お寺との付き合いとなると、50代以下の世代に「どうすればいいのかわからない。」というご相談を良く受けます。
先日、法要に関するご相談がありました。ご僧侶の方々に「檀家の気持ち」を知っていただきたいと思い、ご相談者と相談員のやりとりをご紹介させていただくことにしました。
:::::::::::::::::
■ご相談者■
40代の会社員です。
お盆に父親のお墓参りに行った際に、お寺に立ち寄ったところ、回忌の名札が貼ってあり、そこに父親の名前を見つけました。
本堂の梁のところに檀家の回忌がずらっと貼られていて既に終わった人は、はがされるのですが、やっていないところは貼られたままです。一月の父親の月命日のところに三回忌であるとの名前が貼っており愕然としました。私が来年と勘違いしていたからです。
ここのご住職さんはかなり厳しい方なので相談できずに帰ってきてしまいました。知人に聞いたところ早めにやることはあるが過ぎてしまったからどうしようもない、七回忌にちゃんとしてやればと言われました。
お墓は両親の郷里にあり菩提寺も私が暮らしている町とは車で2時間以上も離れており、お寺さんがしょっちゅう訪れる環境ではありません。父親が亡くなるまでは亡母の仏事事など一切任せっきりでしたので正直わからないことばかりです。
父方に兄弟はおらず、親戚縁者もなく、私は一人っ子なので気づかずにきてしまいました。お寺さんに聞ければ良いのですが、父の葬儀の時に私の常識がないために随分叱責を受けたことがあるので、ここで相談してからどうすべきか考えたいと思います。
何卒ご教示下さい。
■ご相談者2回目■
メールありがとうございました。
すぐに対応していただいたのに、なぜか迷惑メールに移動になって
いて今まで気づきませんでした。
申しわけありませんでした。
> 相談員の●●です。
> メールを拝見いたしました。
>
> 菩提寺のご住職は厳しい方のようですね。
> この度は、きっと三回忌の数え方を勘違いされていたのではない
> でしょうか。
昔の学校の先生のようなお方で何かと指導を受けました。
こんなことまで教えなくてはいけないのか?と思われるくらいのこ
ちらの無知蒙昧ぶりが
我慢ならなかったようです。ですがこちらは頼りになる年配の親族
がいなかったので
本当に心細く大変な思いをしました。
> 一周忌と三回忌の数え方が違うので勘違いされる方も多いようです。
> ご住職にご相談することは失礼には当たらないと思います。
> 来月にはお彼岸がありますので、三回忌を執り行えなかったので、
> 彼岸に法要をお願いしたいとご住職にご相談されてはいかがで
> しょうか。
そうですね。秋のお彼岸に合わせられれば少しはご納得いただける
かもしれません。
> ご住職と言えば檀家にとって親も同然ですから、ご相談されるの
> がよろしいかと思われます。
>
> 又、何かご心配なことがありましたらいつでもご連絡下さい。
実家(今は無くなってしまいましたが)が菩提寺から遠かったせい
もあり、近くのお寺さんが
月命日などに拝みに来てもらっており、その如才ない態度に親近感
を覚えておりましたので、
あまりのギャップの違いに驚かされました。葬儀屋さんもかなり気
を遣っておりました。
最初の私の印象が悪かったのかもしれません。
いずれ亡父のためですので何度怒られようと頑張って供養してあげ
たいと思います。
本当にありがとうございました。力づけられました。
■ご相談者3回目■
●●様
お忙しいのに再びすぐに返信いただき本当にありがとうございました。
昼休みに読ませていただき胸が熱くなる思いです。
いくら心の中で供養の気持ちがあろうとも、やはり決まり事や形式
をきちんとしていかなければならないことを痛感させられました。
こういった知識を持った大人が廻りからいなくなっていますね。
私のように身の回りに頼りになる人がいなくて困っている方たちのために
お力になってあげてください。
今後は廻りで仏事に困っている人がいたら、このサイトをご紹介し
ようと思います。
お忙しいでしょうから返信はいりません。●●様には本当に感謝し
ております。
> ■■さんが多少なりとも勇気づけられ、ご住職様とお話ししようと
> 思っていただけたということで、少しでもお役に立てたのであれば
> 幸いに存じます。
>
> そうですね、
> ご住職の考え方や格式によってずいぶんとお寺に対する印象が
> 変わってくるかと思います。
> 菩提寺様についてはおそらく■■さんに対して
> 真剣な思いで、叱咤激励をされていると思いますので、慌てず、
> 少しづつ
> 距離を縮めていかれれば、よろしいかと思います。
>
> きっと■■さんの「お父さんをご供養されたい」というお気持ちは
> 必ず菩提寺様に届くと思います。
:::::::::::::::
案内人の方こそ、これを読んで胸が熱くなって締め付けられるような気持ちになりました。
読みならが、思ったのは、このご相談者は、とても素直で優しいお心の持ち主でいらっしゃればこそ、素直にご住職と向き合う道を選ばれましたが、人によっては、「二度と付き合いたくない」と思う方もいらっしゃるのでは?ということです。
ご僧侶の方々が知らないところで、こんなにも胸を痛ませている方が、実はたくさんいるのかもしれません・・・
先日、法要に関するご相談がありました。ご僧侶の方々に「檀家の気持ち」を知っていただきたいと思い、ご相談者と相談員のやりとりをご紹介させていただくことにしました。
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■ご相談者■
40代の会社員です。
お盆に父親のお墓参りに行った際に、お寺に立ち寄ったところ、回忌の名札が貼ってあり、そこに父親の名前を見つけました。
本堂の梁のところに檀家の回忌がずらっと貼られていて既に終わった人は、はがされるのですが、やっていないところは貼られたままです。一月の父親の月命日のところに三回忌であるとの名前が貼っており愕然としました。私が来年と勘違いしていたからです。
ここのご住職さんはかなり厳しい方なので相談できずに帰ってきてしまいました。知人に聞いたところ早めにやることはあるが過ぎてしまったからどうしようもない、七回忌にちゃんとしてやればと言われました。
お墓は両親の郷里にあり菩提寺も私が暮らしている町とは車で2時間以上も離れており、お寺さんがしょっちゅう訪れる環境ではありません。父親が亡くなるまでは亡母の仏事事など一切任せっきりでしたので正直わからないことばかりです。
父方に兄弟はおらず、親戚縁者もなく、私は一人っ子なので気づかずにきてしまいました。お寺さんに聞ければ良いのですが、父の葬儀の時に私の常識がないために随分叱責を受けたことがあるので、ここで相談してからどうすべきか考えたいと思います。
何卒ご教示下さい。
■ご相談者2回目■
メールありがとうございました。
すぐに対応していただいたのに、なぜか迷惑メールに移動になって
いて今まで気づきませんでした。
申しわけありませんでした。
> 相談員の●●です。
> メールを拝見いたしました。
>
> 菩提寺のご住職は厳しい方のようですね。
> この度は、きっと三回忌の数え方を勘違いされていたのではない
> でしょうか。
昔の学校の先生のようなお方で何かと指導を受けました。
こんなことまで教えなくてはいけないのか?と思われるくらいのこ
ちらの無知蒙昧ぶりが
我慢ならなかったようです。ですがこちらは頼りになる年配の親族
がいなかったので
本当に心細く大変な思いをしました。
> 一周忌と三回忌の数え方が違うので勘違いされる方も多いようです。
> ご住職にご相談することは失礼には当たらないと思います。
> 来月にはお彼岸がありますので、三回忌を執り行えなかったので、
> 彼岸に法要をお願いしたいとご住職にご相談されてはいかがで
> しょうか。
そうですね。秋のお彼岸に合わせられれば少しはご納得いただける
かもしれません。
> ご住職と言えば檀家にとって親も同然ですから、ご相談されるの
> がよろしいかと思われます。
>
> 又、何かご心配なことがありましたらいつでもご連絡下さい。
実家(今は無くなってしまいましたが)が菩提寺から遠かったせい
もあり、近くのお寺さんが
月命日などに拝みに来てもらっており、その如才ない態度に親近感
を覚えておりましたので、
あまりのギャップの違いに驚かされました。葬儀屋さんもかなり気
を遣っておりました。
最初の私の印象が悪かったのかもしれません。
いずれ亡父のためですので何度怒られようと頑張って供養してあげ
たいと思います。
本当にありがとうございました。力づけられました。
■ご相談者3回目■
●●様
お忙しいのに再びすぐに返信いただき本当にありがとうございました。
昼休みに読ませていただき胸が熱くなる思いです。
いくら心の中で供養の気持ちがあろうとも、やはり決まり事や形式
をきちんとしていかなければならないことを痛感させられました。
こういった知識を持った大人が廻りからいなくなっていますね。
私のように身の回りに頼りになる人がいなくて困っている方たちのために
お力になってあげてください。
今後は廻りで仏事に困っている人がいたら、このサイトをご紹介し
ようと思います。
お忙しいでしょうから返信はいりません。●●様には本当に感謝し
ております。
> ■■さんが多少なりとも勇気づけられ、ご住職様とお話ししようと
> 思っていただけたということで、少しでもお役に立てたのであれば
> 幸いに存じます。
>
> そうですね、
> ご住職の考え方や格式によってずいぶんとお寺に対する印象が
> 変わってくるかと思います。
> 菩提寺様についてはおそらく■■さんに対して
> 真剣な思いで、叱咤激励をされていると思いますので、慌てず、
> 少しづつ
> 距離を縮めていかれれば、よろしいかと思います。
>
> きっと■■さんの「お父さんをご供養されたい」というお気持ちは
> 必ず菩提寺様に届くと思います。
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案内人の方こそ、これを読んで胸が熱くなって締め付けられるような気持ちになりました。
読みならが、思ったのは、このご相談者は、とても素直で優しいお心の持ち主でいらっしゃればこそ、素直にご住職と向き合う道を選ばれましたが、人によっては、「二度と付き合いたくない」と思う方もいらっしゃるのでは?ということです。
ご僧侶の方々が知らないところで、こんなにも胸を痛ませている方が、実はたくさんいるのかもしれません・・・