ふつうの暮らしとリハビリテーションとケア

もし、障害を負ってしまったらどうするか?
今までの生活は??
暮らしを支えるリハビリテーションとケアを考えます。

食べる・出す・入る

2007年04月30日 | ケアの話
GW・前半最終日。
皆さんいかがお過ごしですか?
ウチはカミさん休日勤務ありなので、
お出かけスケジュールが大変(苦笑)

さて、ウチの職場でいま書類の更新に追われている。
特養では「個別機能訓練計画書」を3ヶ月ごとに更新しないといけない。

で、その更新作業の真っ最中、である・・・

んで、コレを使って利用者さんの機能訓練をスタッフで考えよう・・・
ということなのだが、私はそれは二の次と思っていて、
というのも、介護職さんが書いてくるものが「食べる・出す・入る」。

「食べる・出す・入る」とは、
「食事介助・排泄介助・入浴介助:三大介助」といわれるもの。

それが入所者の方、ほぼ全員がこれを書いてこられる・・・
ん~、これを何とかしたい、というのがこの書類の目的。

「食べる・出す・入る」だけを書くのなら、
何も「個別」である必要もない。
それは人間誰もの行為だから。

それを紙おむつの種類は~、とか、チェアインバスによる入浴介助、
なんて特養にお入りになってる皆さん、それはみんなそうでしょ・・・

「買い物が好きなので、外出の機会を・・・」とか、
「学校の先生だったので、これを生かして・・・」とか、
「軍歌とか唱歌とかお好きなので・・・」とか、
本来「個性的」なケアが上がってくるはず。

確かにスタッフの数が現行制度では少なすぎるのもあるが、
それを批判する前に、見るべきものを看てない、そんな気がしてならない。

その方の生活の差異・習慣・こだわり。
これを生かすのが「個別機能訓練計画書」と思う。

それより以前に、ケアマネージャーが作るケアプランがある。
そのケアプランに基づいて、
個別機能訓練・個別介護支援計画・個別看護計画・栄養ケアマネジメントが
各々リンクしながら動くのが本来。

となるなら、より個性性を出さないと「個別」にする意味がない。
介護の現場で「食べる・出す・入る」介助のことを書いたって、
そんな誰も同じ行為のことを書いたって仕方ない。

ということで、視点を変えるための「個別計画」。
これを目指したい。

祝!投稿記事400件

2007年04月27日 | 日記・雑感
今日は今週最後の会議が一つ。
何とか乗り切った~!

さて、ふと記事一覧を見ると、
今までの記事数399件!

ということは、この記事で400件!
よくも飽きずに・・・というのが正直な感想です。

これもこのブログを見ていただく皆さんと、
コメントを書いてくれるブログ仲間の皆さんのおかげだと思います。

まぁ、後何件書き続けるかわかりませんが、
よろしくお願いいたします。

疲労と習慣と物忘れ

2007年04月26日 | 老化の話
GWの計画中ではあるけれど、
どうやら子供たちに風邪が蔓延中・・・
さて、この3連休どうなるか?

しかし、この一週間、ここまで重なるか?
というほど会議が重なった・・・

本来この3連休ではしっかり休めたいところ・・・

先日4つの会議が重なった。
午後連続4つの会議(泣)

職場の会議室に午後2時から8時まで缶詰・・・
たぶん今までの会議室滞在最長記録(苦笑)
最初は3つの会議に出席の予定だったが、急遽もう一つ(疲)

最初の会議はまだしっかりしていたが、
3つ目くらいから徐々にボーとしてくる。
集中力が途切れる。

4つ目となると、さすがに自分で集中してないと、
勝手に議題が進んでいる(と感じる)。
進行具合を把握するのが大変(汗)

で、それも限界に来て、
会議のメンバーの使用言語が日本語に聞こえなくなる(苦笑)

「みんな、何話してんだろう・・・?」状態(滝汗)
こんだけ脳が疲れると、さすがに機能不全。

って、認知症の方や高齢者の方など、
体調によってはこうなんだよなあ・・・と感じる。

そこへ薬の影響もある中で、
若くて健康なスタッフとコミュニケーション・・・
いや、難しいんだよなあ、コレ。

で、そこに気付けるかどうか?
それがポイントかな?

そこへ追い討ちをかける物忘れ(笑)
先日所用があって車で職場に行った。
外部で会議もやって、職場に帰って一仕事して、
家に帰ったら、車を忘れて変える(大笑)

歩いて帰ってきたら、シャッターが開いている車庫を見て唖然・・・

日ごろ歩いて職場に行ってるもので、
ついつい車を忘れて帰ってきた(苦笑)
翌朝、施設長から「夕べ飲みに行ったの?」って、
そらそうだ・・・、駐車場にマイカー放置(汗)

習慣とはなんと恐ろしい・・・
と感じた瞬間でもあり、
まさか車を忘れるとは・・・

DSの脳トレしようかしら?(苦笑)

あるものが使えない、ということ

2007年04月25日 | 日記・雑感
先週から会議づくめ・・・
昨日は連続4会議・・・
腰が痛くなりました・・・
今日も会議あります(泣)

さて、先日から我が家のトイレが使えません・・・
というのも、下水道工事のため。

一日だけ使えない、ということでしたが、
思ったより工事が難航。

ということで、月曜日の午後~今日午後まで、
我が一家が住んでる離れでは水道系使用禁止。
母屋ですべてをまかなっているが、
やっぱりかなり不便。

トイレや水道など、使って当たり前のものがダウンとなると、
朝トイレが混む混む(苦笑)

手を洗うことすらこちらではできないとなると、
まぁ、インフラって大事なのと同時に、
生活ってちょっとしたことで崩れるのよねぇ・・・

まぁ、今日で何とかなりそうなので、ゴールは見えてますが、
ゴールが見えない災害とか、ホント考えておかないと、
なんて最近災害が多いので、痛感した思いです。


機能訓練と生活と

2007年04月20日 | ケアの話
天気の変わり目が早すぎる・・・(汗)
先日は雪交じりの雨だったのに、昨日・今日は快晴・・・

体がおかしい・・・(汗)

さて、先日新たな入所者の方がお見えになりました。
事前の申し送りでは、リハビリは平行棒で歩いています・・・
であった。

さて、お出迎え・・・あれ?
車から降りて歩いておられる(苦笑)

ん?
何だコリャ?

申し送り書には、機能維持のため歩行訓練の提供を・・・
なんて書いてあって、私の積極的介入をやめる決断をしたのだった(苦笑)

基本は作業療法士さんと介護職員さんのレクリエーションで、
生活支援をしていってもらえたらと思う。

今の福祉施設・在宅で働くようになって、
結構こういうケースに出会います。

車椅子を検討してました、といいながら身障手帳をお持ちでない方。
歩行訓練をしてました、といいながら装具もお持ちでない方。
意欲がない、ということでお宅に伺うと車椅子も杖も装具もない方。
エトセトラ・エトセトラ・・・

連携だ、機能分担だ、チームアプローチだ、といいながら、
連絡と連携は違う、ということをまず知っておかねば、でしょう。
連携:目的を同じくするもの同士が、連絡し協力し合って何かをすること
連絡:進行していたものが、中断されずに何かでつながること。
   関係がある人々に情報などを知らせること。
#新明解国語辞典より

生活支援施設において一番困るのは、
紙切れ一枚で連携したつもりが一番困ります。
#まぁ、自分も病院勤務時代に同じことやってたんだろうけど(汗)

結局細切れになるのよね、その方のケアが。
生活支援施設において、生活再建・機能訓練をすることほど後手になることはない。

さて、今日も働きますか!