草の葉

高山村にある、緑に包まれたギャラリー

こうふくはやってくる

2013-10-30 11:59:16 | おでかけ



___こうふくはさっていく___

藍の闇の中に猫の後姿

「ちょっとさみしいタイトルね」と、ワタシ。
「幸福はやってくるのだから、去ってもいくと思って」
と、朝日さんがさらりと言った。


そりゃ、そうだ。

臆病なワタシは、
幸福をいつまでも引き留めておきたいと思う。
でも、
入ってくるものは、出ていかなくてはならない。
欲張りなワタシは、
いつ来るのかと、大きな幸福ばかりを待ち望んでいる。
でも、
やって来ているのかもしれない。
朝日さんとお会いした昨日だって、
久しぶりにいらしたSさんと過ごした一昨日だって、
そして、
秋澄に、アルテュール・グリュミオーのモーツァルトを聴いている
今だって・・・・



ワタシの大好きないつもの深い深い群青。
朝日初子さんの個展を観てきた。



           やってくるこうふくに
           きづくように
           さっていくこうふくを
           おそれないように
           日々を
           生きてゆきたい

また、あらし・・・・

2013-10-26 20:34:52 | おでかけ



今年は台風の当たり年?

昨日は、3カ月ぶりの血圧受診。

月に数回は、160くらいになるものの、
そのほとんどは一時的で、
とんでもなく高くなることはなく推移していたし、
この数週間は、
「あら、良いじゃない」というくらいの数値だったというのに、
よりにもよって、受診日の前夜160に。
そして、キンチョーを抱えて病院へ。
眼科、首のエコー、レントゲン、心電図、血液検査に尿検査。
医師は、その結果を見ながら、
「心臓はヨシ。血栓もナシ。血液検査も、尿検査もいいじゃないですかぁ~」
ワタシは、ニコニコ顔で「ハイ」
が、そのあと、
「心電図がちょっとだね。う~ん、不整脈が少しあるね」と続き、
「やはり、血圧高いね~」ときた。
「いえ、家では110~130くらいで落ち着いていますから」と言い張る。
「う~ん、白衣高血圧ってことかな。こういう人もいるんだよね。」
そして、
「まあ、いいでしょう」という言葉を引き出し、
ほっとする。
と、
「じゃぁ、また、3か月後。今度は骨密度を検査しましょう」
えっ!まだ続くの?!
「カルシウムが関係してることもあるからね」と。

血圧で入院して、ちょうど1年。
もう、そろそろを病院と縁が切れることを期待していたのだ。

ワタシは、絶対に降圧剤を飲まないと決めているんだもん。

2年前、村で骨密度検査は受けたと言い、逃れようとしたが、
医師が言うには、そんな簡易なものではダメと。
今度は、エックス線かなんかで見るらしい。

次から次の検査、検査。
病気を探すために通院しているようなものだ。

骨密度が良くないことは分かっている。
降圧剤は免れたとしても、今度はこっちの薬?!
嫌だなぁ~

何しろ、運動が大嫌いで、
若い時から何もしてこなかったし、
牛乳やら納豆なんかも嫌いで。

今さらどうなるものでもないだろうが・・・・
いつも、服薬で調子が悪くなるワタシ。
なんてったって、藥はNO!なんだから、
3ヶ月後の検査まで、
少しでも骨密度をあげておかなければ。



今度こそ、
通院終了記念日となるよう、
次回受診予約を、ワタシの誕生日にしておいた。


がんばるぞぉー
           








                 ::::



そして、
今回の台風も影響がなかったので、
今日は本庄のギャラリーまで、
野村レイ子さんの作品を観に。


楠の箱に描かれた草花は、
なんと、ろうけつ染めだとか。
一点、一点違った文様は、
いい香りの中で、空々寂々たるも
どれもが、ワタシの両の手を待っているようで。

散々、迷った末、
自分のものとプレゼント用にと3点を購入。

時を経て
どんなふうに変わっていくのか、
楽しみ。


願わくば、
ワタシのは、藥入れにはならぬよう。




         あらしのあと、
         ぐんと、葉が色づいたようだ。。













あらしのあと・・・・

2013-10-16 18:17:08 | おでかけ
この台風は、10年に一度の規模だとか。
村内の小中学校は休校だと防災無線で流れるし、
戦々恐々としていたが・・・・


朝起きたら、ココは大したことがなかったので、
予定通り、
棒田和義さんの陶板作品を観に、高崎のギャラりーへ行き、
そのあと、
前橋けやきウォークで開催の、
恒例の人形作家亀井千鶴子さんの教室作品展へ。

千鶴子さん、
お母様の介護もあり大変そう。
そんななかでも、
大好きな人形作りや、英語を教えたりは一種のストレス解消とか。
細やかな表情の人形をじっと見ていると、
こちらまで和まされる。


子として見つめられた日
親として見つめた日
親として見つめられた日
そして
子として見つめる日




 





      子どもはなおもひとつの希望
      このような屈託の時代にあっても

      子どもはなおもひとつの喜び
      あらゆる恐怖のただなかにさえ

      子どもはなおもひとりの天使
      いかなる神をも信ぜぬままに

      子どもはなおも私たちの理由
      生きる理由死を賭す理由

      子どもはなおもひとりの子ども
      石の腕の中ですら

              ____谷川俊太郎「子どもは・・・・・・」___






                ::::




昨日、Tさんの死を知った。

心の中にどれだけの苦しみが詰め込まれていたか、
ワタシなどに分かるはずもないが、
音楽が好きで、
一言、二言言葉を交わし、
時折、はにかみながらCDを手にした姿が思い出される。


異国の地のあらしの中に、
なすすべもなくひとり立ち尽くしていたのだろう。

あらしの去った穏やかな海を、
もう、
父母の待つ国へと渡って行きましたか。



         あらしのあとのココは、
         冷たい小さな小さな雨です。。

ストーブの季節

2013-10-14 14:35:35 | 山の暮らし



4枚重ねても、
その上からショールを羽織っても、
寒さが治まらないので、
温度計を覗くと、
外気温4℃、家の中18℃。
おお!道理で・・・・


というので、
今朝は、とうとうストーブを。

一旦つけると、箍が緩んでしまうので、
いつも、着け始めはなるべく遅らせようと思っているのだが。
昨年の今頃は、入院中だっだのでわからないものの、
今季は、早いような・・・・


夏の暑さがいつまでも続く年は、
秋が短く寒さが早く来、しかも冬の気温が低いと、
先日、気象予報士が言ってたっけ。
寒さに弱いワタシにはショッキングな予報だ。
嫌だなぁ~




           いつも突然に、その日が来るんだな。
           薪入れに運び入れることも、
           そして、気持ちの準備もしてなかった。
           それでも、
           着けてしまえば、こっちのもの?
           柔らかな暖かさには、何でも合うのだが・・・・
           バッハにするか、モーツァルトにするか迷った末、
           本日は、モーツァルトのソナタに。
           エッシェンバッハのピアノに舞う前橋汀子さんのヴァイオリンが、
           気持ちいい。。

           これから、半年以上もお世話になる薪ストーブ。
           よろしくネ。。





美術館巡り

2013-10-13 05:35:03 | おでかけ



4年ぶりに工房からの風に行こうと意気込んでいたが、
前夜になって・・・・
千葉まで片道3時間の電車、
帰りの疲労を思うと、シューッ
と、意気消沈。
歳を重ねるごとに、いろんなことが億劫になる。

で、
代りに?地元の美術館へ。
見知った数人が出品されていたのだが、
中之沢美術館、渋川市美術館ともども、
知らない方の作品も見ごたえありで、
芸術の秋を満喫。。

キャッ!ホー!!

2013-10-09 17:49:29 | おでかけ
 



桐生まで、車で片道2時間。
遠いので、どうしようかと随分迷ったんだけど・・・・
行って良かったぁ~

もちろん、
目的の難波多輝子さんの木版画やアクリル画の作品は、
ワタシの好みで、嬉しかったのだが・・・・

なんと、
丸尾さんがおられて、
心地よいジャズが流れ雰囲気のある空間、無鄰館内のカフェで、
おいしいハーブティをごちそうになりながら、
オーナー夫妻を交えて楽しい語らい。

その上、
キャッ!ホー!!
な、なんと、
アトリエを見せてくださったのだ。
初めて見る彫刻家のアトリエに、ワクワク、ドキドキ。
____ああ、ここで、あのワタシの大好きな作品が生まれるのかぁ___



  


四国2か所での展示のため、
作品の多くはなかったものの、
キンチョーしながら、
並ぶ美術書一冊一冊、
そして、
使い込んだ研石から、木を切る大きなのこぎりまで、
しっかり、じっくり見せていただき、
いやぁ~大カンゲキ。

コーフン醒めやらずのまま、
帰りに伊東屋珈琲に寄る。
思わず、コーヒーを頼みそうになって、
慌てて、ホットチョコレートを。

しばし、余韻に浸ったのち、
また、2時間ほどかけて山へ戻った。



           




                      ホントに良い一日デシタ。

食欲(無し)の秋

2013-10-07 16:09:42 | 山の暮らし



急にメグの様子がおかしくなった。

寒くなったから、小屋に布ものでもと思い、
綿毛布を入れてやった。
今からふわふわ毛布じゃネ。

その途端、
ソレに一日中しがみついている。

散歩に行くときだけは手放しはするが、
帰ってくるなり、小屋の毛布に一目散。
そして、
朝のおやつも、もらいに来ないし、
食欲の秋だというのに、
エサには見向きもせず、
毛布に寝そべり、銜えて、フンフン、フンフン。
名前を呼んでも、話しかけてもまるで聞こえていないふう。



一体どうしたの??





             その上、
             このところ、夜になると、一晩中ワンワンとうるさいことがある。
             いろんな動物が徘徊しているのか。
             ワタシは、枕元に耳栓を用意して寝ているのだ。。

庭一回り PART5

2013-10-06 16:20:45 | 山の暮らし
          




数日前は、
去る夏を手招きしたかと思ったら、
今度は、どかっと寒さを置いてった。
気ままな秋に振り回されてはいるが、
まだ、ストーブの誘惑に乗るわけにもいかず、
せめて今月中は、重ね着で凌ぐとするか。。




 




初めて実った去年よりは多いものの、
見上げると20個足らず。
ぽとん、ぽとんと、
たまに落ちてくる栗を
毎日、大事に一個、二個と。
栗好きのワタシの楽しみ。
アケビは、残念ながら好きではないので、飾るだけ。。

社会科見学?

2013-10-03 05:27:46 | おでかけ




ワタシのおでかけと言ったら____
週2日ほどの前橋へのお手伝いと図書館。
それに、たまのギャラリー巡りと、
あとは、そうあちこちの病院通いくらい。

前橋のフツー?の店なんかには行くことはほとんどない。
というので、
Sさんの案内で前橋のあちこちの店へ。

そのひとつ、コストコ。
いやはや、話には聞いていたが、田舎に住む者にとっては別世界。
まず、驚いたのは、
平日だというのに、朝早めだというのに、駐車場がいっぱい。
しかも、
長野、宇都宮、長岡、大宮、那須・・・・他県ナンバーの多さ。
高速道路を使って来るらしい。
そして、店内はというと、その広さ、多種類の品物。
食料品はもちろんのこと、電化製品、衣料、生活雑貨と。
天井まで高く積まれた商品、見たことのない大袋、大缶。
大型冷凍庫がずらっと並ぶ、倉庫って感じ。
おお!目はパチクリ、キョロキョロ。



遠くから買い出しに来て、
大量に買い込み、冷凍庫にいっぱい!
は、アメリカの生活習慣だと思っていたが・・・・
日本も、ここまで来たか!

とはいえ、
一人暮らしのワタシには、ちと縁遠いかな。。






                      ココでの
                      恥ずかしいくらいの
                      控えめの買い物。