★★★ 修理のご依頼 ★★★
ようこそ"『京とんび』"へ
「もったいない」をモットーにラジカセやミニコンポ等の修理を中心に更新 since 2009
音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪
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今回の修理は、「PIONEER PD-F51 CDプレイヤー(50枚+1枚 CDチェンジャー)(発売日:1994年)」だ。 BGMを終日流したい店舗などでは重宝な一台だ。
[PIONEER PD-F51 CDプレイヤー(50枚+1枚 CDチェンジャー)]
■主な故障と原因
■修理
この手の不具合は、原因特定が難しい。どういった条件で不具合が発生するか、根気よく探す。
CD再生に失敗する時は、シャラシャラと回転音がある。一方、成功するとシャラシャラ音はない。どうやらCDのチャッキング不良だ。
ガイドフレームを取外して分解する。
CDメカ心臓部を取外し、手動で歯車を動かしてCDチャッキング動作を試みる。
原因発見! 隣接部品が干渉し、CDをチャッキングできない。部品位置がずれてしまったことが原因だ。
部品位置の修正のため、更に分解。
紺色フェルト部品(下写真中央)が問題のそれだ。CDを取り込む際にガイド役をしている。両面テープが劣化し、取り付け位置がずり下がっていた。
両面テープを取替え、部品位置を元に修正した。
CD光ピックアップは「PIONEER CMK-54XT」 だ。問題はなく、レンズとメカをクリーニング。
シャフトを抜いてローリングラックを取外し、クリーニング。
続いてラックベースを取外すと、プラス1スロットインメカを取外せる。こちらも問題はないので、分解してクリーニング。
その他各部のクリーニング、組戻し、点検、調整。
動作確認と修理後のエージングを兼ね、連続24時間の再生テストを行って完了だ。
今回の修理は、「ONKYO CBX-Z1 CDチューナーアンプ(発売日:2006/11/30)」だ。 iPod再生に対応した一体型本格オーディオだ。大きさは、一般的なラジカセと同程度。ただし、可搬用ハンドルは装備しない。音は素直な印象で、低域もまずまず再生される。
■主な故障と原因
■修理
iPad再生に対応したラジカセ型デザインの筐体。既にTAPEもMDも搭載されていない。
ここからの分解には+1のロングドライバーが必要だった。
この時代のスロットインCDを搭載した機種は、製造をSHARPに委託しているようだ。
CDユニットを取外す。
CD光ピックアップは、「MITSUMI PXR-560X」だ。この時代のSHARP、ONKYOで見かける。特に異常はなく、メカクリーニングのみ実施。
操作スイッチは全滅。劣化して抵抗値が大きくなり、誤動作を生じさせていたようだ。タクトスイッチ全11個を交換。
半田付けの劣化を補修。その他各部のクリーニング、組戻し、点検、調整して無事に復旧。
ダイナモブラケットを「ブリヂストン BKT-MTB」に交換した。
以前のフロントフォーク取り付け式のブラケットと比較し、こちらの方がVブレーキ台座に取り付けられるため、不測時にダイナモがホイールに絡まったりする危険性が少ない。
取り付けてあるランプは、昨夏に交換した「丸善電機産業 マグボーイ LED(MLC-1-GR2)」だ。1年経ったが、問題もなく今も快調だ。
ワイヤー式リモートレバーは、ブラケットと干渉するため撤去した。
ブラケットはステンレス製で錆びにくいが、付属ネジはユニクロメッキのスチール製なので、 1年も使えば錆が出てくるだろう。
実用度が一歩向上だ。