★★★ 修理のご依頼 ★★★
ようこそ"『京とんび』"へ
「もったいない」をモットーにラジカセやミニコンポ等の修理を中心に更新 since 2009
音楽と一緒に 懐かしい思い出が甦ります ♪
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今回の修理は、「TRIO KT-3300 FM/AMラジオチューナー(発売日:1975年)」だ。 「?ス・テ・レ・オ・、ト・リ・オ~♪」のキャッチコピーを懐かしく思い出す。
会社は、トリオ→ケンウッド→JCVケンウッドと時代とともに変遷し、今日に至っている。本機種は、そんなTRIO(トリオ)全盛期の一台だ。
■主な故障と原因
■修理
チューナー修理に必要な高価な測定器を持ち合わせていないため、基本的に耳に頼った。
80時間ほどエージング使用したが、 上記以外の大きなは問題かった。
各スイッチには、接点復活材を塗布。表示部の劣化した防塵スポンジとFMステレオインジケーター用LEDを交換。
一通りクリーニングして完了。
今回の修理は、「SONY CMT-J500 MDミニコンポ(発売日:2002/06/21)」だ。 pepzシリーズだが、検索しても余り情報が出てこない希少機種だ。
[SONY CMT-J500 MDミニコンポ]
修理依頼を頂き、対応させて頂いた。
■主な故障と原因
■修理
目にする機会の多い「SONY CMT-M333NT(発売日:2002/11/21)」と比較的すると、中身はほぼ同じだ。
CD光ピックアップは、「SONY製 BU-30」だ。ほとんど見かけないピックアップで、CDメカとCD制御基板が一体化されており、MD並みにユニット化されている。
CD再生不可の原因は、トラッキング用ピニオンギア破損(亀裂)だ。このユニットに特徴的な故障の仕方だ。亀裂により歯のピッチが開き、ギアが回転できなかったようだ。
ピックアップ側のラックギアにも破損があったため、正常なユニットとそっくり交換した。
一通りクリーニングして完了。
今回の修理は、「TEAC MD-H100 アーネスト MDレコーダー(不詳(おそらく1997年))」だ。 素直な印象の正統派MDデッキだ。先に掲載のTEAC CR-H100とは一連のアーネスト100シリーズだ。
■主な故障と原因
■修理
機能的に不具合は無かった。無い外部のクリーニングが主な作業となる。
MD光ピックアップは、「SONY製 KMS-260A」 だ。
ATRAC ICは「SONY製 CXD2652AR」だった。
一通りクリーニングして完了。
今回の修理は、「TEAC CR-H100 アーネスト ミニコンポ 発売日:不詳(おそらく1997年)」だ。 アルミ製ヘアーライン仕上げのフロントパネルが美しい高級感ある一台だ。
■主な故障と原因
CDを再生しないときがあったり、突然右スピーカーから音が出なくなったりと、不安定な状態だ。内部はかなり込み入った設計。
電子基板が立体的に固定接続されている。案の定、接続部の各所で、半田付けの劣化が散見された。もちろん全て補修対象。
スピーカー(右)出力が不安定な原因は、同端子が基板に取り付けられている箇所のプリントパターンが剥離していた(撮影し忘れ)ことが原因だった。恐らく、同端子に強い外力が働き、剥離したものと考えられる。バイパス配線を行い、半田付けを補修して復旧。
CD光ピックアップは、定番の「SONY製 KSS-213C」 だ。レンズが曇っていた。曇りの原因は、タバコのヤニ。金属シャーシにも茶色くヤニが付着しているのが分かる。
タバコやお香などの煙は、機器のあらゆる隙間に入り込み、全てをヤニでコーティングしてしまう。粘着性があるため、埃やチリなどを付着する。ヤニは、光学機器には大敵だ。
可能な部品は分解して全て脱脂洗浄。できないものはアルコールなどでヤニを拭き取り。クリーニングには、かなりの手間が必要となる。
CDを出し入れするメカは、ONKYOと同様のものだった。
電子基板の各所で、電解コンデンサーの液漏れ跡を発見。 全て交換。
メモリーバックアップ用に直付けのニッケル水素二次電池(3.6V 40mAh)が使用されていた。 「GP40BVH×3」の表記。1.2Vボタン型二次電池を直列に3個接続した組電池で、1000円以上もする高価なパーツだ。幸い機能していたので、今 回は交換を見送った。
今回の修理はかなりの手間を要したが、何とか使用できる状態に復旧できた。