悠久

いついつまでも
続いて欲しい。

たったの50年
それだけでいい。

今年、
京都御所が
一年中
公開を開始したとのニュースを見て、
ずっとずっと
行きたかった場所。

関西に来たついでに
京都まで足を延ばし
今日、
行って来た。




さすがに
清らかで
厳かで
歴史の重みを感じる場所。



外国の観光客も多く、
中に混じって
順路の
表示に従って
進んだ。

最初から
圧倒される。

様々な
建物の存在感。



紫宸殿は、
圧巻だったが、
遠くからしか
拝見できず、
記念写真に収め、
順路を進んだ。



清涼殿を
訪れた時、
空気感が
まるで、
千年の昔から
変わっていない、
その悠久さに
胸打たれた。

かつて、
高校や
大学時代に
紐解いた
「枕草子」や
「源氏物語」の
世界が
そこにある。

1200年変わらず
ある世界。

そう感じた時
涙が
溢れて
止まらなかった。

たったの
25年で
終わらされようとしている
SMAPのことが
頭のどこかに
あったのかも
知れない。

それとも、
ただ
自然の素晴らしさ、
建築物や建築技術の偉大さ、
管理されている方のご苦労などが
胸に響いたのか。
はたまた、
様々な人生がそこで
繰り広げられていたと
いう歴史の重みが
あったからなのか、
わからない。

涙が
止まらなかった。





たったの50年
一緒に。