50歳で始めた海外ひとり旅 と 自費出版

50歳にして「海外ひとり旅」の楽しさを知る。最近は野菜づくり、本づくりにも挑戦。

高円寺の グッドマンへ行く

2009年09月24日 23時27分14秒 | Diary
 この連休は、義兄の還暦のお祝いや、熊本の秋の祭りがあったりで
昼間から飲んだりして、大して何もできなかった。
やったことと言えば、半年くらい前から、partsを集めていたAnchorというブランド(Bridgestone製)の自転車をやっと乗れるところまで組み上げたことくらいか。
Scotalandのことも、なんだか Skye島で終わったようで、書く気力が無くなった
感じだ。Skye島から戻る途中でも、それなりに綺麗な場所を見たし、
Edinburghに帰ってからも2泊し、街を歩き回ったり、城を見物したりしたの
だけども、やっぱりHighland地方や、Skye島の印象が強く、Edinburghについては
今回の旅の中継地という感じになってしまった。まあ、当初の計画で
Londonを起点にするというのよりは、ましではあったけど。
もし、もう一度、Scotlandの北部を訪ねるとしたら、Invernessあたりを
拠点にするべきだ。

ということで、Scotlandの話題は、また、そのうちということで、
東京は高円寺にある グッドマンという小さなLive喫茶の話題です。
前日(9月10日)と同じく、なぜか偶然に高円寺へ行くことになった。
グッドマンというと、かなり昔に名前だけは聞いたことがある店だ。
店の名前に対して、たぶんAudioマニアであれば、有名なスピーカーの
メーカーから取った名前だろうと推測するのではないだろうか。
私もそう思った。元は荻窪にあったそうだが、数年前に今の場所に
引っ越してきたそうだ。前日に行ったJIROKICHIとは、駅の反対側に
あり、店の周辺は、焼き鳥屋だらけだ。新橋の駅前でも見かけるように
ビールのケースを逆さにして、テーブルとかにして客が取り囲み、
飲むというスタイルだ。庶民的だ。
なぜか、そのまま通り過ぎるのが気がひける感じさえする。
LIVEのスタートまでには、1時間ほどあるので、少しビールでも
飲んで行こうと、韓国料理も出す店に入る。あまり飲んで酔うと
まづいので、グラスに2杯のビールとサラダと餃子を食べる。
値段は安いのだけど、どちらも値段相応というか、量が少ない。
餃子にいたっては、熊本で食べるのと比べると3分の2くらいの大きさだ。
いや半分かも知れない。
 でも、千円ちょっという、安さだったので良しとしよう。
さて、その焼き鳥を焼く煙の中を縫って、Googleで調べた店の
ありかを目掛けて進む。
 店の中は、小さな喫茶店ほどの大きさで、カウンターに5人も
座れば満席で、その後方に小さなテーブルと椅子が置いてあり、
詰めると8人くらいどうにか座れるかなというところだった。
先客は一人だけだった(と思っていたら、実は演奏する当の本人でした)。
予定の8時を過ぎて、ぼちぼち常連らしき人が4-5人登場。
その中の一人がpianoの前に座った。私の横の椅子に座っていた
オジサンが立ち上がり、ギターを抱えた。
 その人こそ、私が、長年、聴きたかったギタリストの秋山一将さん
だった。私より、若いはずだが、失礼ながらかなり老けて見えた。
声もかなりしゃがれているし。
ギターをかかえて、指を動かしている。
Pianoは渋谷さんで、二人のDuoだ。
静かに始まった。昔、NHKの夜11時くらいからやっていたJazzの
番組にレギュラーのギタリストとして登場していたのを見て以来
非常に興味のある人だった。




なるほど、実に渋いギターだ。全然、速弾きではない。
足元には、DelayとDimensionと思われるエフェクターとペダルが
置いてあるだけだ。ギターはTelecasterスタイルだが、Fenderでは
ない。FrontのPickupが、Humbuckerだ。それも、見たことの無い
デザインだ。1mも離れていない席から、しげしげと手元やらを
眺めさせてもらった。1時間ほどで1st stageが終了。
気難しい人でもなさそうなので、話かけた。
まづは、ギターの話から。
「ギターのメーカーは何処ですか」「フジゲンですよ。」
「ああ、そうですか。pickupは、珍しいですね」
「はい、イタリアのもので、特注しました。Baltoni?」
「ギターを弾くんですか」「はい、でも、全然、素人です。」
「何も持っているんですか」
「Telecasterだと、G&Lというのを持ってます」(知らないようだった)。
「アンプは、Bass用を使うんですね」
「はい、低音が良く出るので、使っています」
というような話をしているうちに、2nd stageが来た。
一時間弱の演奏を聴き、店を出た。

なんだか、Folk bluesを聴いたようだった。








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高円寺で、 森園勝利氏を見る

2009年09月14日 00時55分19秒 | Diary
10日の木曜日から東京出張だった。あまり気乗りのしない仕事(会議)
だったが、一日目の夜は軽く懇親会がある程度、翌日も昼過ぎには
終わってFreeになるというスケジュールだった。会場が新宿より
先の武蔵野市ということなので、近くに宿を取る事にした。
そして、その周辺のLive情報を収集してみた。8月の頭の出張の
ときは、もろにJAZZばかりを聴いて回ったので、今回は、BLUESを
聴きたいと思った。で、まづ荻窪の「ルースター」の予定を見て
みた。あまり触手が動く人が出てない。エリアを広げて探して
みたら 高円寺のJIRIKICHIというところに 金子マリさんと
森園さんが出るらしい。
森園勝利と言えば、昔、四人囃子というSuperBANDで活躍した
ギタリストだ。

【Youtubeで見つけた四人囃子】森園さんの若かりし頃だ。



と言っても、私は、これまで聴いたことがなかった。
でも、有名な人だったので、聴いてみたいと思った。
金子マリさんは、聴いたことがあるのだけど、もうかなり前の
ことだ。今はどんな風なのか興味があったので、行くことにした。
店はすぐにわかった。20人ほどの客が居た。予定どおり
8時には演奏が始まった。金子さんは、まだ加わっていない。
演奏だけだ。とにかく、音がデカくて耳をつんざくほどだ。
昔は平気だったが、今だとチトつらいなあ、、、、。
Bassがとにかくデカ過ぎる。
森園氏は、昔の面影は、あるけど、歳をとっていた。
頭頂部は、薄くなっているようだ。髪を長くして隠しているけど。
特に超絶技巧みたいなギターは弾かなかった。
凄みもなかったように思う。気合が入ってなかったのかも。

二曲ほど演ったあと、金子マリさんが登場。
静かに始まった。激しい歌を唄うのかと思ったら 以下のYouTubeの
画像に近い歌を唄った。



昔は、若さと力だけで唄っていた感じだったが、実に、穏やかなFolkを
唄った。これは、なかなか良かった。ただし、SideMenはうるさかった。
BassとDrumは必要ないという感じだった。

当夜のバンドの編成は、これに近いかな。 森園氏のギターもいいです。
金子マリさんの右側のなよなよとした人は、最初は何のためにいるのか
わからなかった。がパントマイムをやるという珍しい歌い手でした。



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Portreeへ戻る

2009年09月08日 22時32分19秒 | スコットランドへ
 この旅の大きな目的を達成したので、心残りではあったが、
下山することにした。自分の技量と装備からして、これ以上は進めないのは
明らかだった。、
写真を撮ってもらったりしていて、すっかり平衡感覚がおかしくなったこと
などどこかへ行ってしまった。全然、立ち上がって下を見ても平気だった。
 這い蹲るように登ったのは一体何だったのだろう。

実は、似たようなことがあって、Skye島へ来る途中、高度の高い場所を
車で走っていて、身体がこわばるような、ちょっとした恐怖心を感じた。
それで、Edingburgまでの帰りのルートは、山越えをしたくないと思った。
一旦、Invernessへ戻るルートもあるので、そちらを選ぼうかとさえ
考えた。が、それだとかなり遠回りになり、夕方までにEdingburgに
着かないかもしれないと思えた。レンタカーの返却は、6時にして
いたと思う。
ということで、意を決し来たルートを辿ることにした。
が、なんと、全然、その違和感とか恐怖感は感じなかった。
不思議だ。
ということで、下りは、実に飛び跳ねるように降りた。
ふと、熊本にある金峰山の猿滑りという斜面を、昔、子供と一緒に
下ったときのことを想いだした。人間の精神状態というのは不思議だ。
 そのあとは、すんなりと30分ほどで、Portreeへ到着。
周りは明るいがもう夕方だ。街中へ夕食の調達へ向かう。
でも、まだ明るいのと、前日に比べて観光客も少なくて静かなので、
ちょっと近くを散歩することにした。
レストラン街を過ぎて、東の方面へと海岸沿いを歩いていった。
よくガイドブックに出てくるピンクの屋根を持ったレストランなどが
本に出てくる構図で見ることができる。
そのまま、どんどん進むと散歩道みたいなのがあって先の方まで
延びている。途中、一組の夫婦と出会った以外は誰も居ない。
海面に向かって延びている岩場へ進んでみる。
 海は、透明度は高い訳ではなくて、暗緑色で、魚が泳いでいる
感じはしない。そういえば、この島には漁師が居そうにない感じだ。



散歩を終えて、街中へ引き返し、今夜の夕食のことを考えながら
レストラン街を歩く、この日は時間的な余裕もあったので、
裏通りへと入ってみる。ちょっと寂れたスペイン料理の店とかが
ある。これは、ひょっとしたらアジア系の店もあるかも知れないと
いう気がしてきて、歩いていると、ありました「中華料理」の
ファースト・フードの店が。そんなに流行っている風ではなくて
2組の客が待っていた。なんとなく、八宝菜か酢豚みたいに読めた
メニューを指指し、「That one and that one please」とか
言って、焼飯を含め2品、注文した。だいたい、一品が4-5£だった。
少々、日本の相場からすると高いが、まあ、久しぶりのアジアン料理
なので、仕方ないか。「チョップ・スティック プリーズ」と言って
割箸をもらった。まるで、何かの切符売り場みたいな 窓を通して
お金を払ったり、紙パックに入った料理を受け取ったりするのは
情緒に欠けるが、なぜか全然許せた。
 中国の人はバイタリティがあるなあ、といつも思う。
こんな西欧の果ての島にまで来て、ちゃんと中華料理を作って
生きている人たちがいる。絶対に日本人で、日本料理の料理人は
こういう場所では、仕事しないだろうな、と思った。
久しぶりに あんかけの掛かった肉にピーマンにキャベツは
うまかった。

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Old Man of Storr に登る

2009年09月05日 23時43分15秒 | スコットランドへ
目的地のOld Man of Storrまで、もうそんなに遠くないはずなので、
注意しながら車を走らせる。何しろ、これまでの様子からして道路上に
案内の標識など出ていそうもないから。
案の定、もう前方には岩山などなさそうな、見通しの良い場所に出て
しまっていた。そういえば、車が2-3台右手に停っていたところが
そうに違いないと思い引き返す。
車から出てみると、小さな掲示板というか説明書がされたボードが
あった。何やら絵が描かれていて、それはまさしくOld Man of Storrが
どうして出来たかを説明したものだった。何でも、数億年まえは
平らだった大地(台地)が、長い年月をかけて侵食され、柔らかい
部分が無くなり、硬い岩の部分だけが残り、いまの姿になったとのこと。
(と、まあ大体の意味は読み取れた)
一応、700mくらいはある山なのと、天候の変化を考え、Rain wareを
持って行くことにする。荷物は極力減らす。少し嵩張るが一眼レフの
カメラと三脚は持って行くことにする。Videoカメラは持っていかないこと
にした。後から考えると残念なことをした。
(時間は、3時前だった。)
小さな扉を開けて道を進む。ちゃんとした道ではなくて、人が歩いた
結果できた道? 適当に歩ける場所を進むというような状態だ。
結構高い木が茂っていて暗い。ときどき降りて来る人たちと出会う。
意外に軽装な人もいる(概して若い人がそうだ)。全く普段着というか
街着のまま来たという人もいた。たまに、"Hi !"と声を掛けられた。
そのうち、こちらからも声をかけれるようになった。
が、降りて来る人ばかりで、後ろを見ても登ってくる人は居ない。
これは、どうも時間的に遅かったのかも知れないなあ、と少々不安になる。
20分ほど登ると、いきなり眼の前がひらけた。
木が無くなり、草と岩だけの斜面になり、上方には、岩山がある
きっとあのあたりが Old Man of Storr に思えた。よく見ると 人影も
見える。



途中の斜面にも二人がいるのが見えた。
今までの道は、ハイキングの延長みたいに登ってこれたが、ここからは、ちょっと
気を引き締めなくてはと思った。



登りはじめると斜面はそれほど急ではないが、足元が石だらけで、大きな岩があると、
迂回して進んだ。で、どれ位の時間登ったのか、急に妙な気分というか、平衡感覚が
おかしくなったような感じに見舞われた。
真っ直ぐに立つと、後ろへ引っ張られるようで、真っ直ぐに立っていられなくて、
這いつくばってしまった。
 元来、高い場所が苦手な、高所恐怖症なところがあるのだけど、これは初めての
体験だった。この調子だと、これは、降りるときは、立って降りれないかも知れない
という気がしたほどだ。でも、今更、引き返す気にはなれないので、とにかく
手も使いながら岩と岩の間や、岩にない草地のところを登った。実際、かなり
必死だった。ようやく少しなだらかな場所へ辿り着いた。平衡感覚も正常に
なっていた。立ち上がり、下の方を見ることもできた。たぶん500mくらいの
高さなのだろうが、結構高く感じる。



前方に三角形をした奇岩があるのが、「サライ」に載っていたものかも知れない。
右手、上方のここよりもっと高い位置から写したものだろう。
とても、そこまで登る気力も、KnowHowもない素人には無理だ。



左手、前方は、まだ上へと登る道らしきものがあるが、草地がなくなり、
岩と砂が混じった状態だ。これまた、とても素人の私には進むのは無謀だ。
でも、中腹から見ていたら、そっちの方へと進む人達がいた。

(日本に帰ってきて、現地で買った Walks Isle of Skye という小冊子を
 見ると、確かに左手方向へ進むコースが書いてあった)

いづれにしても、私にとっては、もうここまで来たことで十分だった。
下から登って来る人も居なくて、その場所にいるのは私一人だった。
予定どおり、三脚をセットして、記念の写真を撮るが、なかなかうまく
背景とのバランスが取れない。3回ほど取り直したりしていたら
後ろから「Hi !!」と若い男女の声がした。「撮ってあげるわ」と
女性の方が言った。これは、Lucky! ありがたく撮ってもらった。




写真にあるように、左手方向は、石と砂の混じった状態の道(?)が
続く。



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Old Man of Storr (1)

2009年09月05日 00時44分31秒 | スコットランドへ
今回の旅に限らず、私の場合、05年のChicago行き、06年のIreland行き、
07年のPrince Edward島行きはそれ以前の旅と少し動機が違うように思う。
 それまでのは、旅というより 若い頃に憧れていた音楽の聖地へ
ただ、行ってみたいという とにかく行くだけでいい、
一目見ておきたい、というものだった。

NewYork では JAZZを聴き, Musicalを観て, US Open Tennis観戦.
Londonでは Abbey Roadに立ち、その足で Liverpoolへ赴く.
Chicagoで Bluesを聴く.

そう、このChicagoでの経験が、一人旅の気儘なおもしろさを
感じさせてくれたのかも知れない。
人の手助けを受けずに、自分で殆どのことを手配した旅だった、かな? 
(航空券は、上の娘の世話になったが)
この旅で、初めて頭が English MODEに切り変わったという
感じを体験した。
 なんだか、英語圏の場所であれば、どこへでも行けそうな
気がしたように思う。

 じゃあ、何処へ行くかとなると、動機、心惹かれる場所と
いうものが必要になる。

そのときに、出会ったのが、司馬遼太郎の
「街道をゆく」シリーズの文庫本とグラビア誌だった。
何としても行きたいと思った。アラン諸島の
Inish Mor島の断崖、ドン・アンガスに立ちたいと思った。
 それが、出来ると思った。
Internetが全てのことをサポートしてくれた。 時代だな、と思った。
僅か、数年前には、考えられないほど、便利な世の中になったと
感じた。
Google MapでGalwayの街並が見えた。
世の中では、Blogなるものが始まり、Irelandに住んでいる
日本の人にmailすると、すぐに返事が来る。
 DublinからGalwayまでの汽車の時刻表も見れるし、
バスの時刻表から、フェリーの料金、時刻表もわかる。
ガイド本「地球の歩き方」の情報もなかなかのものだった。

そういうことを経て、出会ったのが、再びEnglandだった。
「サライ」という雑誌の増刊に「プラチナ」というのが
発刊されていて、その2004年12月発行の増刊号が
「英国」特集だった。
Englandの旅と言えば、コッツウォルズだが、この特集は
ちょっとひねってあって、私の眼に留まったのが、この
Skye島にある 「Old Man of Storr」という奇妙な岩山の
写真だった。
Inish Mor島の断崖、ドン・アンガスもかなりインパクトが
あったが、この奇妙な岩石群は、観光という言葉からは
かけ離れている気がした。
Prince Edward島のように、人が創りあげた 綺麗な風景と
灯台もいいが、自然、そのものが創ったものも見て
みたいと思ったのだろう。でも、そのインパクトを受けたときから
4年後に実現したのだから、なかなか、思うようには行かない。
とりあえず、私をSkye島へと引っ張った写真がこれです。










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Old Man of Storr へ その5

2009年09月02日 23時16分40秒 | スコットランドへ
この写真は、前の記事の写真にある絶壁へと続く道の入り口
付近だ。大勢のバイカーが居た。その殆どが おじさんRiderだ。
ちょっと おっかないというか、カメラぶら下げて近づくと
いう雰囲気ではなかった。実は、この日の翌日、B&Bで朝食の
ときに一緒になった夫婦は、Riderだった。私が停めている
車の横にBMWのかっこいいバイクがあったので、宿の夫婦の
子供さんのものだろうと思っていたが、実は、その中年夫婦の
ものだった。このことは、また、後ほど。
 ということで、日本と同じように、おじさんRider健在と言ったところか。
が、この日は実際に走っているバイクとは遭遇しなかった。
島に到着した日、Portreeの中心部の駐車場には、沢山の
若いRider達が居たので、バイクで走るのにも、絶好の場所なの
かも知れない。
因みに、私も30年ほど昔、人並みに大型のバイクに挑戦した
ことがある。先輩に借りて、免許は持ってなかったので、会社の
グラウンドで練習した。わずか2-3周したところで、何かの
拍子にブレーキを掛けたら、身体が宙に浮いて飛ばされていた。
運よく柔らかな地面だったので、怪我もせず、バイクも損傷が
なくて事なきを得た。要するに大きなバイクは慣性エネルギーが
大きいので、急にブレーキを掛けたりすると、慣性の法則で
停まったバイクの上にいる人間は、そのまま前方へと放り出される
訳だ。それを機会に、大型バイクに乗るのは、諦め、もう少し
小さな100CCクラスにスケールdownすることにした。
だけども、これも何とか乗れるようになったが、自分の性に
合わないということがわかり、断念。結局、Bikerには成れなかった。



というようなこともあったが、2年くらいは、モトクロス用の
小型バイクをときどき乗り回していたが、バイクは危ないという
家族の声もあり、「要らなくなったバイク、引き取ります」という
廃品業者に、タダみたいな額で引き取ってもらった。
 数年前に、そのバイクを譲ってくれた先輩に会ったが、
私に譲った後、バイクは手放したそうで、ウィンド・サーフィンを
始めたと言っていた。
 でも、今年の冬に、(彼の住む諫早市へ)訪ねていったときは、
「もっぱら、今はウクレレとウォーキングだ」と言った。
この人は、私以上に、何事にも凝る人で、ウクレレだって
並ではない。Martineだの、いろいろ5-6本は所有していた。
そして、私に向かって「で、お前は、何をしているんだ」と
聞く。「そうですね、一度は弾いてみたかった ギターを買って
みたり、英語を勉強したり、一人で旅したり、、、ですかね」、
「今は、自転車ですね」と言ったら、「俺も自転車はやったけど
あれは、危ないから止めておけ」と言われた。
 っと、話が、大幅に逸れている。この人にまつわる思い出話も
いつの日か、書いてみたいものだ。



Old Rider達の居た場所と道を隔てた側は、こんな感じの草原?だった。
そして、カメラの向きを変えると、妙な看板が見えた。
説明を読むと どうやら水力発電所らしい。確かに、奥の方に
それらしきものが映っている。このときは、気が付かなかったけど、
Storr Lochsという固有名詞が見てとれるので、目的地までは
もうすぐということだったみたいだ。
 現地では、当然というか、そこまで推測はできていませんでした。

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まだまだ Old man of Storr の 途中

2009年09月01日 23時52分18秒 | スコットランドへ
さて、ハイキングコースに別れを告げて、また 一人車で走る。
海も見え、家もところどころに見える。狭い道だが、対向車にも
遭遇するようになった。そういう場合、かなり距離があるにも
かかわらず、最初に相手の車を認めた方が停まっていると
いうのが、暗黙のルールらしい。だいたい4-500mくらい先で
停まってくれている。
すれ違うときは、日本と同じように、片手を挙げて挨拶を交わす。
そのかかげる右手の角度が微妙に私と違う。私は心の中で
「どうも」と言った感じで手を上げていたが、相手は何と
言っていたのだろうか。「H--i」と言ったところだろうか。





この写真を見ていると、Irelandの Inish Mor島の風景を
思い出す。

海に面した斜面に家が建ち
風の音以外には
何も聴こえない

何も視界を妨げるものもなく
遠くまで見通せる

周りに 耕された畑がある訳でもなく
ここに住む人達が、いったいどんな気持ちで
生活を営んでいるのか、想像ができない

東の端の国から、心惹かれるものがあったとは言え
生活の厳しさもわからない者が
ただ「きれいだな」とか「静かだな」と 感じている






こういう、厳しい風景を前にすると「俺は一体何をしているの
だろう」と思う

このベンチに、暫く腰掛けて、はるばる 東の果てから
訪ねて来た 自分とは 何なのだろうと 考えても
良かったのかも。

でも、まだ、目的地の Old Man of Storr には辿りついてない。



無粋な看板だ。

それにしても、綺麗だ!


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