日々是好日

身辺雑記です。今昔あれこれ思い出の記も。ご用とお急ぎでない方はどうぞ・・・。

PASMOとICOCAを二枚重ねで使うと・・・

2009-03-19 17:46:05 | Weblog
東京ぶらぶらの最終日、JR渋谷駅の改札口をICOCAで通り品川駅で下車して改札口を出た。コインロッカーに預けてあったボストンバッグを取り出して、今度は京急線で羽田空港駅に向かうのである。快速特急の発車までまだ3分あるのでこれに乗ろうと思い、改札口をPASMOで通ろうとしたら扉が閉まって警告メッセージが出た。もう一度繰り返しても同じ結果である。ICOCAはもともと私鉄に使えないことを確かめているので代わりに使うわけにはいかない。駅員さんに事情を説明したところ、記録を見てもよいかと言われたので見て貰った。するとPASMOでJR渋谷駅の改札口を通ったままになっていることが分かった。念のためにICOCAの記録を調べて貰うと、JR渋谷駅で入りJR品川駅で出たことになっている。PASMOとICOCAを電磁波シールド・パスケースに二枚重ねて入れていたが、渋谷駅では電磁波シールドが効かずに双方に入構が記録されたのであろう。PASMOへの入構記録の取り消しはJRでないと出来ないと言われたので、再びJR品川駅に舞い戻り取り消し手続きをして貰った。しかし乗るつもりの電車には当然のこと、間に合わなかった。その日は少々歩きづかれたので早めに羽田空港に出ることにしたので、次の電車でも慌てることは無かったが、一刻を争う時にこのようなトラブルは致命的である。PASMOとICOCAに限らず、ICカードの二枚重ね使用は止めた方がよいのかも知れない。というのもこれまでにもトラブルを経験しているからである。




ICカードを二枚携帯するようになったのは神戸市の敬老優待乗車証が昨年10月からICカードになったからで、それまではPiTaPa一枚だけであった。あらかじめチャージしておくとJRにも乗れるし、JR以外はクレジットカードからの引き落としになっており、きわめて使い勝手がよい。敬老優待乗車証もICOCAやPiTaPaと同じように使えるが、引き落としの制度がないので、やむを得ず敬老優待乗車証とPiTaPaの二枚を使うことにしたのである。そのためにわざわざ電磁波シールド・パスケースを探し求めて、裏表の二面にそれぞれ一枚ずつを入れて使っていた。それなのこれまで二件のトラブルがあった。

阪急三宮駅でPiTaPaのつもりで敬老優待乗車証を読み取り機に接触させてしまった。ところがすぐに応答してくれないので反射的にパスケースを裏返ししてPiTaPaを接触させたが、ようやく敬老優待乗車証に応答してくれたようなので、梅田では敬老優待乗車証で外に出た。ところが帰りに阪神梅田駅でPiTaPaを読み取り機に接触させても扉が開いてくれない。それで駅員さんに調べて貰ったら、阪急三宮駅で入構したことになっていたのである。阪急三宮駅で敬老優待乗車証をなかなか認識しなかったくせに、まだその処理が済んでいない間にPiTaPaとは素早くやりとりを交わしていたことになる。だからこのトラブルは電磁シールドの強弱ではなく、読み取り機の応答速度に問題があったことになる。もっとも最大の原因は私が二枚のICカードを素早く連続的に読み取り機に接触させたことにあるので、運動神経の優れているのも良し悪しである。これ以外にも、地下鉄で敬老優待乗車証のつもりでPiTaPa側を読み取り機に接触させてしまい、四倍の料金を支払ったことが何度となくあるので、一つのパスケースの両面に二枚のICカードを収めること自体、誤使用を招くことは確実である。

もう一回は地下鉄でICカード専用改札口から敬老優待乗車証で入り、行き先の駅で同じくICカード専用改札口から出ようとしたら、扉が閉じてしまった。二三回繰り返しても同じである。また駅員さんに調べて貰ったら二枚のカードとも正常に記録されていて、何も異常がないと言う。そこで敬老優待乗車証をカードケースから取り出して、単独で読み取り機に接触させたら素直に扉が開いてくれた。多分二枚のICカードが干渉しあっていて、読み取り機がデータを正常に読み取ることが出来なかったのであろう。

敬老優待乗車証にPiTaPaなみにクレジットカードによる引き落とし機能があればこれ一枚で用が足りるが、福祉政策の一環である敬老優待乗車証にそこまでを望むのは厚かましいのかも知れない。とすると新たに電磁波シールド・シートを購入して二枚のICカードの間に挟み、シールド効果を高めるのが現実的な対処法であろうか。東急ハンズにでも出かけてまた探してみよう。新しもの好きもそれなりに苦労がある。



最新の画像もっと見る