恭子先生の教室日誌

=考える子に 挑戦する子に=

=教室だより 10月号= ★最終教材修了テスト満点じゃなかった★

2009-09-25 10:58:48 | 日記
公文の数学最終教材修了テストは、確立、ベクトル、数列、関数の微分積分、極限、行列などの
高校数学のまとめのテストです。

模擬問題を見た時から、高校生の彼にとっては 易しすぎる問題のようでした。
こうなったら満点ねらいだと 直前には あちこち自分の過去のプリンを見直ししていました。

結果は92点でした。
もちろん合格基準は、70点ですからAランクでした。

しかし少しも嬉しくない彼でした。
「時間が余ったので3回見直したのに 何を違ったんだろう?」
合格してしまったので、満点狙いのチャンスは、戻って来ないのが悔しそうでした。

彼「先生 なんか言ってよ!」
恭子先生「自業自得!」
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=教室だより 10月号= ★公文をやれば国語の点があがりますか★

2009-09-25 10:16:29 | 日記
=国語のテストで 点を取るためには=

小5のAくんは、進学塾で、算数は常にトップレベルの順位を取ってきます。
ところが、国語はいい時もあればそうでない時もあります。
そうでない時でも常に上位ではあるのでですが、一番を競い合っている友達は
算数も国語も安定しているので、A君国語を安定させたいそうです。

A君には、公文式国語のE教材 F教材を復習してもらうことにしました。
A君は、恭子先生に質問しました。

「公文の国語をやればテストの点があがりますか?」

素晴しい質問でした。そこで恭子先生はテストの問題を見せてくださいといいました。
なぜなら 問題が良くない場合もあるからです。
A君の国語のテストの、点の良い時と良くない時の両方を見せてもらいました。
文章の出典は中学1年生の教科書レベルでした。
A君は内容を良く読んでいて、正解をだしていました。

点がとれないところは、段落の把握のところでした。
 
 ○前の段落と似た内容を付けくわえている段落は(  )
 ○前の段落であげた具体例の理由をのべ、そこまでの話題についてまとめている段落は(  )
 ○次の文はどの段落の後にいれるのが最も適切か(   )
 ○段落(1)につける小見出しとして適切なのはどれか(4択)

A君が勉強した公文式国語E教材F教材は、まさにその力をつける場所でした。
E教材とは、接続語を使って、文の連節、パラグラフ(公文では段落と言う言葉を
使いません)の関係をつかむ学習でした。

だから、それで、そこで、したがって、だが、しかし、ところで、けれども、なぜなら、
というのは、それとも、あるいは、または、例えば、また、そして、さらに、そのうえ、
ただし、つまり、すなわち、要するに、では、・・・

F教材には、指示語のほかに、接続語を使わずに他の表現でパラグラフの関係をつかむ
学習があります。

A君は、公文の学習では、文章そのものが小学生用だったので、接続語に頼らなくても
文と文との関係が解ったのです。これが落とし穴でした。

進学塾のテストでは、文章の出典が中学生レベルだったので、内容だけで段落の関係を
つかむのが難しかったのです。
塾から送られてきた解説を読むと、
「・・・も」は同じことを(並列)
「しかし」は、反対のことを
「ちまり」は、まとめが入る    
などと指語接続語の役割について詳しい説明があり、出題者の意図が見えます。
少しぐらい知らない語いがあっても、文と文の関係から言葉の意味を想像できることも多いです。

きっといつも高い成績の友達は、中学生レベルの読書をしているか、または接続語などを使って
論理の流れをつかむ技を身につけているか、そのいずれかだと思います。

A君の高得点作戦の結論は、接続語の働きを確実に活用した解答技術でした。

接続語は、本文の内容に関係なく、文章の道しるべのようにいつも同じ役割を果たすからです。

しかし、あえて、その上で  言います。

子どもたちに読書力と 拡がりを。
公文式国語は 読書力を高めるためにあります。 小林恭子

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”どうぶつのねだんのえほん”

2009-09-23 17:50:46 | 日記
"どうぶつのねだんのえほん”
あっ こんな本は どこにもありません。
”くるまのねだんのえほん”を作った翌年ぐらいに、「ねだんシリーズ」に
しようと、女の子が喜びそうな ねだんのえほんを思いついたのです。
出版の社員が早速上野動物園に取材に行きました。

ちなみにこれがくるまのねだんのえほんです。




でもどうぶつのねだんのえほんは 出版の企画会議で没になりました。
没になったわけは、たしか生きものに値段をつけるのはどうかということ
だったように思います。昔の話です。

でも忘れられないことがあります。

ライオンが8万円!なのに ゴりラが100万円?だったかな
ライオンが急に怖くなくなり、不憫になったのさえ覚えています。
動物園でライオンの前に行くたびに「あんた以外に安いんだね~」

一番お高いのはシャチで1億円でした。当時鴨川シーワールドにしかいなかった。

動物の値段は誰が決めるのか、どうして決まるのか それを聞いて最高に 
嬉しかったのも覚えています。

値段は、動物園が その動物を入手するのにかかった費用ということでした。
人間の頭で、考えたのではない、事務的に決まったところが嬉しかったのです。

今日 ”動物の値段”という本が、売られていたのを見つけました。

生きものに、値段をつけることをタブー視されてきた背景があるので このような
本は今まで出なかったのだろうと・・・。やはり。
値段は入手難易度、輸送難易度、大きさ、飼育難易度によって決まるとありました。


売れるかしら?
絵本のほうがよかったかしら?
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匿名が好きな理由

2009-09-21 10:01:30 | 日記
海外の友人が「日本の人は、なぜみんな匿名で意見を出すの?」と不思議がる。
「個人情報は まず自分で守るため。日本では、みんな 匿名が好き」
私も ときどきハンドルネームに化けることがある。

身を隠せば自分のプライバシーも人のもの。正直な意見がでてくる。
そして都合が悪くなれば、他人のふりをすれば終わる。
日本だけですか。他の国にはないんですか。
「いや 普通の意見を言う時も、名前はださないでって言うのが解らない」

考えの違うことに反論するのが、へたくそな人がいる。
普通に意見の相違点を説明すればいいのに、後ろから人の口を突然ふさぐやり方。
みんなが匿名が好きな訳はここにあるかもしれない。




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新型インフルエンザ対策

2009-09-16 12:17:47 | 日記
新型インフルエンザ対策

毎回 教室へ来た生徒たちに聞いています。
恭子先生「学級閉鎖になってない?」
生徒「小2が全クラス、一週間休みになったよ」

インフルエンザが身近に来たのを感じます。

恭子先生「学級閉鎖になってない?」
生徒「私の組は2人新型インフルエンザになったから、あしたから一週間おやすみだよ」
恭子先生「それなら今日の公文の勉強は、教室ではなくおうちでしてね。
公文の会社でそう決めたからね」

そしてご家庭に、説明の電話をしました。
「公文では、学校の休校 または学年・学級閉鎖等が発生いたしましたら、外出
自粛などは学校からの指示、要請に従ってくださいますようお願いしています」

お母さん「分かりました。でも学校は明日から学級閉鎖と言ったので、今日は
いいのではないかと思いました」

別の生徒「学校のクラスがインフルエンザで休みになったから、お母さんが、今日は
公文でいっぱい勉強させていただきなさいって」

学校は、もっときちんと説明する必要があるのでしょうか。
親が考えることなのでしょうか。
学校閉鎖になった高校生たちが街のカラオケに行って顰蹙をかった話が、他人ごとでは
なくなりました。

1人ひとりの自覚を問うために大げさに話しあった昨日の教室でした。

クラスの子どもがインフルエンザになると 学級閉鎖になるS区。

しかし、クラスの子どもがインフルエンザになっても学級閉鎖にならないA区。
だから学校に準じることにした公文教室も休んでくださいとは言えないのだ。
A区のひろがり方は激しい。
こちらでは とりあえず 自分はかからないようにするしかないようだ。

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