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まろうさぎさんの「どうする家康」トークショー & パネル展 in 安城

2023-09-04 | イベント(レポート・お知らせ)



まろうさぎさんの「どうする家康」
        トークショー & パネル展 in 安城

まろうさぎさんから、久しぶりの神レポを戴きました! 
いつもいつもL図書に貴重なレポを戴き、ありがとうございます。



昨日お知らせしたとおり、安城で行われた松山さんの登壇イベントに当選したので、行ってきました!

東京も暑い日が続いていますが、今日の名古屋も暑かったです。

とは言え、会場はとても快適で、楽しいイベントでした。

前半は、名場面集、後半がトークショーで、松山さんも元気いっぱい。

松山さんの軽快なトークで、私も元気が出ました(実は、8月末から夏風邪ぎみで、今日ものど飴必須で咳を抑え込んでおりました)

ということで、以下、レポでございます。(前半はかなり省略しています)



9月に入っても暑さが続くとか。お互いに体調管理には気を付けましょうね。

ではでは。



まろうさぎ



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「どうする家康」トークショー & パネル展 in 安城


9月3日(日)安城市市民会館(サルビアホール)で松山さんが登壇するイベントがありました。応募総数は4000通以上。幸運にも当選したので、行ってきました!

本来なら、お隣の岡崎にある「大河ドラマ館」にも寄る予定でしたが、日程と体調の関係もあり、安城市だけの弾丸日帰りとなりました。


さて、座席は全席指定。前から6列目というとってもよい席が当選して、しかも真ん中に近いところで、超ラッキー!

松山さんが座っているところが、上から下まで眺められる場所で至福の一時。最近、舞台挨拶も遠い席が多かったので、久しぶりに嬉しいイベントでした!

(今日の松山さんは、涼し気なグレースーツ。中は襟が詰まった黒Tシャツ。チーフは白。茶の革靴。わずかなお鬚。毎日、農作業をなさっているだろうに、相変わらず白いお肌で、女優さん並みの日焼け対策をなさっているんだろうか、お聞きしたいです)


さて、会場は、中央にスクリーン。最近の大河ドラマのテーマ曲がBGMとして流れていました(「いだてん」「麒麟が来る」「青天を衝け」「鎌倉殿の13人」「どうする家康」

う~ん、ここは「平清盛」も流してほしかったところでした)


13時55分 安城市市長のご挨拶。

 安城市が舞台となる一向一揆を3週にわたって放送してくれたことへの感謝や、

 本多正信が、安城市小川町出身といわれている、というお話をなさっていました。

 一向一揆の舞台となった「本證寺」に、松山さん、磯Pが今日、訪れたというお話も。


14時 NHK名古屋の木村ほのアナウンサー登壇。本日の司会。

まず第一部は、第1回から第28回までの中で、視聴者が選ぶ名シーンTOP10 

磯Pも登壇し、一緒に結果を見ることに。

ここで、応募総数が4633通であったことが明らかにされました。

(サルビアホールの座席が1200席なので、倍率は3.8倍以上ですね。1口で2人の応募も多かったようなので、実質倍率は7倍近かったかも。当選したくじ運の強さに感謝‼)


10位 本多正信が服部半蔵を説得するシーン(いきなり松山さんの登場回!)

磯P:こだわって作っているところが評価されてうれしい。脚本の古沢さんは、最初に48回分のあらすじを作っていて、その時にすでにこのシーンは面白かったので、本多正信と服部半蔵を誰にお願いしようかと考えました。このお二人にお願いしてよかった。実はお二人は初共演なんですが、最初から息が合っていて面白かったですね。


9位 大樹寺で家康が忠勝の前で自害しようとするシーン

8位 大樹寺から出て、三河を平定すると家康が宣言するシーン

 磯P:松本さんが若いですね~。苦労して今の家康になったんだなと分かります。家臣団も初々しい。自害しようとするシーンで、山田裕貴さんは本来泣くシーンではなかったのに、熱くなって涙が出てきて泣いてしまって、シーン後に松本さんに「なんで、俺より先に泣くんだ」と言われていました。


7位 本多忠真が忠勝に大好きな殿を守れと言い残して討ち死にするシーン

 磯P:いわば家康とは関係のない話ですが、家臣団の話も面白いですよね。本多家というのは、代々、殿を守って死んでいく家柄で、忠勝は天寿を全うするのですが、本多家に支えられてきたというのがわかります。忠勝がひとつ大人になるシーンでした。

(個人的に、忠勝がこの呑んだくれの叔父の形見である瓢箪を鎧に装着しているのが好きですね)


6位 伊賀越えで正信が再登場するシーン(待ってました!ここまで長かった…)

 磯P:いつ正信が復帰したか史実でも分からないので、それを逆手にとって、このタイミングにしました。古沢さんも最初からこのタイミングとなっていたので、我々も楽しみでした。


5位 「過ちを犯したのは殿だ」と正信が殿を叱責するシーン(これは名シーンでした!でも、ダイジェストとは言え、悪知恵を授けるところまで見たかったなぁ・・・。シーンは縄を切ったところで終わり)

 磯P:今日、松山さんと一緒に本證寺に行ってきましたけれど、正信は家康に重要なこと、テーマを語る人物で、彼の言っていることを家康が実行する、というそういう関係性でもあります。


4位 安土城で家康と信長が対峙するシーン

3位 信長が最期を迎えるシーン

 磯P:「本能寺の変」をどうやろうか、というのは歴代の大河でも色々描かれていて、家康が直接関わっているわけではないので、簡単にすることも考えたのですが…。まず最初に岡田さんに相談して、岡田さんは「家康にとっての信長を自分は演じてきたので、信長の死が家康にどういう意味を持つのかを伝えたい」とおっしゃっていました。家康と信長の関係って、戦国時代の中では、ちょっと不思議な関係で、相当ひどい目に合いながら、信長を結果として裏切らなかったんです。家康は結局は信長を超えたかった人なのかなと思っていて、今、ちょっと信長みたいになってきています。


2位 瀬名との別れ

 磯P:瀬名が悪女ではないのはもう定説なのですが、家康との関係は謎です。でも家康の人生を考えると、家康にとっては大きな人だったと言えます。本作では瀬名の残したメッセージが家康にとって励みにもなり、縛りにもなっています。


1位 夏目広次が家康の身代わりになるシーン

 磯P:甲本さんが力が入りすぎて呼吸困難になって倒れたくらい壮絶なシーンでした。

 古沢さんが、時代考証の先生に、「なぜ吉信と広次の二つの名前があるのか」と熱心に聞いていたのですが、我々も台本になるまで(古沢さんの仕掛けが)分からなかった。慌てて、第2話(の幼い元康が拉致されるシーン)を撮り直すのか、と思ったり、僕らも衝撃を受けたシーンです。甲本さん、最初は登場するシーンが少なくて、「最後にいいシーンが来ますから」と言っていて、このシーンがあってよかったです。古沢さんもここに勝負をかけてきた台本で、名前が2つあるという史実を見事にここに落としてきました。我々もここに向かって作っていくんだという覚悟を決めたシーンでした。


これからも、今選んでいただいたシーンを超えられるシーンを作っていきたいと思います。


第2部 14時50分

 中央に椅子とテーブル いよいよ松山さんの登壇!

松山さんのプロフィールが紹介される間は、うんうんと軽く頷きながら聞き入る松山さん。司会は引き続き、NHK名古屋の木村アナウンサー、そして磯Pも再び登壇。


松山:よろしくお願いします。

(木村:本多正信のシーンが3つありましたが)

松山:よかったですね~。無かったらどうしようかと思ってました(笑)あんまり出てないですからね(選ばれない可能性もありましたよね)

(木村:5話からの登場。山田さんの一緒のシーンの感想は)

松山:脚本が面白いんですよ。台本を読んでいる段階から、セリフひとつひとつを自分がしゃべっているのを想像すると楽しいし、山田さんが困った顔をして黙っているのを考えても面白そうで。実際にやってみると想像以上に笑けてくるシーンになりました。

さっき無かったみたいなんですけど、僕の中では、服部半蔵が手裏剣を投げて外れるシーンがあって、当然当たるでしょ、みたいな顔して投げて、カーンと跳ね返るという、あれNo1なんですけど、無かったですか?おかしいなぁ(笑)


(出奔前までの本多正信のシーンダイジェスト 前にあるモニターをじっくり見る)

(木村:改めてご覧になっていかがですか?)

松山:懐かしいなぁって思いました。自分の作品って基本的に見ないんですよね。だから、初めて見ました。自分が思い描いている正信を、自分が見ることによって俳優の性(さが)として、ああしたい、こうしたいと付け加えてしまいたくなるので、見ないようにしています。

あの、関係ない話ですが、ここで(一向一揆の後、追放を言い渡される前)殿が縄をほどいてくれる、小刀で縄を切ってるシーンなんですが、松潤さん、相当感情が入っているんですよね、本のセリフも(話し合って)変わりましたし、家康の苦悩が入ってくるので、縄を切っている時、縄だけじゃなくて僕の手も切っているんです(笑)この顔は、イテテテテって言いそうになるのを我慢して、かなり痛がっている顔です(笑) 松潤さんにもまだ話していない、今日、初めて話したので、これからは「ああ、痛がっているシーンだな」と思ってみてください。


磯P:本多正信は、家臣団とは違う立ち位置にいる人なんですよね。

松山:僕が大事にしていたのは、正信の考え方で、一揆側に付くその中で武士とか農民とか一切ない、ただ一人の人として集まって暮らしているというそれが、正信にとっての理想の形だということ。それを守るための一向一揆で、僕自身も、武士として(家臣団と一緒に)屋敷の中にいる時に、みんなが刀を差している中で、扇子しか差していなかったり、武士というカテゴリーとは違うところにいたいと思っています。小道具さんと「今日は、刀はどうしますか?」「いや、刀はいらないです」という会話もありました。武士という立場ではなくてサバイバルしてきた人なんじゃないかと思っています。

磯P:仲間、ではなくて、違う角度から見ながら支えていく人で、家康の考え方も変わっていくのは正信の存在が大きいのかなと思います。

松山:宗教の価値観の違いもあるんですが、戦をするために米を徴収して食べている恵まれている人がいて、米を作っている人は食べられない中で、それを(殿が)当たり前だと思ってるのが、正信には許せなかった、この人がリーダーだったらいつまでたっても変わらない、そこを正していく、というのが正信にしかできないことで、だから、帰参してからも、(家康が)ブレないように道から外れないように、身近にいて監視している感じなんですよね。友達・仲間・家臣、の外にいて重要な役割を果たしていた気がします。

(木村:家康に許された時の気持ちは)

松山:正信自身、死ぬつもりでやってますから、命を救われたというのも、戻ってくるきっかけになってくるわけで、(助けられたことは)常識では考えられないし、正信にとっても思ってもみなかったことなので、その意外性が家康につく理由なのではないかなと。

(木村:このシーン、眠れなかったとうかがいましたが)

松山:インタビューでも答えたんですが、このシーン前、一睡もできなかったですね。なんでかよく分からないんですが、現場の熱気、本の完成度、松潤さんの熱意とか、そういうので何かあったのかもしれませんね。

(木村:これでしばらく、出奔して、正信は各地を放浪しているわけですが、松山さんは何をしていらっしゃいましたか)

松山:僕も放浪して、畑をしてました(笑)今、トマトを作っていて、収穫期なので、昨日も80㎏収穫して名古屋入りしました。


(木村:松山さんをキャスティングした理由)

磯P:「平清盛」の主演で相当ハードなことをお願いしたので、今度オファーする時は、リラックスして自由に出来る役でお願いできればと思っていました。本多正信は魅力的な役ですが、こうしてみると、松山さん自身が本多正信そのものだなと思っています。一線を画した立ち位置や、斜に構えていながら外さない印象とかも。「清盛」をやっていた時から変わらないのが、一緒に演じた俳優さんが、松山さんとやるのは面白いとおっしゃることですね。毎回、芝居を変えてくる、普通は本番の前のリハーサルで芝居をだいたい固めておくのに、リハーサルと本番で芝居を変えてくるのが、脅威的と(笑) 本番になっても油断できない俳優だと松本さんや大森さんも言ってますね。そうやって違う芝居をすることで、芝居のライブ感が出てきたり、人のぬくもりを感じるシーンに変わっていって、やはり素晴らしいと思っています。

松山:あまりにリラックスしてやっているんですが、大丈夫ですか?

磯P:はい!(笑) 家康は重いものを背負っていきがちなんですが、それを正信がふっと元に戻したり、一癖二癖あって肩の力を抜いてsuggestionを与えていて、これから先、家康が変わっていっても、正信だけは正信であってほしいと思っています。

(木村:なぜ、本多正信役を引き受けたのか)

松山:まあ、あの、磯さんからお話を頂いたから、というのが大きいんですが、「清盛」以来、11年出演していなくて、夏はできるだけ畑をやりたくてお休み中だったんですが(笑)、11年前に大河から頂いたことがとても大きかったんですね。だから、今回、どういうふうに自分が成長しているのかの確認もしたかったし、またこの大河でもっと大きなものをもらえるんじゃないか、という期待もありました。

(僕の中の)正信って、風みたいな印象があります。向かい風だったり追い風だったり。自由な風みたいで、その自由さを表現するのが初めてなので、それも楽しいです。

正信って、資料もそれほど残ってないんですよね。古沢さんの脚色も面白いし、現場で常に「(正信)らしさ」を追求しているので、毎回(演技が)変わっちゃうんです。

ほかの家臣団たちと絡む時も、何が生まれてくるのか、いつも意識しています。


(今日、本證寺を訪れた時の写真。グレーのキャップに、白T、ブルーデニム)

松山:「野っ原に戻せ」って言ってしまった場所ですから、知らないふりして住職のお話を聞いてましたけれど(笑) でも、「何百年もかかった」と言われてしまいました(笑)

ここに、正信の供養塔があるんですよね(供養塔の横にしゃがんでいる写真)

正信のような武将が一向一揆に参加したということで、供養塔を作ってもらって、実は、正信って正式には墓がない(分からない)ということで、「すごくらしいな」と思って。大名としてもお金や領地をもらっていないんですよね。だから、この人、もしかしたら、税金自体から何かかすめ取っているんじゃないか、と思っていて(笑)

これからカットされていなければ、出てくると思うんですが、家康の私物を盗んでいるですよね。自分だけで食べるんじゃなくて、農家とか、どっかのコミュニティで物々交換して生きているんじゃないかと。大名屋敷のものを盗んで、結果的に、貧しいも何もない横のつながりのコミュニティで生きている。秀吉からもかすめとろうとしてました。外の陣においしそうな果物があって、えらい人にはふつうのものでも、庶民にはとても美味しいものだから、それをとっちゃったり。えらい人が見逃してしまうものの価値を知っている人だし、その価値を生かすことも知っている人なんだと思います。

毎回、何かしら後ろのほうでやっていたり、隙あれば盗んでいますからね(笑)

磯P:編集でもそういうところは大事にして残しています。

(まろうさぎ:今日9月3日の放送でも、しっかり、殿の蔵書を懐に入れてました!)


(木村:裏話的なものがあれば)

松山:さっき、控室で梨(あきづき)をいただきましたが、めちゃくちゃおいしかったです。

ここでぜひたくさん宣伝して、現場に差し入れしてみんなに食べてもらいたいくらい。

(木村:安城はイチジクも有名です)

松山:そうなんですか。安城って、米も作っているし、小麦も、豆もなんでもやってますね。

(木村:次の農業場所にいかがですか?)

松山:そうですね。いいですね(笑)

磯P:本證寺の行きかえりの車の中でも、畑を見ていろいろ植わっていると興奮してました。


(伊賀越えで再登場してからのシーンのダイジェスト)

松山:う~ん、大変なことになっていますね。松重さんいなくなっちゃいますしね。本多正信は、悪智恵・交渉術を駆使するキャラクターではありますが、武士としての視点があってないようなもので、新しい視点を正信が出すことで武士の中での立ち振る舞い、どう泳ぎ切るかが変わってきますが、でも、正信一人だけでは捌ききれないと思っています。

そもそも、戦に出たがらないし。足痛くなっちゃうから(笑)

正信だけの視点では天下は取れないんじゃないかと思っています。

磯P:正信は家康を使って正信なりの理想を実現していこうとしていて、そこはブレていないと思っています。

松山:だから、そこから報酬を得たり、地位を持つことに興味はないんじゃないかな。

  目的は同じで、家康とは見ている視点が違うということなんだと思います。

  正信にとって家康はなくてはならないんですが、正信も、もしかしたら(数正のように)秀吉側につく可能性もあったんじゃないかと思っていて、まあ、実際は、秀吉にはまったく誘われていませんけれど・・・(笑)


(木村:伊賀越えでの再会シーンについて)

インタビューでも聞かれたのですが、家康はここまでの人なのか、乗り切って泳いでいく人なのか試す時間だったと思っていて、だから助けようとも殺そうとしていない状態だと思って演技をしていました。

(木村:久しぶりのシーンで松本さんはいかがでしたか)

えっらいイメージが違いましたね。あの~目の前のことに対処する他に、何本も根を張っておく、そういうリスク管理を頭の中で整理をする視点を持ったんだなと思いました。

(磯P:どこでそう感じました?)

セリフです。どういう言い方をするのか、一杯一杯なのか、すべてが見えているのか、セリフの言い方で伝わるんですが、松潤さん演じる家康にすごく(見えていると)感じました。この次の週とかで言っていたりするんですが、演じ分けのグラデーションを感じて面白かったです。

磯P:正信って核になるセリフを言う人で、「家康は恨んだりするのが苦手」って言っていて、恨みをはらそうとする人ではないというのが、確かに家康ってそういう人なんだなと思っています。正信が家康を裏切らないのは、人を見捨てないという、そこにかかっていると思います。

(木村:これから家康の名参謀になっていくわけですが)

松山:基本的には変わってないと思います。手癖も悪いんですよね。もらうものをもらって働いている感じです。この大河ドラマって、5年飛んだりして展開が早いので、どんどん老いていく描写みたいなものもあるので、かなり(経年変化は)慎重にやってますね。

久しぶりに松潤さんに会って全く違ったと感じたように、今でも変わっていっていて、僕もそれに合わせるように慎重にやりながら合わせています。

磯P:家康を最後まで見送るのは正信なんですよね。

松山:たぶんね~、死ぬ間際も何か盗ってそうな気がしますね(笑)

  さっきの「家康を自分の理想のために使う」って感覚もよく分かるんですが、もう一つ、単純に家康という人物に惚れているという部分もしっかり表現したいと思っていて、なかなかまだ出てこなくて、これからちょこちょこあるんですが…


(木村:主演の松潤さんとの裏話的なものがあれば)

松山:松潤さんは、皆さんと本当にコミュニケーションをとってる方で、スタッフさんも含めてみんなで焼き肉に行ったりして、本当に隅から隅まで見ていますよね。スタッフの方は助監督さんなんかは若い方が入れ替わりで入っているんですが、常に話しかけてますよね。

(木村:普段も、本多正信のように接しているんですか?)

僕は松潤さんの年下だし、あんな態度絶対に取れないですね!恐ろしいです!(笑)

伊賀越えで再会した時、ほうきみたいなのでバンバンアドリブでやりましたけれど、相談もしないでやってました。怖いんで(笑)(そんなことやるなんて)言えないです(笑)

(まろうさぎ:素人考えでは、言わずにやるほうが怖いと思うんだけど 笑 でも、まあ、松山さんのデビュードラマの主演の方ですもんね。ダイジェスト画面では、けっこう、ガッツリと払子でバサバサやっていて、何度見ても笑ってしまいます)

僕が主演だった時、本当に悩んでいてそれが隠せないくらい一杯一杯で、あの時は26歳~27歳くらいで、震災の年で。清盛が60代まで演じたんですが、(清盛が)30代になって自分の年齢を超えてからは未知の領域で、本当に一杯一杯でした。松潤さんも今、一杯一杯だと思うんですよ。セリフなんかも、本の方向性なんかも。

磯P:台本の向き合い方、セリフの意味の取り方なんかも、本当に自分に厳しい方です。

松山:あそこまで深く潜っているとキツイと思うんですが、それでも現場ではそのキツさが出てこないのが素晴らしい。今までの経験値がそうさせているんだなぁと思って、勉強することばっかりです。


(会場からの質問1)

ドラマの正信って、いっつも握り飯を食べているイメージがあるんですが、あれはキャラクター付けですか?なんらかの意味があって演じていらっしゃるのでしょうか?

松山:ありがとうございます。あの~、あれも税金なんですよね。僕(正信)はあそこで生きてる、(お城で)準備してくれたもので栄養補給しているんですよね。まったくお金を使わない生活をすることで、職場で食べています(笑)


(会場からの質問2)

撮影で一番大変だったことはなんですか?

松山:そうですね…。たま~に鎧をずっと着ているシーンがあるんですね。それがめちゃめちゃ重いんです。そして床几と言って皮で出来た折り畳み椅子に座るんですが、それがお尻にすべての鎧の重心がかかってつらいです。他の方のスケジュールの関係もあって、その日のうちに撮りきらないとまずいので、ず~~っと鎧を着続けているのは、何とかなんないのかなぁと思っています(隣で磯Pは苦笑)。

あ、これで、一番大変な鎧の話は終わりなんですが、質問ありがとうございます!

あの、小牧長久手の戦いの前、僕、まわりの人が草摺りとかつけている中で、簡単なものをつけているんですね。布でできたやつを。それは正信ってすぐにいつでも逃げられるようにしていて、復帰したての頃は、すぐに脱げるような鎧にしています。

月代を隠すための帽子をかぶっているんですが、先っちょだけ赤いんです。これは鶏を模しているんです。(磯P驚く)はい、これは衣装さんと相談して。で、いざ逃げることになったら、散歩してたよ~ってことにするつもりでいるんです。でも、逃げられなくなっちゃいました(笑)

磯P:最近はちゃんと鎧を着てますよね。

松山:はい、天下をとれる可能性が出てきたって分かったので、しっかり鎧を着て陣にいます。まあ、復帰したても、行けるかも?とは思っていたけれど、できるだけ戦いに参加しないようにしてました。

磯P:関ケ原の戦いにも間に合わなかったのは事実ですしね。

松山:すっかり脱線しちゃってすみません!


(9月3日の予告映像 

木村:今後の見どころは?)

松山:家康自体がいろんな視点を持ってきはじめて、美しいだけではなくて残酷な部分も持ち合わせながら天下人への道を行かなくてはならない局面になっています。汚らしい部分も持ち合わせていないと、バカを見るし生き辛くなってしまうので。まあ、本多正信は、完全に悪い方向なんで、楽しみながらやっています。

今夜も・・・何かやってるのかな。ああ、正信は、ちゃんと今夜の回でも小芝居してます。

今日は、(数正の出奔の理由が、それぞれの家臣に伝わって)手に力が入るようなシーンが多目です。あれはめちゃくちゃ緊張しましたね。空気が凝固していく感じ、それぞれが数正が残したメッセージを受け止めていくシーンです。


磯P:あっという間でしたね。トマトの話も聞きたかったんだけれど(笑)

松山:僕もそっちがメインかと思ってました(笑)

(まろうさぎ:トマトジュースの差し入れのお話も聞きたかったですね!皆さんの感想はどうだったのかなぁ。)


最後に、写真撮影。

「どうする?」「家康!!」バージョンと、「どうする?」「正信!!」バージョン。

名古屋放送局で流れるでしょうか?チェックしておきます!


予定ぴったりの15時50分に終了。

私は帰宅して、本放送に間に合いました!




(まろうさぎさんから戴いた写真です。ありがとうございます。トップ画像もそうです!)
****************************************************************************************************************
まろうさぎさん、レポありがとうございます!

体調すぐれないなか、弾丸日帰りイベント、
お疲れ様でした。
ドラマ館見学など、ほかにもいろいろ見学したりされたかったと思いますが、
高い競争率を乗り越えての当選、さすがですよ。
よかったですね、ではなくて当然だとは思いますが!
私の感想は後ほどコメント欄に添えさせていただきますね。
お疲れが出ませんよう、ご自愛くださいませ。


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2 コメント

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感謝感激! (樹)
2023-09-04 21:38:52
まろうさぎさん、
速攻で長大な、盛沢山の内容のレポを仕上げてくださって、ありがとうございます。
読ませていただいているうちに、
もちろん≪どうする家康≫の内容ではあるのだけれど、
松山さんが出演者でおひとり、ということもあって、
なんだか、清盛のあの放映時に
戻ってしまったような気がしました。
神戸でもいろいろイベントがありましたよね。
あの時、松山さんがご出席のイベントではなかったけれど、
重盛役の窪田正孝さんが大きなイベントのトークイベントに出席なさって、
父上と後白河法皇の間で苦渋する演技の話などを話しておられました。
今回の松山さんもそういう位置づけなんでしょうね。
大河って地元から観光客にむけてアピールすると同時に、
地元も盛り上げなくちゃいけないからたいへんなんだなあとあらためて思いました。
トークショーのなかに、名場面ベスト10を発表するなんて、
松山さんもドキドキだったでしょうね。
なるほどなあ、などと思いながら、堪能させていただきました。
W山田氏が登場しますけど、
リベンジャーズ山田氏のほうは熱血漢で情に厚いタイプのひとなんで、
きっと松山さんがすっごく刺激的なはず。
昔は年上の共演者が松山さんをどう見ているか興味津々だったのに、
今は鈴鹿くんといいリベンジャーズ山田氏といい、
にやにやしちゃうのであります。
松山さんの唯一無二っぷりに圧倒されているんだろうなあ、とか←

安城市の土地の顔というか風景というか、
それも松山さんならではの農作物を通じての興味が垣間見られて、
会場のお客さんもうれしかったでしょうね、絶対ですよね!

松潤さんのこと、びびってる感が出てて、笑っちゃいました。
日本沈没の時の小栗さんにたいしてもそうだったような記憶が。
松潤さんは2歳上なだけ(学年としたら1つ?)なのに、
≪ごくせん≫出演時に主役級だったひとたちには今でも引いてしまうのかなあとか思ったり。
松山さーん、堂々としてていいんだからね!と言いたくなりました(笑)

家康の傍で見逃し法度?な細かい演技もあるとか。
日頃ながら視聴、そして、
血液多め回放送は見ざる言わざる聞かざる・・なのですが、
これからの放送は見逃すことなく前傾姿勢で拝見したいと思います。

まろうさぎさん、ありがとうございました。
いつか、松山さん、トマトの即売会を開いてほしいですねーー(お嫌いでしたっけ?)
Unknown (まろうさぎ)
2023-09-05 13:11:27
掲載、ありがとうございます。帰りの新幹線の中で、記憶と乱雑なメモを頼りに書き起こしましたが、話の流れはたぶん正確だと思います。久々に超頑張った私の記憶細胞(笑)

大河ドラマとしての出来はともかく(!)、イカサマ師・本多正信が面白いし、味があるし(一向一揆の前後は、ギャップにしびれました)、評判も上々で、嬉しいです。安城市の市長も「わが町の出身でゆかりがある武将」「一向一揆を長く取り上げてもらえて嬉しい」「わが町をもっと好きになってもらいたい。外からいらしてくださった方には、安城のファンになってもらいたいです」というご挨拶でした。
大河ドラマって、ゆかりの土地のPRに直結するので、誘致しがいがあるんでしょうね。(だから、自分の思い描いたものでないと、文句も言いたくなるのかもしれませんが、清盛に対する悪口を忘れるわけにはいかないのですよ!兵〇県知事!!)

本多忠勝・山田氏とは、「聖☆お兄さん」でチラリとご一緒しましたが、撮影中、どんなお話をなさっているのか興味深いですよね。服部半蔵・山田氏とは農業を通じて仲良くしていただいているようで、ありがたいです。
松本さんに対しては、かたくなに「松潤さん」呼びだったし、とにかく、周りに対する気遣いをリスペクト!というお話でした。その気遣いを邪魔しないように、自分からは話しかけたりできないのかなぁと想像したり・・・

正信の細かい演技は、前から注目していましたが、これからは持ち道具にも気を配らなきゃ!と思いました。

(トマトは大好きなんですが、トマトジュースになると、ちょっと苦手なんですよね…。でも、松山さんのトマトで作ったジュースなら大好きな自信があります!笑)

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