神融心酔 

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茶壷を極めるとは

2008-07-22 | 茶にまつわる文化・芸術
今月初めに出版された本、
極める紫砂茶壺―宣興茶壺二十三撰 中国茶急須の選び方・愉しみ方』池上麻由子著
を読み終った。

二十三種類の茶壷を写真入りで解説する〈鑑賞編〉、
茶壷の歴史と発展してきた背景を綴った〈知識編〉、
茶壷の製法、上手な買い方、上手な使い方を紹介する〈実用編〉
の三部構成となっている。

感想としては、
このテーマでこれだけの本を作るのは大変だっただろうな、ということ。
茶壷と言うのは道具としての存在に留まらず、
ものすごくマニアックで深遠な側面を持つので、
落しどころがすごく難しいと思うのだ。
筆者のそのあたりのとまどいや逡巡もところどころに感じられる。

中国の文人たち、茶人たちがどのような思いで紫砂茶壷を愛してきたか、
中国文化がどのような形で茶壷の中に生きているのか、
そのあたりを意識しながら読むと、なかなか面白い本である。

読み終わったら、何だか茶壷で淹れたお茶を飲みたくなった。

見て、手にとって、そばにあるだけで幸せな気持ちにさせてくれるのがこの茶壷。
私にとって、茶壷を極める、とは、お気に入りの茶壷ととことん付き合うことに他ならない、と思う。
コメント (6)
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