日々是好日

身辺雑記です。今昔あれこれ思い出の記も。ご用とお急ぎでない方はどうぞ・・・。

神戸市・敬老優待乗車証(ICカード)の使い初め

2008-10-01 22:12:27 | Weblog
台風15号が温帯低気圧に変わり、午後には心地よい青空が広がり、外気温は22度と実に爽やかである。となると俄然街を歩きたくなって家を出た。

今日は10月1日。これまで使っていた磁気カード式の敬老優待乗車証からICカードの敬老優待乗車証に新しく変わった。理由は有料化である。今後2年間はバスが一回につき50円で、地下鉄、ポートライナー、六甲ライナーが一回につき小児料金のさらに半額となり、2年後はそれぞれ100円と小児料金になる。昭和48年から35年間70才以上の高齢者に無料の敬老優待乗車証を交付していたが、神戸市も財政難で今日から有料になったのである。

新しい敬老パスはチャージ機であらかじめ入金して使うことになっているが、私がすでに使っているICOCAやPiTaPaとどのような関係になっているのか、それが最初は分からなかった。「優待料金の支払い方」として「乗車される前に、駅や区役所などに設置しているチャージ機などで、新しい敬老パスにお金を入金(チャージ)してください」と説明されているが、このチャージ機が敬老パス専用なのか、ICOCAやPiTaPaと共通のものなのかがはっきりしなかったからである。しかし今日駅で説明を受けて、ICOCAやPiTaPaと共通のものであることが始めて分かった。そういわれてみると駅のチャージ機に新しい敬老優待乗車証が描かれている。しかしこの機械のICカード挿入口には「PiTaPa、ICOCAにチャージできます」としか書かれていなかった。



そこで駅員さんに「これでJRとか、阪急、阪神のような私鉄に乗れますか」と確かめたところ、「使えます。ただし普通料金となります」との返事が戻ってきた。それなら最初から使用説明書の「敬老パス ポケットガイド」に「敬老パスはICOCAとしても使えます。ただしその場合は普通料金となります」と一行説明が加えられておれば私には分かりやすかったのであるが、この28ページもあるこのガイドにICOCAの文字はどこにもなかった。

それはともかく、「新しい敬老パス(ICカード)は、最長10年間、継続して利用いただけます」とのことである。これまでは一年ごとに区役所に出かけて更新していたがその必要がなくなったのである。それなら有効期間は10年間ですと簡単に書けばよいのに、と思ってふと気がついた。70才から使い始めて誰しも80才まで生きられるとは限らないことを「最長10年間」という言葉遣いで表現しているのである。正しい言葉遣いとは冷徹なものである。「利用料金でポイントを加算し、ポイント100点で寿命を一日延長します」とでも書いてくれてたら面白いのに・・・。。

敬老優待乗車証とPiTaPa2枚を電磁シールドで遮蔽できるパスケースに入れて改札口を無事通過、県庁前駅で降り私の散歩コースを久しぶりに歩いて「にしむら珈琲」でケーキと珈琲を味わい、ジュンク堂で本を仕入れて3時間の周遊を終えた。



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