legno-Diario-自閉症児は不思議生命体-

~自閉症のすーさん(小学1年生)といい婆さんのなんでもかんでも~

酸っぱいんです

2007-02-23 13:45:23 | すーさん
すーさん、保育園休んでおります。

昨日、保育園でも「おならのついでにでちゃった」らしく、


昨夜も夕食後の「うがいのついでにでちゃった」らしく、



さっきも薬局で絵本を読んでいて



「おやっ?という場面ででちゃった」らしく、




よーするに、下痢でございます。



すごーーーーく珍しい。



かかりつけの小児科医のお見立ては・・「急性胃腸炎」

で、カバ先生に

「あの~、いつもとちょっと違うのが酸っぱい臭いがするんですが? 嘔吐下痢症(ロタウイルス)の時ほどじゃないんですがね」

と 聞いてみた。

「ウイルスにやられてるってことだな。痛みを伴わないノロウィルスって感じだね。」









婆さん、単純・単細胞。









「ウイルスって酸っぱいのか?」





・・・わけないね。





診察室を出てきた婆さんに小走りで看護士さんがやってきた。


「乳幼児が下痢した時は」というプリントであった。



わしの反応がかなり下痢幼児の扱いに不慣れな母ちゃんに思えたらしい。

いや、間違いじゃない。

すーさんはほとんど下痢をすることがなかったからなぁ。




【追伸】

帰宅後、ディズニーのDVDを観ながら大笑いしているタコ。

「そんなに笑うな」

笑ったついでに・・ってこともあるしな。


すーさんの様子からすると腹痛はないようなので一安心なのじゃが、

「ついでに酸っぱい」にビクビク中の婆さんである。

ポケモンセンターの”珍”土産-その3(最終章)

2007-02-16 07:49:17 | すーさん

何言ってるんじゃ???



自閉症児すーさんことタコは、

どうやら、ポケモンの新しい楽しみ方を手に入れたように見えた。



翌朝、(2月12日ハッピーマンデー)

タコは爺さんを寝室に残し1人で起きてきた。

すーさん: トイレ 行ってこようっと


自らそう言うとトイレで用を済ませリビングに戻ってきた。

早速、愛用のDSを開いた。



婆さんは、DSから聞こえるポケモンの効果音によって昨日の疲れが形になっていくのがわかった。

風邪をぶり返してしまったようじゃ。

我が家の3人の中で一番の年寄りが婆さんだ。疲れが大きいのは仕方あるまい。

パソコンから離れてすーさんの背後にあるソファーに座る。



ゴロン・・・しちゃおうかな・・・・と思ったら?



すーさん、婆さんの方に振り返る。


婆さんの目線にガチンコさせる。


DSは持ったまま・・・・



婆さん: 何か御用か?


すーさん: たのしい なぁ


婆さん: なにがじゃ?




すーさん: 麻  痺







(いきなりの150キロ級の直球をみぞおちにくらう)






婆さん: ウゲっ・・・・・・・・・麻痺かよ?




すーさん: 麻痺 だよ




婆さん: ゴホッ・・・・・・・・またかよ?




すーさん: 麻痺麻痺麻痺




婆さん: 3つもか??




すーさん: お母さんは もう お・し・まい

(もう~ってなんだよ)



老いては子に従え



婆さん、遠慮なくソファーにうつ伏せで臨終



5分も経過しないうちに


すーさん: お母さんに た・た・か・う



そう言って、婆さんの首根っこをつまみ上げる。(なんとも理不尽じゃ)



婆さん: お母さんは「おしまい」なんです



すーさん: た・た・か・う



婆さん: お母さんはもうおしまいなんだからいいよ、すーさんが戦ってくれ。



また、約5分後



すーさん: ね~~~む~~~~りィィ (号泣)



婆さん: なんだっていうんじゃ? ねむってるポケモンは使えないんじゃよ。

(仕方なく、死人に口あり)




すーさん: ね~~~む~~~~りィィ (訴え泣き)



婆さん: じゃ、お母さんと皆を連れてポケットセンターで回復してこいや。




(こんなことを言ってもタコにゃわかんねぇよな)





ゴソゴソゴソ


すーさん: ポケモンセンターはあと少しだよ。

(昨日の2時間15分の間に爺婆がすーさんにそう言ってたっけ)



すーさん: できたぁ~~~




DSの画面をチラッと覗いてみると「マヒ」「ねむり」が消えている。



へぇ~、タコめ、

いつの間にやらポケモンセンターの使い方とありがた味がわかったんじゃな。



すーさん: 麻痺 が ないのぉ~~~~(またも号泣)



婆さん: よかったのう、「マヒ」なくなって。



すーさん: もう、ダメだ~~~




どうやら、すーさんは麻痺と言う名前のポケモンだと思っているらしい。







こんな名前ポケモンは・・・あまりにもかわいそうじゃよ。





婆さん: タコや、そんなに落ち込むな、すぐに「マヒ」するから大丈夫だよ。

(なんか可笑しな励ましだ)



だんだん頭がボッーとしてきた。

やばい、ほんとに風邪をぶり返してしまった。




婆さん: ちょっと疲れたからさ、寝ても いい?









すーさん: お母さん に 萎えとる





婆さん: そこまで言わんでも・・・・そんなにわしは・・・?



頭の中で繰り返しコダマする。



      萎えとる   萎えとる

萎えとる  萎えとる  萎えとる

      萎えとる   萎えとる




親ってもんは子供の成長によりこんなにも虐げられるもんなんじゃな。

(なにやら思い詰める婆さん)




カシャ カシャ カシャ




プ~~~~んと甘い香り。




あれ? すーさん、 そなた、 


婆さん: 何しておるのじゃ~??!!!



昨日ポケモンセンターで買ったを手にしていた



いや、違う




萎えとる は ナエトル だったんだ。
(今頃気づく婆さん)



すーさん: お母さんが、ナエトルの、チョコレート 食べてるね


婆さん: 違うじゃろ?? 

      ここできちんと親子関係を修復しようぞ

      「ナエトル」のチョコレートを勝手にに食べておるのはすーさん、そなたじゃ!

      間違ってもお母さんじゃない。 いいか、よーく聞いてから答えなさい。

      誰が食べていいって言ったんじゃ?









すーさん: お父さん ナエトルの、チョコレートを食べていいですか?



婆さん:  ヤダ ! とお父さんが言ってる。





色々なことがゴチャゴチャしすぎて眩暈がしてきた。

頭痛もしてきた。

なんか腹も痛い。

腰も痛いし、歯茎も薄っすら痛い。



昨日を境に「マヒ」や「ねむり」という言葉を

DSの画面から読み取るようになった自閉症児すーさん。

ポケモンには「たたかう」というアクションが主であることもわかったらしい。

ポケモンセンターに対する理解も深まり始めた。

嫌いな自動改札を通っても、

2時間15分待ってもポケモンセンターに行きたいと頑張れるすーさん。

ポケモンセンターからの土産は数多くあったことは嬉しい。


だが・・・・・・




【追伸】

コンビニのレジに並んでいる時、「待っててね」 と声をかけると

麻痺「ま」だねぇ~~~


「並んでね」 と声をかけると

萎えとる「な」だねぇ~~~


と、フルボリュームで しかも 自信満々で おっしゃるのは勘弁してもらいたい。


そういう時に限って、レジの担当が初老の男性だったりするわけでして。


人の気持ちを汲み取り言葉を選択して欲しい、

人に気を使って話して欲しい、



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・無理ですね。



しばらくの間・・・・無理だとしても (いや無理です)

キミのデカイ声による多種多様の解説によって、

「怒ってますかぁ?」

「泣いちゃいそうですかぁ?」

「傷つきましたよねぇ?」

「タコには悪気はないんです。(すいません)」

と、キョロキョロ、ドキンドキン、ソワソワしちゃって、

このワタクシ「いい婆さん」が、

挙動不審系危険人物として世間様にマークされるのではないかと心配している

今日このごろであった。



ポケモンセンターの”珍”土産-その2

2007-02-15 03:27:28 | すーさん









この看板を見てなぜかホッとする婆さん。





婆さんの脳はこう処理していたからだ。





ユーキさん情報によると



「2時間待ち表示で1時間強」



1時間強を80分として仮定すると







3時間待ちであれば・・・・・・・







120分 : 80分 = 180分 : X(エックス)



120分×X= 80分×180分



X=(80×180)÷120





X=120分。











よし・・・2時間待ちじゃ!!











すーさんと手を繋ぎながら婆さんが華麗なる計算を終えた時、



爺さんだけ今来た方向に体を向けていた。





婆さん: どっち見てんの?



爺さん: 並ぶ?



婆さん: 並ぶっきゃないでしょーが



爺さん: 大丈夫かな?



婆さん: わからん



爺さん: ・・・・・・・・・



婆さん: ここまで電車に乗って来れたんだからそれだけも収穫じゃ。



爺さん: そだね。



婆さん: ユーキさんは丸善で読みたかった本をご購入されたそうじゃ。



爺さん: 丸善は3月9日に新装開店みたいだったけど。



婆さん: ほれっ、いっておいでよ。ついでにすーさんのトイレもお願い。



爺さん: それはいいけど・・・この行列ってどうなってセンターまで続いているんだろうね?



婆さん: 途中でタコがグロッキーであれば帰ればいいわけだし。



爺さん: もう少し先に行くまで・・・・



すーさん: ポケットモンスター



爺婆: わるいね、すーさん。ポケットモンスターのお店には待たないと入れないんだよ。



すーさん: ポケットモンスター



婆さん: 皆、DSやってんだからすーさんのを出してやんなよ。



爺さん: そうだ・・・・そうだね。



(こうやって整理してみると爺さんと婆さんの会話ってのは噛み合っているように見えて噛み合ってない匂いがプンプンする)













2時間15分後







わしら3人はポケットセンター脇の通路に並んでいた。









つい30分程前はこの行列の一部だった。









すーさんは待った、待ち続けた。







恐ろしいほど何1つ問題なく、







待ち続けて、









ポケモンセンターに入った。







「楽しいと思える目的を持つこと」がこれほどまでにすーさんを変えるのか?







いや、すーさんは変わったわけじゃない。







DS信者だったということだけだ。







けれど、婆さんには予想もしなかった結果じゃった。







「タコよ、欲しいものは全部買ってやるぞよ」







そう、意気込んだがセンター内のあまりの混雑で



すーさんが1つ1つ商品を吟味する状況ではなかった。





東京駅の地下街で「田舎そば」を食べて帰りの電車に乗り込んだタコ。



日本のド中心で田舎そばを食べるなんぞ・・・・・・



粋である・・・・わけもない。









お疲れモード全開である。(笑)





タコの快挙の証しとして買い込んだ土産はこちら↓







くたびれたすーさんのピースサインも写っておるが・・・

目的の「しょこたんのトロピウス」もタコのDSにやってきた。







力尽きたタコだと思っていたが、アニ計らんや。





帰宅後すぐにポケットモンスターを始めるタコ。





何やら画面を見ながら新語を叫ぶタコ。











何言ってるんじゃ???







この続きはポケモンセンターの”珍”土産-その3(最終章) へ続くはずじゃ。





ポケモンセンターの”珍”土産

2007-02-15 02:13:32 | すーさん
あらかじめお断り申す。

今回の記事はニンテンドーDSのポケットモンスターダイヤモンド・パールを

ご存知のない方には少々不完全燃焼の読後感をお持ちになるかと存じますが、

何卒ご容赦頂きたいのである。



2月11日(日)の朝、婆さんは先日コメント下さったユーキさんから

ポケモンセンターにて「しょこたんのトロピウス」をプレゼントしてくれるとの情報を

ありがたく頂戴した。

そして、もう1つ大きな情報は入店までの行列に対する待ち時間は、

大目に見積もって掲示されるとのこと。



うちの自閉症児すーさんことタコは、

最近、ポケモンに対する行き詰まりを感じておるようにお見受けする。

そりゃそうだ。

タコにはゲームでバトルしている概念が全くないし、

ポケモンのキャラコレクター魂も宿ってないわけで、

ポケモンの世界が広がるわけがない。

かと言って、今も「DS信者」であることには間違いないが。



ここらで、一発、新しい風を吹き込んでやるか!



とは言っても、今日はやけに北風が強いじゃありませんか・・・・



タコにポケモンセンターへお誘いする役目を爺さんに押し付けた。


爺さん: すーさん、ちょっとこれ見て

爺さん: ここは 

すーさん: ポケットモンスター

爺さん: そうそう、ポケットモンスターのお店

すーさん: ピカチュー だねぇ

爺さん: 今日、ここに行ってみますか?

すーさん: はい!!!!!

爺さん: ちょっ、ちょっと、おっとっと、待ってね、すーさん。 よく聞いてね。

すーさん: はい

爺さん: ポケットモンスターのお店に行くには電車に乗るんだけど いい?




すーさん: はーーーーーい

爺さん: ほんとかよ? 電車だよ??


すーさん: 1、順先生 2、ポケットモンスター 3、電車に乗るよ
(この日は木村順先生の感覚統合のセッションの予定が入っていた)




ここでスカして美味しいとこ取りの婆さん登場。


婆さん: 1、順先生 2、電車に乗る 3、ポケモンセンター いい??

すーさん: 1、順先生 2、電車に乗る 3、ポケットモンスター

(ポケモンセンターとポケットモンスターの区別がつかないようだ)





ポケモンセンターの最寄の駅までは乗り換えなしで1本だが、

電車を嫌がっているすーさんには大関門が待っている。

途中から地下にもぐるのだ。

電車が嫌い、トンネルが嫌い・・・・のタコ。




どうすりゃ いいのさ この婆さ~ん♪ (藤圭子風)



(いくっきゃないわな。)



夢は 夜 ひらく~~~~~~(夢は 地下で ひらく~~~~~)




婆さん自身が後悔せんように大急ぎで

ポケモンセンター行き限定携帯de絵カード制作に取り掛かる。

(何事にも自分本位の婆さんである)









電車に乗ると耳塞ぎは相変わらずだが、

ポケモンセンターカードを頼りに踏ん張るすーさん。


でも、地下にもぐったらどうなるやら?



すーさん: トンネル 入りまーす (バスガイド風)


地下に入るとこれまた不思議。

耳塞ぎをお止めになるすーさん。




全くもって、タコの法則はよーーーーわからん。



お江戸日本橋に到着してはっきりとわかったことじゃが、

すーさんの大関門は”自動改札”であった。


お尻だけ自動改札の1歩手前に残しながら、気持ちは0.3秒で通り過ぎたい

 と 無茶な願望を持っているタコの背中をグイグイ押す婆さんであった。


自動改札を抜ければこの余裕。




地下道を歩くただのタコであった。



すーさん: ポケットモンスター!!


すーさんが見据える先を見て初めてここがポケモンセンターだとわかる鈍い婆さん。

それほどまでに”看板”が霞む人ごみであった。



婆さん: 行列はどこじゃ?

爺さん: あっちじゃないかな?

婆さん: あっちってどこじゃ?

爺さん: 歩いて行かないとわかんないなぁ。

婆さん: どこまで歩くんじゃ?どこじゃよ?? どこ??って聞いてんじゃよ??


(未知なる恐怖に怯える婆さん)


















あった。



























この続きはポケモンセンターの”珍”土産-その2 へ続くはずじゃ。



鼻水・鼻づまりは変形ハリセンで撃退せよ

2007-02-14 08:10:14 | すーさん

皆々様の風邪菌バトル報告を連日目にする今日この頃。

「お加減はいかがでしょうか?」・・・・

そんな悠長な状態じゃない。

婆さんも先日、発熱・のどの痛み・頭痛に咳・鼻づまりとフルコースの風邪をひいた。

いまだにその時の残骸が体に残っている。

それが・・・鼻水・鼻づまりじゃ。

婆さんの鼻水・鼻づまりにはまだましじゃが、すーさんの鼻水・鼻づまりの継続は死活問題である。


そこで、我が家でやっている「速攻性」はあるが持続性に少々欠ける

エッセンシャルオイルを使ったちょいと変わった鼻水・鼻づまり解消法を

ご紹介させて頂こうと思うのじゃ。

ただし、エッセンシャルオイルの使用上の注意点があるので必ずご一読頂きたい


---------エッセンシャルオイルの注意点---------------

*エッセンシャルオイルの原液を直接肌につけることは危険です。

*エッセンシャルオイルは引火する可能性がありますので、
 台所などの火気のある場所での使用、保管は避けて下さい。
 また、キャンドルタイプのアロマポットを使用される方は、
 キャンドルに火がついている間はそばを離れないようにしてください。

*一部のエッセンシャルオイルは妊娠中の使用は避けたほうがよいとされているものがあります。
 また、妊娠中は体調が普段とは違いますので、エッセンシャルオイルを使用する際には、
 専門家の指導を仰ぐことをお勧めします。
(今回ご紹介するスペアミントのエッセンシャルオイルは妊娠中の方には避けた方がよいとされています)

*乳幼児への使用はほんのわずかな量からスタートし、様子をよく観察しながら調整して下さい。

*エッセンシャルオイルを使用していて気分が悪くなったときは、
 すみやかに窓を開ける等、換気を行って下さい。
 また、肌に使用してトラブルが起きた場合は、よく水で洗い流し、医師の診察を受けて下さい。

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まず、用意するもの




ミント系のエッセンシャルオイル


婆さんご用達はJellさん

▲スペアミントの注文ページはこちら

▲ペパーミントの注文ページはこちら

どれも安価で品質も確実である。(婆さんのおすすめである)




天ぷら敷き紙(100円ショップでよくお見かけするもので十分)

キッチンペーパーやカットコットンでも代用ができるが、

今回は「張り」を求めたいので天ぷら敷き紙(パルプ100%)がよろしいかと。




では、変わりハリセンの制作と参ろうか?




天ぷら敷き紙を3枚程度重ねて2~3センチ間隔の蛇腹に折る。




畳んで下から5センチ位の所を輪ゴムでしばる。(扇をたたんだ状態)




変わりハリセンを広げ、変わりハリセンの上部に
ミント系のエッセンシャルオイルを数滴たらす。
(最初は2滴位からスタートした方が望ましい)


これで制作は終了じゃ。



では、次、使い方へ進もうぞよ。





寝室にある加湿器などの噴出し口にハリセンを差し込む。
この時、加湿器本体に影響がないことを必ず確認してくだされ。


それでもあまり効果がなければ


極めつけ・・・・・ いきます。





オイルがしみ込んでいる部分を絶対に肌に触れさせないようにする。
ミントの刺激から「目」がウルウルしちゃう場合もあるので、
ハリセンによる「ミント風」は、様子を見て無理のないようにしておくれ。


これで終りじゃ。







普段、我が家ではアロマポットやオイルウォーマーと呼ばれるものを使用して
寝室全体に香りを充満(笑)させているのじゃが、


すーさんの鼻水・鼻づまりがひどい時は”変わりハリセン”の出動となる。

すーさんは概ねこの変わりハリセンの出動で

「眠りたいのに苦しくて眠れない」状態から脱出できる。


最近では100円ショップでアロマポットやオイルウォーマーを売っているのを目にする。

ろうそくを使用せずコンセント用のものもある。


しかし、これはあくまでも婆さん一家の個人的な効果の話であって、

皆々様にも同じ効果が表れるとは限らないのでその点はご了承頂きたい。






も1つよいかな?


この”変わりハリセン”の取り扱いは大人限定でお願いしたい。

子供らは、面白がって触りまくるなどのお遊びに発展させてしまうからである。

すーさんは、数回の使用で「苦しい時に楽になったグッズ」と変わりハリセンを理解し、

爺婆の「これは触ってはならん!」という注意を守るようになったが。



エッセンシャルオイルは揮発するので天ぷら敷き紙は

翌朝には香りの良いとなるので、

数回繰り返し使った変わりハリセンはバスタオルなどの格納場所に

ソッと置いておけば香りがタオルに移り再々利用もできる。




すーさんは感覚過敏があり、

塗り薬による鼻づまりの解消もできず、(ベタベタ感が許せないお人)

睡眠障害もあって毎日薬を服用していることもあり、

市販されている強力な鼻炎の薬を飲むことができない。

地球の裏側まで飛んでいっちゃいそうな刺激的なキャンディーも食べられない。(笑)

「鼻をかむ」こともうまくできない。



しか~~~~し、




匂いにも過剰反応する奴であるが、

乳児の頃からエッセンシャルオイルに親しんでいた奴なので”変わりハリセン”も

容易に受け入れられた。


「やってみちゃおうかな?」と思って下さった方は、

くれぐれも使用上の注意と奴らの反応を重視してお試し下さるようお願い申し上げる。




【追伸】

この記事を書くに当って、婆さんの話に耳を傾けて下さり

リンクバナーまでご提供下さったエッセンシャルオイルのJell の代表である平井氏に

心から感謝致しております。


お知らせ「15の夜」~いじめられているきみへ

2007-02-12 07:53:08 | 障害について

「15の夜」~いじめられているきみへ~監修内山登紀夫先生(よこはま発達クリニック医院長)

    (詳しいことは↑の画像をクリック)


今週と来週の2回(前編・後編)にわたり、

週刊少年マガジンに、

「15の夜~いじめられているきみへ」という、

アスペルガー症候群の男子生徒が主人公の連載が掲載されます。


監修は内山登紀夫先生(よこはま発達クリニック医院長)


前編はすでに先週の2月7日(水)には発売しているので・・・

関心のある方は今すぐゲットしないと次週分が出てしまいますぞよ。


うちは、昨日このことを知って昨夜外出の帰り道

ampmで購入しました。(一冊250円です)


マガジンは陳列棚にはなく、棚の下に平置きになってました。

アダルト雑誌を黙って読んでいる紳士に声をかけ

横に一歩どいてもらってGet!


しかし、昨日はまたまたチャレンジを試みた日でしたので、

寝てしまい、まだ・・・読んでいません。(ごめんなさい)


一年前まで毎週水曜日に週刊少年マガジンをイソイソ購入していた爺さんが

「やっぱ、マガジンはすごいな。読んでみないとわかんないけど、

この手の話を取り上げることがすごいと思うなぁ」
・・・と申しておった。


同感である。



あなたの判定、A・B・C??

2007-02-09 12:45:56 | 障害について
まだ正月気分も抜け切らない1月の初旬、市役所の障害者支援課から封書が届いた。

「そうか、すーさんの療育手帳の更新だったなぁ」

わかっていたが、2007年が始まったばかりなのに・・・。

療育手帳の新規取得と更新手続きの違いと言えば、特別児童扶養手当の手続きが手帳の更新とほぼ同時に行われること位か?

詳しい手続きなどは地方自治体で違うだろうが・・・。

そして、もう1つ、すーさんの

障害についての診断書を
*児童相談所の判定医に書いてもらうか?

*かかりつけの医師に書いてもらうか?

どちらかを選択できることじゃった。


ご存知のようにすーさんは睡眠障害も持ち合わせておるので毎日薬を服用しておる。

かかりつけの精神科医と言えば「ワンちゃん先生」である。



ドックすっかなぁ~~~(うぅ、サブいダジャレ)・・・婆さんは迷った。



で、友に意見を聞いてみた。

友の自治体では診断書をかかりつけの医師に書いてもらうという選択肢はないとのことだった。

友の話を聞いているだけで、わしの視界ゼロの心はなんとなく晴れてきた。

少なくとも2年前の児童相談所の判定医がすーさんを全く見ることなく

自分の病院のチラシを渡したりするような不愉快な思いをしないで済むならば、

ワンちゃん先生に診断書を書いてもらう方がよかろう・・・と。

こういう時の細かい母の迷いに応えてくれる友がいてくれるのは、

本当に有難いことじゃ・・・と痛感した。



そして、2月2日金曜日、保育園をお休みさせたすーさんを連れて児童相談所へ向かった。

勿論、編み爺さんも一緒じゃ。

すーさんには「1:児童相談所 2:イチゴを食べに行く(調子が良ければイチゴ狩りをしよう」

と、はっきり伝えた。

児童相談所に行って何をするのかすーさんにはぜんぜ~~~んわかっちゃないが、

それでも行き先、スケジュールをきちんと伝えることで動揺や拒否をする様子はない。

それだけ・・成長したんだなぁ~~。



児童相談所の心理士の先生は、2年前のガス先生であった。

すーさんと婆さんがいた待合室に2年前と同じ

ものすごーーくやんわり元気に迎えに来てくれたガス先生。



ガス先生: すーさん、おばちゃんと一緒に2階に行こうか?(すーさんに片手を差し出す)

すーさん: はい 階段で行きます。(ガス先生と手をつなぐ)

ガス先生: あれ~~、すーさん、2年前は全然ダメだったのに。嬉しいなぁ。


確かに、すーさんの反応は2年前とは違って友好的じゃった。


しかし、すーさんが突然ガス先生に向かって意味不明な言葉を・・・







「手 が くさい」



ガス先生: えっ?なになに?





婆さん: がっはっはっはっは・・・すいません。

ガス先生: うん? すーさんは何を言ったの?




婆さん: いや~~、誠にお恥ずかしい。それを読んだらしいです。



---------以下解説のみでガス先生には話さなかった--------


「土足でお上がりください」


解説致しますと濁点が苦手なであり、読める濁点ひらがなが少なく、そして今は急いで読んだのでこうなりました。





こうなったわけでして・・・。

手をつないでくれているのにいきなり


「て が くさい」 とは・・・やはりタコである。


タコと一緒にいると何かと疲れる。(笑)


-----------    人騒がせな奴であった      ----------






2階の個室のドアを開けたガス先生。

ガス先生: すーさん、おばちゃんと二人ででいい?お母さんは外でもいい?

すーさん: ・・・・・(かなり不安そうな顔)

ガス先生: いやならお母さんも一緒に入ろうか?

すーさん: はい!

ガス先生: じゃ、すーさん、好きな所に座っていいですよ。

すーさん: おべんきょう します!!

ガス先生: まぁ、お勉強だなんてよくわかるのね。

すーさん: (ニヤッ) さぁ、はじめましょう。

(婆さん、思いっきり吹き出しそうになる)


ガス先生: じゃ、2年前にできなかったことからやりましょうね。

ガス先生は小型のトランクから検査道具を取り出し始めた。



田中ビネー・・・・である。


,

問題に対して相変わらず「できそうなものはやる」「できそうにないものは始めからオチャラケ」のすーさんであった。

爺さんも近隣の駐車場に車を置いて遅れて部屋に入って来た。

爺婆への普段の生活についての事情徴収を間に挟みながらの何個目かの問題。











ガス先生がお手本を見せてくれる。






すーさん、鉛筆で線らしきものを終点を気にせずに描き、余計な物まで描きおった。


問題に集中させるため、2年前には既にアルファベットが読めたと言うすーさんの資料を基に

ガス先生はアルファベットのおまけをつけてくれた。





にもかかわらず、椅子にちゃんと座らずに体をずり落としながら鉛筆を持ったままダレる奴。


婆さんは問題には一切口を挟まないでいたが、

奴のその態度にはなんか一言言ってやりたくてウズウズしておった。


しかし、ガス先生からの事情徴収に真剣に応じておるので婆さんの口はそっち専用であった。



既に鉛筆を置いて席を立った奴。

なにやら線引きの問題を覗き込む奴。


紙に書いてある「A」を指差し





婆さん: はいはい、そうそう・・・(なま返事)


続けて





婆さん: そうだねぇ~、Cはキャンディー・・・・・えっ??なんじゃ??今、なんて言った??


婆さん: まさかと思ったんですけど、今、すーさん・・・・


ガス先生: どうしたの?


婆さん: 今、Aはりんご Cはキャンディーと 言ったんです。AはAPPLE CはCANDY を理解しているようで・・・(ハァハァ、興奮中)









すーさんは淡々と議事進行中。


婆さん: 今、Dは犬って言ったの聞こえた??(爺さんに告ぐ)


婆さん: ほらっ、FはFROGだから蛙  (ハァハァハァ、さらに興奮中)




ガス先生: 私ね、ほんと面白いと思うのよ。こういう子達と共有できるものを探すことが面白くて仕方ないの。


(ガス先生のお話の最中にもボソッとすーさん一言)






婆さん: 私はすーさんに「りんごはAPPLE」だとか「蛙はFROG」だとか一切教えてないんです。


爺さん: どこで覚えたんだろうね?


婆さん: ノンタンのDVDとかで覚えたとしても「Aはアップル」とは言わず「Aはりんご」と言う所がなんか怖いぞよ。


ガス先生: よかったじゃない、こういうことをきっかけにして共通の会話が楽しめるし。


婆さん: そうですねぇ、こんな風に理解しているとは思ってもいませんでした。


ガス先生: だからね、すーさんみたいなタイプのお子さんの知能検査なんていくらやってもちゃんと測れるもんじゃないのよ。


婆さん: 確かに。





婆さんも発達障害を持つ親御さんも幾度となくこんな風に思ったに違いない。




1時間30分に渡る「面接」と「参考程度の知能検査」が終わった。


やはり、コミュニケーションの部分と生活面(排泄・食事・着替え等)での介助の度合いが高いということを見て下さったガス先生はおっしゃった。


ガス先生: 一応、会議にはA判定(重度)で押してみますが、もし、B判定(B-1:中度)ってことになったとしたら一年後に再判定ってことにしましょうか?


爺婆、異議なしであった。


検査室から親子3人とガス先生が出てお別れのご挨拶でもしようかと思った時、

ガス先生は普通におっしゃった。

ガス先生: お母さん、冷静  ね



久しぶりに聞いた言葉じゃった。

2年前の自閉症と診断された頃もちょくちょくそう言われた。

褒め言葉なのか、今後の注意を促す言葉なのかはその当時はわからなかった。

だから、かなり力を入れて「冷静」っていう言葉に対して返答していた気がする。



しかし、もう、そんなことはせず「あっはっはっは、そうですか?」とサラリとスルーできるようになった。

これが婆さんの成長か?(笑)





昨日の午前中、ガス先生から判定が下りたとお電話を頂戴した。


B-2 中度

ということであった。



電話の最後にガス先生が


ガス先生: この話はこれで終わりですけど、教材のことで又電話するかもしれないけどいいかしら?


婆さん: もちろん です。


ガス先生: その時は児童相談所の人間としてではなく、全然関係ない人間としてお電話するから。


婆さん: ありがとうございます、喜んで。



療育手帳の判定・更新の際には「数値・度合い」に焦点を絞り、

判定する側も判定される側もピリピリするものじゃ。

婆さんもかなり手帳の更新のお知らせを読んでからキーキーおさるしていたと思う。

でも、診断書を快く引き受けてくれたワンちゃん先生も児童相談所のガス先生も

診断しにくい・判定しにくい「自閉症児すーさん」をプロの目で正確に診て下さったと思う。

正式な知能検査をしたわけではないが、

正式な知能検査をした所で

すーさんの生きていく上での”困難数値”を叩き出すことはできないことを

よーーーくご存知であったことを改めて知り、嬉しく思う婆さんであった。





【追伸】

今回の一連の手帳の更新を経験し、

IQ(知能指数)が一定レベル以上であるがために手帳を手にすることができない

発達障害児の数は想像以上であるだろうと思うのである。

前々回の記事に登場したピョン君もその1人であろう。

知的障害がなければ「普通」なのか?

甚だ疑問に思うのだ。

数値や度合いで示すことができない発達障害。

不思議生命体である。

その不思議生命体と毎日向き合い、共に生活をする家族に、

こぼれ落ちるほどの労いと不思議生命体の面白さを提供している親御さんのブログに敬意を表したい。



そなたの名は?

2007-02-01 11:54:37 | 爺さん



モデル:すーさん(俗称:タコ)

編み込み by 爺さん(編み込み挑戦2回目の作品)




モデル:すーさん(別名:タコ)

編み込み by いい婆さん



左右表情の違う編み込みではあるが何も気にせず保育園に送り出す。

婆さんは爺さんをあんまし褒めない。(全然か?)

じゃが、この編み込みの出来には「褒めてつかわした」





去年の初夏の頃のことじゃった・・・・・・


婆さん: すーさんの髪の毛伸びてきたから朝の支度が面倒じゃ~~~~ぃ!

爺さん: (そばでビクビクしているだけ)

婆さん: あんなに薄毛でなかなか伸びないタコ毛もこの位までくりゃいいじゃろ?

爺さん: 随分伸びたねぇ~





婆さん: 切・る・か!!


爺さん: ええぇぇぇ~~~、もったいない。

婆さん: もったいなくないじゃろ? タコの髪は伸びてくるってことがわかったんだから。


爺さん: じゃ・・・・・・ちょっとね


婆さん: バッサリ


爺さん: バッサリ・・・・・・・・・ですか


婆さん: でも、コンサートで着ようと思っていたワンピースにはロンゲがいいかな?

爺さん: そそっ、そうだよ!(爽やかに一押し)

婆さん: でも、毎日、髪を結ぶのは面倒じゃなぁ~~。 なっ??

爺さん: そそっ、そうでしたね。







婆さん: 爺さんや、そなたは「ミツアミ」したことあるか?

爺さん: ない   です。


婆さん: だよね?! じゃ、しょうがないな

爺さん: ・・・・・・・

婆さん: やってみる気ある?

爺さん: ええぇぇぇぇ? やったことないし。


婆さん: だから、やってみるか? って聞いておるのじゃ??

爺さん: ちょっとだけ 切れば楽になるよね?(結構いい所を突いてきた)


それでも



婆さん: 切るなら・・・・バッサリ




爺さん: やってみる・・・かな?

婆さん: なにを?

爺さん: だから 「ミツアミ」。   今その話してたんじゃないの?

婆さん: いや、もう バッサリ 行く気じゃった。

爺さん: だから、やってみるよ。(苦渋の選択か?)

婆さん: ふぅ~~~ん、じゃ、わしのを見てからやってみ。(潔く高飛車)

爺さん: (思いっきり不安げ) うん、見ただけでわかるかな?

婆さん: わかる??  わけないのじゃ。

爺さん: そう だ よ ね (泣きそう)

婆さん: 口で説明すんのは面倒だからヤダ! やってみ!


爺さん: はい、やってみないとわかんないのであれば。


爺さんは、今時の若い女性には好かれないタイプです。

なぜなら・・・家事は全くできないお人でしたから・・・。


爺さんにミツアミを見せている時に婆さんは

「僕にはできません」 と投げ出すと結果をしっかり決めていた。


しかし、爺さん、じっとしていないすーさんを相手になにやら奇妙なポーズを取り出した。







婆さん: うちの可愛い娘に何する気ですか?


爺さん: ミツアミ です。



婆さん: 物事には「それらしい形」ってもんがございます。


爺さん: どうすりゃいいのさ?


婆さん: 教えてもらうのは誰?


爺さん: ・・・・・・・  教えてください。


婆さん: よし、じゃ、すーさんの頭の位置に自分の手が自然に届くように「たて膝」!


婆さん: 次、肩の力を抜いてわしがいつもしておるようにそっと髪に手を添える。


爺さん: ???????


婆さん: 教えてもらう身は師匠の言うことに疑問を持たない。


爺さん: ・・・・・ まだ何も言ってないけど





婆さん: ほらっ、なんかできるような気になってきたじゃろうに?


爺さん: あっ・・・はい、 なんかそんな気がしてきた・・・と思われし候


婆さん: あとは数をこなすしか成功の道は開けん・・あっはっはっは。




爺さんは、仕事は遅いが丁寧な仕事をするようになった。

虫の声が聞こえてくる頃には婆さんよりも上手くなった。




もうそろそろ、師匠の座が危うくなった先日。

爺さんに更なるステップアップを促してみた。(師匠の座を守り抜く為)


それが、編み込み である。


ご覧の通り、
爺さんは2回目にしてかなりスムーズに編み込みをするようになった。


師匠たるもの、後継者の成長を形にして讃えてやらんといかん。


色々考えたが・・・


わしには「いい婆さん」という立派なハンドルネームがある。


しかし、爺さんは「爺さん」でしかない。


ここらでそれなりのハンドルネームをつけてやろう。








編み爺さん












わしは、1つこの世に大仕事を残したような清清しい気分であった。