最後のシーン、一瞬何が起こっているのか不覚にも思考がついて行きませんでした。やられました。久々にこの手の映画では気持ちよくカウンターパンチを食らっちゃいました。最後まで本当に目が離せない。そしてこのオチ、絶対想像がつかない。鮮やかです。
廃屋の密室、部屋の対角線上の隅に鎖でつながれた男二人。そして二人のちょうど真ん中、部屋の中央には自殺したらしい男の死体。二人の男にはそれぞれカセットテープが残してあり、そこには命を賭けた「ゲームの開始」を告げるメッセージが…。
二本のノコギリ、二本のカセットテープ、拳銃と一発の弾丸、たばこ、家族の写真、鍵…。部屋中にちりばめられたヒントと罠。二人は果たして仕掛けれた罠を解き、脱出することが出来るのか?
姿無き犯人に監禁された二人。どうやら犯人はカメラで監視しているらしい。片方の男は家族を人質に取られ、もう一人の男を時間までに殺さなければ娘と妻を殺すと脅される。二人は罵り合いながらも初めは協力して脱出を試みる訳ですが、次第にお互いの素性や過去を知るにつれ、「疑い」と「良心」と「憔悴」の中で崩壊していきます。犯人の目的は、漫然と生き、生きる意味を見失った人々に死に至るゲームを強要し、死の体験をもって生きる意味を再確認させようというもの。なんともイッちゃってる奴です。さらに犯人自らも病に冒されて余命幾ばくもないらしいですが…。大迷惑もいいところ。
しかしこの犯人、一筋縄ではいきません。頭がイイです。それもかなりイイ。必死で彼を追う警察をあざ笑うかのように裏をかき、警察も観客も翻弄し決してしっぽを掴ませません。
それにしても驚きなのは、この映画が自主制作映画だと言うこと。低予算、撮影日数18日!! それでこれだけの映画を作ってしまうって、驚異的です。その為密室劇の脚本を思いついたとの事ですが、そのハンデを見事に逆転したこの監督と脚本家には舌を巻くばかり。脚本家自身も、鎖につながれて監禁される男の一人として映画に出演しています。
2、3と続編が作られていますが、果たしてこれだけの内容を超えるものが出来るのか? ちょっとその辺も期待しつつ後日鑑賞予定です。
かなり? 痛いシーン多いですが、絶対おすすめの一本。
廃屋の密室、部屋の対角線上の隅に鎖でつながれた男二人。そして二人のちょうど真ん中、部屋の中央には自殺したらしい男の死体。二人の男にはそれぞれカセットテープが残してあり、そこには命を賭けた「ゲームの開始」を告げるメッセージが…。
二本のノコギリ、二本のカセットテープ、拳銃と一発の弾丸、たばこ、家族の写真、鍵…。部屋中にちりばめられたヒントと罠。二人は果たして仕掛けれた罠を解き、脱出することが出来るのか?
姿無き犯人に監禁された二人。どうやら犯人はカメラで監視しているらしい。片方の男は家族を人質に取られ、もう一人の男を時間までに殺さなければ娘と妻を殺すと脅される。二人は罵り合いながらも初めは協力して脱出を試みる訳ですが、次第にお互いの素性や過去を知るにつれ、「疑い」と「良心」と「憔悴」の中で崩壊していきます。犯人の目的は、漫然と生き、生きる意味を見失った人々に死に至るゲームを強要し、死の体験をもって生きる意味を再確認させようというもの。なんともイッちゃってる奴です。さらに犯人自らも病に冒されて余命幾ばくもないらしいですが…。大迷惑もいいところ。
しかしこの犯人、一筋縄ではいきません。頭がイイです。それもかなりイイ。必死で彼を追う警察をあざ笑うかのように裏をかき、警察も観客も翻弄し決してしっぽを掴ませません。
それにしても驚きなのは、この映画が自主制作映画だと言うこと。低予算、撮影日数18日!! それでこれだけの映画を作ってしまうって、驚異的です。その為密室劇の脚本を思いついたとの事ですが、そのハンデを見事に逆転したこの監督と脚本家には舌を巻くばかり。脚本家自身も、鎖につながれて監禁される男の一人として映画に出演しています。
2、3と続編が作られていますが、果たしてこれだけの内容を超えるものが出来るのか? ちょっとその辺も期待しつつ後日鑑賞予定です。
かなり? 痛いシーン多いですが、絶対おすすめの一本。