goo blog サービス終了のお知らせ 

ジョージィのおとなりさんたち

【個人史】「人生って、とっても楽しいもの」
そんな風に感じている今日この頃。Blogでメモっておきたい。

記録: 世界初の自爆テロ国家「カミカゼ・ニッポン」(3)

2007年08月02日 17時54分18秒 | 格差社会と政治
[近代日本史]: 太平洋戦争末期 特攻隊 人間爆弾の妙案(軍首脳部) 靖国神社 A級戦犯

<前線は劣勢でも中央は軍需景気>
敗北を重ねる前線部隊の実情を知りながら、 天皇までをもダマシ続けた 軍部が流す「大本営発表」 を聞いても、 国内中央の盛況な様子は 本当に日本が勝ち続けていると本土(国内)の国民に錯覚させるには十分であった。

<幼年学校(陸軍)、海兵隊(海軍)>
二つの 士官学校には 多く政財界の子息が入校した。 そしてそのまま (エリート官僚同様に) 戦地には赴くことなく 中央からの指揮・命令 で前線の一兵卒らを統治していた。

<”特攻命令”取り消し>
終戦間近になって 絶対に勝ち目のない前線に向かって 特攻命令が出た。 誰でも 無駄死に と判るので隊長らは(若い命を散らさせないよう)抵抗したという。 それでも 上層部からは強行に命令されるので ある隊長が条件付で引き受けた。
隊長は、若い命の特攻隊員と共に、命令を発した当人も 「お国のために共に散ろう」と強引に連れだそうとしたところ、 命令はあっさり取り消されたという。

幾万の部下の命は何とも思わず、 常に前線から離れたところから統治する 軍上層部本人の命は お国の為でも 差し出せない。 それが実態だった。

<弱虫統治者が権力を持った末>
米軍の日本本土上陸が 噂され出すと、 遠く 硫黄島 に誰でも良いから 捨て駒兵を送り、 早々に 『全員玉砕』 を発表して、 援軍を送る事もなく、 沖縄戦を含めて 尊い数多い命を 無駄に散らさせた。

全ては 日本国内中央に集まっていた 世間知らずで弱腰のリーダーらの甘美な生活を守るためだった。

戦局について 天皇さえもダマシつつ、
貧困に悩む地方の若者を中心に 強制的に兵役につかせ、 満足な訓練もせずに特攻を命じ、 本土から遠く離れた戦地に送り ”生きて帰ってくるな!” と自分たちの盾として 尊い命を みすみす 失わせたのである。

これが靖国に合祀されている A級戦犯 の行った行為だ。
政府・与党(自民党)が 日本国内では 「戦犯ではない」 と言っている 戦争感覚だ。

(続)

関連記事
08/02 記録: 世界初の自爆テロ国家「カミカゼ・ニッポン」(4) 『英霊達の詩』
08/02 記録: 世界初の自爆テロ国家「カミカゼ・ニッポン」(3) ・・・ 本記事
08/02 記録: 世界初の自爆テロ国家「カミカゼ・ニッポン」(2) 『強制の靖国』
08/02 記録: 世界初の自爆テロ国家「カミカゼ・ニッポン」(1) 『傲りの開戦』
08/02 回想: 初めての米国西海岸(1) 『きっかけ』
02/28 [戦争を知らない世代] 初期世代は団塊よりもさかのぼる


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。