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■はじめに
各論では総論で述べてきた方法に従ってよくあるパターン毎の初任給計算方法と、在籍期間の取り扱いによって結果が異なるパターン、また下位区分を適用して採用者に有利になるようにするパターンを紹介します。
具体的な金額が分かるように、各結論部分に「1級○○号俸(000,000円)」と書きましたが、俸給表が定める基本給はその年によって変動するため、この金額部分はあくまで平成22年度のものです。
■各論プロローグ
平成22年4月1日付けで7名の新規採用者を取ることとなった、とある国立大学。初々しいAさん、切れ者のBさん、お調子者のCさん、ややお疲れ気味のDさん、叩き上げのEさん、理論派かつ実践派のFさん、大志に燃えるGさん。4月から働き始めるこの方たちの初任給はいくらだろうか?
初任給計算1 ~学部新卒~
初任給計算2 ~大学院新卒~
初任給計算3 ~民間3年~
初任給計算4 ~就職浪人3年~
初任給計算5 ~高校卒業後、民間10年~
初任給計算6 ~民間5年後、大学院修了~
初任給計算7 ~高校卒業→民間5年→大学卒業~
■終わりに
長らくお付き合いいただきましたが、これで国立大学事務職員の初任給計算のエントリーは終了です。
国立大学と国家公務員を含め、初任給計算はいつかまとめてみようと思っていたため、拙い出来ではありますが、一通り書きたいことを書くことが出来、ホッとしています。また反面、普段自分がいかに生半可な知識しか持っていなかったかということを、文章および図にまとめるにあたって痛感いたしました。
作成にあたり「公務員給与法精義(第四次全訂判)」「給与実務初任者等研修会資料(俸給関係)」(人事院作成)を特に参考にさせていただき、また各種質問に答えていただきました本学人事担当者様各位に、この場を借りてお礼申し上げます。
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大学院にまる2年通い、単位は揃えたのですがわけあって中退したという過去があるのですが、この部分に関しては考え方としては計算4に該当するのでしょうか?
その場合院卒+職歴1年となった場合だと給与に変化はあるのでしょうか?
5年前、国立大学の臨時職員の契約が終了しました。
紆余曲折があり、4年前から地元の県立高校の講師をすることになりました。それから教員採用試験を受験してきましたが、この度ようやく採用内定が決まり、来年度から正式に教員として勤務することになりました。
手続きの中で経歴加算のために書類を準備していた時にこちらのブログを思い出し、久しぶりにのぞきました。
来年度4月から国家公務員に採用される予定なのですが、
初任給の算定に前職が常勤と非常勤、また非常勤でもフルタイムと短時間雇用で加味され方が違うのか知りたく、ご連絡を差し上げました。
宜しくお願いいたします。
横レス失礼します。
修士卒後、臨時職フルタイム3年を経て大学職員になった者です。
私の場合、最初の給与は1級44号棒でした。
すでにまるお様も給与額が判明しているころとは思いますが…ご参照までにどうぞ。
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