日々是好日

身辺雑記です。今昔あれこれ思い出の記も。ご用とお急ぎでない方はどうぞ・・・。

福島第一原発に即刻米軍専門部隊の投入を!

2011-03-19 09:12:42 | Weblog
昨日の福島原発に放射能防御の作業車両がなかったのかで、《今からでも遅くない、米軍、露軍に緊急配備して貰ったらどうなのかと思う。》と述べた。放射能防御作業車両を始め放射能の充満した環境下で、連続的に作業可能な装備を備えた専門部隊の投入が原発事故の沈静化に欠かせないと思ったからである。どの程度に放射能防御態勢が欠けているかは今朝の朝日新聞がこのように伝えていることからでも分かる。

 作業員を守るため、消防車の前方に、鉄板やコンクリートの厚い壁をたて、放射線を遮るといった後方支援も必要だという。

今時このような話が取り沙汰なんて論外である。

次は今朝の産経ニュースである。

米軍、放射能専門家部隊450人派遣準備 日本はアドバイザー利用が有効

 東日本大震災で米国防総省は、東京電力福島第1原子力発電所の事態悪化に備え、放射能被害管理などを専門とする約450人の部隊を日本に派遣する準備に入った。日本政府も18日、受け入れ先の検討に着手したが、大規模部隊派遣は日本の情報発信に不信感を高める米側の最悪事態回避を迫る強いメッセージだといえる。自衛隊への支援が中心になるとみられる。日本側としては米軍の知見を生かす「活米」の発想が必要との声も出ている。
(2011.3.19 01:08)

「燃料棒の冷却」制御が地震発生後1週間を過ぎてしまっても、まだままならぬ現状はまさに非常事態である。私は福島原発の現場で作業している人たちを信じて応援しようで、《現場にいる原子炉を熟知して経験豊かで判断を的確に下すことの出来るリーダーの臨機応変の采配と、現場の作業員のチームプレイが底力を発揮する。これ以外の対処はないと言ってよかろう。東京電力の関係者は現場の働きを阻害する一切の動きを全力を挙げて排除すべきなのである。》と述べたが、もはや事態はこの時点での規模を遙かに大きく上回り、総力戦に入っている。ところが肝腎の「指揮・命令系統」がおそらく未だに確立していないのであろう、私には見えてこない。

「指揮・命令系統」が存在する組織の代表例が「軍隊」である。たとえば関東大震災の時は関東戒厳司令部が地震発生後2日目の9月3日に設置され、陸軍大将が司令官となった。軍隊においては「指揮命令系統」は日常運用されているものであるが、とくに非常事態に際しての運用には事態を想定しての訓練が欠かせない。自衛隊はもともと「軍隊」ではないが、それでも「指揮・命令系統」がそれなりに存在して運用されているであろうが、一地域を完全に掌握して「指揮・命令系統」を一元化する事態を想定していたとは思えない。

時間があれば非常事態における「指揮・命令系統」の構築を考えていけばよいが、今はその時間がない。となると福島第一原発における「燃料棒の冷却」に集中して、米軍専門部隊への「指揮・命令系統」の委譲を念頭に入れつつ、なにはともあれその助力を要請すべきではなかろうか。とどのつまりは「人事を尽くして天命を待つ」である。まだまだ人事の尽くし方が足りていない。原発現場で必死の作業にあたっている作業員の方々の気力・体力も限界に達していることを憂う。一刻も早く次なる手を打つべきである。ここでいう米軍専門部隊は「核戦争」の戦場での行動が想定されているものと思う。その実態を知る絶好のチャンスでもあろう。

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1 コメント

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Unknown (ある主婦)
2011-03-19 10:43:23
たびたび、失礼します。

原発は余談を許さない事態でハラハラしています。
おっしゃるように、ここは他国の力をお借りすべき段階ですね。
初めは日本で何とか、と思いましたが、ここまで来たら、はやく専門家に任せた方が世界のためにもなると思います。
貴殿の記事を読んでいて、いま日本がしていることは、竹槍で戦争に勝とうとしていた頃と同じかも知れないと思いました。

このような状況ですが、それでも私は諦めることなく上手くいくように応援したいと思います。