Scotland紀行の版下づくり その2
Scotland紀行の版下づくり その2
今回、まがりなりにも「自主本」の類を作ってみたが、一番、苦労したのは、出だしだった。
いわゆる「まえがき」、「はじめに」、「プロローグ」と呼ばれる部分だ。
これまで、読む側だけだったときの私を考えればわかる。本屋で本を捜すときは、まず「タイトル」だろう。次は
帯、キャッチフレーズ、表紙、。次に本を手に取り開くのは、「あとがき」だ。次に「はじめに」だ。
要するに、著者の苦労話、コンセプト、動機などを見る。
それが解ったので、今回も「出だし」で苦労している。よく小説家などが、最初の書き出しの言葉をどうするかで何日もかかるとか。それが一番苦労する、最初の言葉が出てくれば、後は流れに身をまかせるように言葉が出てくると。
おこがましいが、私の場合も、そんな感じだった。この4-5日は、毎晩、これにばかり時間を費やしていた。
挙句の果てに、初めて飲んだScotch whisky は何だったかとか、何処で、いつ頃に飲んだか? とか。
気になったりした。
自分でキープして飲んだのはたぶん「CUTTY SARK」だろう。20代後半、28歳の頃のような気がする。
そういうことで、「はじめに」は、”私とウィスキー”みたいな感じで始めることにした。
実際に、私の30代後半から、これまでの人生は、Whiskyなしには、語れない。
今、思うと恥ずかしくなり、不思議でもあるが、CUTTY SARKのボトルをキープするときに、ボトルの裏側に
CSN&Yと書いていた。CSN&Yと書くなら、ボトルは「Canadian Club」か、「Early Times」だろうと、今だと自分で突っ込みたくなるが.....。
私が、ちゃんと Whiskyをオーダーできるようになったのは、熊本にある Bar 「Whisky Cat」さんと
今でもあるのか分らないが、「Gun Pit」さんだった。
そういう人達のことも、含めて書いてみたいと思っているが、どうも難航しそうだ。