波々日記

内に“動愁生疑”を起こすingな日々から解き放たれて

お互い様かもしれないけど

2009-09-27 17:34:16 | 雑感
相手の何気ない言葉に結構傷つくことってないですか。

私は結構そういうところがある、と自分で思う。

相手のちょっとした気分とかを感じ取ってしまうので、
自分が悪いのではないとしても、自分のせいかと思ってしまうところがある。

ほんのちょっとしたささいなこと。
例えば、朝出勤前に犬の散歩に行く彼がいて、犬が2匹いるので少しでも手伝おうと、もう1匹に私がリードをつけてあげようとして、でも犬がむずがってうまくリードがつけられなくて、「あれ?あれ?」としていると、「早くしてよ。時間がないんだからさ!」と相手に言われたときとか。

朝6時前、まだ眠い目をこすりながら手伝おうと思ってやってるのに、
イラついた感じでそういわれると、なんだかとても凹む。

自分だったら、そういう言い方はしないなぁと思う。
相手がどんな気持ちで起きてきたかを考えたら、そんな言い方しないと思う。

例えば近所に新しくカフェができるので、バイトの面接に行った。
彼にどうだった?と聞かれて、
「1枚の募集張り紙で20人以上応募がきてるって言われたからどうかなー(わかんないや)」と答えると、「じゃあダメだね」と言う。

なんか心が冷たくないですか。
家事も進んでするし、誕生日には花を贈ってくれるし、花のほかにプレゼントも買ってくれる。

でも私は、普段からささやかな優しさや思いやりをもらう方が、ずっとうれしい気がするんですけど。

どんなに好きと思っても、結局は他人。
自分だってまったくの無意識で相手に似たような思いをさせているかもしれないから、お互い様かもしれないけど、ふっと、寂しさを感じることがある。

自分はそういわれるとこう思っちゃうんだよ、と言えたらいいけど。

度が過ぎる(学会)活動はしたくないけど、
いつもちょっとしたことでも親身に話を聞いてもらっていたのは、
自分にとってカウンセリングのようなもので、今はまったくそれがないので、
自分の中で悪いほうにばかり考えてしまい出口が見当たらないのかもしれない。

でも、何時間も題目あげようとかは思えませんけど。


ところで一昨日、とても驚いたことがあった。
小学生の頃から知っていた同い年のMちゃんから携帯に電話があったのだ。
Mちゃんといえば、住んでいる街は違ったがある所属がきっかけで高校生まで付かず離れずお互いを知っていた。

高校卒業と同時に疎遠になり、5~6年後に私が越してきた町に偶然Mちゃんが住んでいた。

その地域に8年ほど住んで私はまた引っ越して、それから10年。
まだ私が離婚する前、その地域の婦人部から突然私に電話があり、Mちゃんのお母さんが危ないと。入退院を繰り返しているが、娘であるMちゃんは、題目もあがらないし活動もしないし、○○ちゃん(私のこと)からMちゃんに電話して励ましてあげてほしいと。

はっきり言って、Mちゃんとは年賀状すらやりとりしていないし、引っ越して10年一度も連絡を取ったこともなく、いくらなんでも突然すぎ・・・!と躊躇したのだが、その婦人部ならきっと、Mちゃん、○○さんから電話あった?と聞くに違いない。

だから、頼まれたことだけ果たそうと、正直電話したくなかったけれど電話した。
なんと言ったかも覚えてないが、私の父が亡くなった前後のことなども話したのかもしれない。

その後Mちゃんのお母さんのことはまったく知らず。私は離婚して、実家に戻り、今の彼のところへ―。

そしたら、突然、一昨日Mちゃんから電話があったのだ。
あれから1年4ヵ月後の今年6月に母親が亡くなった事。

あの電話をもらったとき、迷惑そうな態度をとってしまったかもしれないが、
「後悔だけはしないように」という私の言葉がずっと心に残り、後悔しないようにできたのだと。
そのお礼を言いたいと、電話は嫌いだけど勇気を出して電話したと。
ゆっくり手紙を書きたいから住所を教えてほしいのだと。

私は驚いた。
あまりに突然のMちゃんからの電話。
しかもお礼だなんて。
お礼を言われるようなことは正直していないのに。

Mちゃんが、変わったのかもしれない。
声の響きがとても澄んで明るい感じだった。

今週、手紙が届く。
たいしたことをしていないのに、どう受け止めていいのか戸惑う自分がいる。

あっという間に2ヶ月

2009-09-23 17:23:07 | 自分のこと
仕事が忙しく、更新がどーんと開いているうちにここに越してきて2ヶ月が経とうとしている。

先日母が来て一泊してもらい、私たちの暮らしぶりをみてもらった。
母は、帰宅後に安心したよとメールをくれた。
約10年ぶりに戻ってきた娘がたった5ヶ月で実家からいなくなり、父も昨年他界して、少しさびしそうではあったけれど―。

前に書いたことがあるかもしれないけれど、正直言って彼は、
新聞や巷で見かける同年代よりははるかに若く、今時の言葉で言えば体型は細マッチョで、身長も高く手足も長く、イケメンくんだと思う。

キレイ好きで、掃除も料理も洗濯も家事全般なんでも器用にこなし、それを必要以上に人に押し付けない。

結婚の経験も私より長くあり(つきあった異性の数も絶対に私より多いはず)、いきなり恥ずかしい話だが“あっちの方”もよく心得ている=うまい。

それでも慣れてくると、そんな彼と一緒にいることへの感動や感謝が薄れてくることがある。

どんなにカッコいい理想の相手でも、
それが日常生活を共にすることなのかもしれないな、などつらつらと思いながら、秋が深まってゆきます―。


と、ここで終わりにしようと思ったのだけど、もう少しだけ。
ほぼ同時期に離婚して、ほぼ同時期に新しい彼と出会った同業者38歳の友人がいるのですが、相手がどうにもこうにも胡散臭い。

月に2回ぐらいしか会えない。
しかも会うのは平日の夜か休日午後の数時間のみ。でも会えば必ずHする。
コンタクトの洗浄液がない、これから約束があるからなどと言って帰っていく。
相手が住んでいる家に行ったことがない。
相手の仕事先を知らない。
メールをしても滅多に返事が返ってこない。だからたまに返事がくるととても喜ぶ。


私の彼に、彼女が付き合っている彼のことをちょっと聞いてもらうと、
それはもしかすると既婚者か、単なる体目当てに違いない、という。

健気過ぎるほど相手の事を信じて、何があってもいいように解釈してしまう彼女。
たまにメールが来るけれど、なんと返事をしていいやら、あまり疑ったことを書くのもためらわれ、なかなか返事が書けず、結局、「今は焦らず自分を大切に」と当たり障りのない書き方をするので精一杯。

しかし、その彼が本当に既婚者かどうかはわからないけど、
既婚でも独身でもどっちでもいいとしても、彼女は「一番」じゃないな、というのは私も感じる。

おかしなことを思い出したけど、10年前、既婚者であることを隠されてつきあっていた相手がいたのだが(後に私の指摘で発覚。彼も認め謝罪、一度別れる。後に復活。一時は結婚を約束したが、やはり結ばれなかった―)、その既婚の彼のほうがまだ「誠意」があったと思う。

結婚していても、私のために時間を作ってくれていた。
休日を一日一緒に過ごしてくれた。
ときには旅行もしれくれた。
私は何も知らなかったけど―。

でもその彼女の彼は、既婚か独身か知らないけれど、彼女と一緒に過ごす時間が短すぎる。

私の彼は言う。
「一度セックスを拒んだら、相手の本性が見えるかも」と。
そんなこと、彼女にいえないよー、相談されたならまだしも・・・。

恋は盲目って、ほんとですね。