リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

去り行く2020年の送別の宴

2021年01月01日 | 日々の風の吹くまま
12月31日(木曜日)。(霧)☁☁(霧)。おおみそか。2020年もとうとう最終日になっちゃったか。年女だったのになあ、ワタシ。BC州では緊急措置として午後8時から元旦の午前9時までの酒類の提供と販売が禁止されたもので、レストランは大慌てらしい。まあ、お酒はだめでも食事は出せるんだし、どっちみち今は同居していない人とは会食できないんだし、おうちパーティに流れるのが心配だと言っても親子兄弟でさえ家に呼べないんだから、慌てるようなことじゃないだろうと思うけどな。ワインやシャンペンがなくたって、おいしいご飯を食べているうちに新しい年はちゃんと来るのよ。とにかく、せっかく1日の新規感染数が500人を切るようになって、7日平均のグラフの線も12月半ばからはずっと下降線だったんだから、ここで気を緩めたら規制に従って来た多くの人たちの我慢が水の泡になっちゃうでしょっ。

さて我が家はというと、まずは朝からごぼうの煮しめを作る作業。Hマートで買って来たのは長さがゆうに1メートルあるのが3本で1束。どう見ても多過ぎるから、一番太い部分はささがきにして冷凍することにして、3本全体のだいたい3分の2くらいで煮しめ。皮を剥くと白い地肌からごぼう独特の何とも言えない香り。この香りがたまらないんだなあ、もう。適当な大きさに切って、酢水につけておいて、ウォーキングに行って来てから、戻した干ししいたけと一緒に茅乃舎の煮干だしでゆっくり、ゆっくり。しょうゆの味がだんだん染みて行くときの香りがまたいいなあ。ときどき味見のつまみ食いをして、だいぶ柔らかくなったぁと噛み締めるのもうれしい。煮汁がほぼなくなったら、もう3時半。今回は思ったよりもほこほこっと仕上がって、ばんざぁ~い。


おおみそかのご飯は、いつもなら実家の習慣に倣ってすき焼き(風)だけど、今年はきのうピックアップしてきた東條さんとこの特製おせちの半分。「Treasure Box」と銘打った大きい方を買ったので、おなかいっぱい食べれば2日、そうでなければ3日はかかってしまいそうな量。元旦の夜の祝い膳は「どこか何となく和風」のものを3段の小さい重箱に入れて出すのが一応の我が家の習慣になっているので、カウンターに大皿と重箱を並べて、今夜の分はロブスター半分と寿司を中心に皿盛り、元旦の分はえびや魚、子持ち昆布、たけのこといったおせちっぽいものを重箱詰め。それでも、見ただけでおなかがはち切れそうなので、想定していた前菜は夜中のカウントダウン前のひとときのつまみということにして、おおみそかのご馳走のお供はシンプルな松茸の吸い物とサラダ少々。






松茸は秋にきのこ屋のマット君が山で採って来たもので、1本ずつキッチンペーパーとホイルで包んで冷凍してあったのを3本出して、ちょっとだけ解凍してスライス。半分は吸い物、半分は元旦の朝のおかゆの具。玄米と押し麦のおかゆには、ごぼうに使った出汁と吸い物に使った出汁(どっちもとっときの茅乃舎の逸品)を袋ごと入れて、ついでにしょうがのかけらも入れて、気長にとろとろ。朝起きたら火を入れて、ほうれん草を彩りに加えて仕上げ。何となく霧の中でもやもやしているうちに過ぎてしまったような2020年の送別の宴はえいっとぜいたくにやっちゃおう。これこそほんとの忘年会!