日々是好日

身辺雑記です。今昔あれこれ思い出の記も。ご用とお急ぎでない方はどうぞ・・・。

外国語入力がとても簡単なiPhone 3GS

2009-11-09 13:28:47 | Weblog
ヴォイストレーニングの去年の発表会ではモーツアルトの「DON GIOVANNI」から、ドン・ジョバンニになってカンツォネッタ「窓辺に来ておくれ」と小二重唱「手を取り合って」をイタリア語で歌ったが、今年は「椿姫」のジェルモンになって「Pura siccome un angelo」と「Di Provenza il mar, il suol」を歌うことになった。何はともあれ言葉を覚えないといけないが、そこで役に立っているのがiPhone 3GSなのである。

iPhone 3GSの外国語入力機能が実に素晴らしく、イタリア語の歌詞でもいとも容易にメモに書き込むことが出来るのである。


アルファベット文字だけで済む英語と違って、ドイツ語にはウムラウト符号のついた文字や合字があるし、フランス語には綴り字記号のついた文字があり、イタリア語にはアクセント記号のついた文字がある。昔のタイプライターなら各言語に一台ずつ必要であったが、Windows搭載のパソコンでこれらの言葉の入力が出来るようになった。これは大きな進歩であったが、それでも各言語に対応したキーボードを使わない限り、各言語のキーボード表を実際に使っている日本語キーボードと一々対応させなければならず、使い勝手が良いとまでは言えなかった。そういう問題がiPhone 3GSで一挙に解決されたのである。

iPhone 3GSでは私が数えたところ35カ国語の入力が可能である。しかしフランス語にはスイスやカナダで使われるフランス語がさらに加わっているので、確認はしていないが、キーボードの種類はさらに多くなりそうである。『設定』→『一般』→『各国のキーボード』と辿って必要な言語を『オン』にしておくと、たとえばメモに入力する際にその言語のキーボードを画面に表示することができる。そしてタッチパネルにキーボードが表示される利点を生かして、たとえばイタリア語でeに開口音のアクセント記号をつけるにはEのキーをしばらく押しておくと、スクリーンにE関連の特殊文字セットが現れるので、指をスライドさせて目的文字を選べば良く、これが特殊文字を選択する標準的な手順になっている。こういう操作がきわめて直感的にできるのが感動的ですらあった。


これで恐いものは無し、どこの国の言葉でも簡単に入力ができる。ハングル文字でもお茶の子さいさい、今回、ソロ曲として歌う予定の「同心草」を入力してみた。


iPhone 3GS上で作成したメモはメールとして送信可能である。パソコンで受信したメールではハングル文字がそのまま表示されたが、イタリア語ではアクセント記号が全部落ちていたので、なんらかの工夫が必要のようである。

これだけ外国語入力が便利になったのだからもう一工夫、iPhoneを持ち歩いている間に外国語がすんなりと頭の中に入ってくれるようになって欲しいものである。



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