンクした、なんて笑い話にもならない。
そしてその「生活」は、千差万別、人それぞれ。
そう、何が言いたいかというと、
その生活をバックグラウンドにした治療モデルを展開しないと、
何が効果かわからなくなるのではないか?
この効果というときに、
医療は「諸機能の改善」という生物学的モデル。
患者さんは「生活障害の改善」という生活モデル。
保険者・国は「診療報酬・介護報酬の総抑制」という経済モデル。
各々視点がまったく違うのではないか?
という疑念を抱いてしまう。
上記に紹介したニュースは、
経済モデルばかりに目を向けたものではないか?
果たして在院日数を延長させているのは、
リハビリテーション職種だけなのだろうか?
病床数が削減できないのはリハビリテーション職種のせい?
そんなことはあるまい。
国・保険者が「生活モデル」を見ようとしない限り、
こういう「成果」まがいのことはこれから広げられるだろう。
生活モデルから見てみると、
「エビデンス」なんて何の役にも立たないことがある。
逆にその証明は、千差万別の生活を目の前にして、
立証はかなり困難になる。
逆に聞こう。
今医療において、確実な「効果」って何か証明されてますか?
それがなぜ、リハビリテーションだけに求められるのでしょうか?
それでもやるべきことをやっていく。
それしかないかな・・・
まぁ、まだ新聞報道なので、
注意は必要ですが。