ジョージィのおとなりさんたち

【個人史】「人生って、とっても楽しいもの」
そんな風に感じている今日この頃。Blogでメモっておきたい。

回想: 一枚の絵 (未来)

2008年02月22日 14時40分12秒 | Weblog
[個人史]: 子ども 環境 田舎(いなか) 一枚の絵
※ 村の未来(予想図)

<卒業記念>
私が中学生になってから、 学校の体育館入り口には 廊下に掲げられた 自慢の絵があった。
特に、私がイジメ を乗り越えた 中1 の夏以降は 自分に自信がついたから、体育館に向かうたびに 誇らしく見ていたものである。

その絵は、 小学校の卒業記念に 10数人の級友と共に 大きなベニヤ板に描き、最後にニスを塗って耐性を高めたものである。

描いたテーマは 「村の未来」 として、デザインは 私が押し切った。

<未来図>
漁業、酪農、耕作 などを 細々と営んでいた集落である。
卒業後は 将来に希望を託せない 農家仕事に就きたいとは願わず、 若者は 仕事を求めて 街に出て行かざるを得ないから 人口は減少(過疎化)し、 二つ下の学年は 2学年で1クラスだ。
誰しもが 未来 に希望が持てない状況 だと私は感じていた。

そこで描いたのが、
職住一体型で 屋上にはエアポート(空港)まで付けた 住居併設の大型複合施設である。 娯楽までもが館内で提供できる。

酪農も耕作も 全天候型 で一元的に管理・生産し 生産効率を高め、 遠方との物流をも円滑にすれば 生活は良くなる と考えたのだ。- (村で消滅寸前だった漁業は考慮するのを忘れた)
※注 もちろん当時は このような言葉が有る訳ではなく、 『概念』 を描いたものである。

<苦根>
しかし、中学3年になる頃には 『こんな未来では ダメ だ!』 と思い悩む様になった。

海があり 山があるのに、 自然の中に 巨大な人口物を造り 自然からの影響を受けない生活 で ほんとうに人間は幸せになるのだろうか? 『いや、絶対にあり得ない』 と考え出したのだ。

当時 (小中一体校の)児童・生徒会長 であった私は、 「偽りの希望」 を示す絵柄に 密かに責任を感じていた..。

(続)

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