ン・モォー！

クラクラ・・・・睡眠不足気味？

数日に一度の割合で来る睡眠障害に加えて、
このところメグによる安眠妨害。

ワタシが布団に入るのは午後９時。
それと同時にワンワン、ワンワン・・・・の時もあり。
こうなると、もうその夜は寝付けない。
アーアー
毎晩、布団に入るたびにドキドキもの。
ワタシが調子よく寝入った日に限って、
今度は午後１１時過ぎにワンワン、ワンワン・・・・
モー、全くぅ
そして、昨夜などは、やっと１１時ころ寝付いたと思ったら、
午前２時過ぎ、ワンワン、ワンワン・・・・
ン、モォー

起き上がって、外に出てみるが、
別に、キツネやタヌキ、またその他の動物の気配があるわけではない。
何に吠えているのかわからないまま、
「静かにしなさい！」と叱って、布団に入る。
数分すると、
また、ワンワン、ワンワン・・・・
ウーン、モォー
ワタシは再び起き上がり、
硝子戸をあけ、メグに向かって、「うるさーい！」
しばらくは静かになるものの、
またまた、ワンワン、ワンワン・・・・
もう、こうなると、管理責任者である飼い主を起こすしかない。
飼い主が何をしたか、何を言ったか知らないけれど、
今朝は、すぐに静かになったから良かったものの、
ワタシは、一度目が覚めると、再び寝ることがなかなかできないのだ。
というわけで、
今日のクラクラ。

どんなにうるさかろうと、熟睡できる飼い主はいいが、
わずかな物音でもすぐに目が覚めてしまうワタシにとって、
このところのメグのうるささは、
とっても、ツラーイ。

朝や夕に、「今夜は吠えちゃだめよ。」って、
よーく、言い聞かせているものの、
たぶん、なんにもわかっちゃいない。
ラブラドールは、賢いのかと思ったが、
うちのメグは、全くのバカ。
おっと！
どうも、夕方の散歩の時間だけはわかるらしい。
もう、ソワソワ、こちらの様子をうかがい始めた。
ン、モォー

昼間は「ワン」ともいわず、グーグー寝てばかりいるくせに、
ウーン、モォー





　　　　　尚、メグが、足で抑えているきったなーいモノは、
　　　　　　例のクリスマスプレゼントのなれの果て。

壮観。

薪小屋崩壊から約２か月。
薪小屋３号は２つの分け、少し改良を加え、強固？なものに。
そして、崩落した薪も積み終え、
１号、２号と改名して新たな出発を。
今度は大丈夫かな？
ところで、
なぜ、２つに分けたかって？
やはり、幅がありすぎて、
スチール管とはいえ、大きな負担を強いられていたようなので。
なぜ、改名までしたかって？
薪小屋を作ったら、薪を入れ、
薪にしたら、薪小屋を作ってなんてやっていたら、
いつの何の種類の薪を、どの小屋に入れたかわからなくなってしまった。
特に、ちょこちょこ集めた小口のものは。
今後の薪の管理のため、ノートに記録しなければ。
それには、単に奥から番号を付けるほうが、わかりやすいしね。

ウメやナシ、アカシヤなどは、木肌でわかるのだが、
ココに入れたのはなんだっけ？
昨日も、思い出そうとしばらくは試みたが、
どうしてもわからないのがあり、少々、気にはなるのだが。

まあ、いいか。
この壮観な姿を見ると・・・・
小さなことを気にするわけにはいかないわ。

決して、気を抜くわけではないけれど、
薪・まき・マキ・ＭＡＫＩの１年目のことを思うと、
これで、しばらくは息がつける。
厳寒の地で暮らすには、やはりたっぷりの薪こそ心豊かなモノ。
いつも、７つの薪小屋いっぱいの壮観な姿に癒されたいものだ。




　　　　ということで、
　　　　とりあえず、集めた薪作りも一段落。
　　　　いよいよ、
　　　　次は畑仕事に移ろうかな。
　　　　気候も良くなったことだし。
　　　　なにしろ、
　　　　昨年は、耕し、肥料を入れた割には不作。
　　　　で、
　　　　今年は、少し腰を据えてやってみようと応募した野菜作り研修。
　　　　落ちた。
　　　　ウーン。
　　　　どうしよう。
　　　　誰か教えてぇ。。
　　　

でました。

でました。定額給付金。

お知らせは、２０日くらい前、手渡しで頂いた。
高山村はやーい！？
実際の給付も、今週初め、集落ごとに集会場で手渡しで。
その日、ワタシは都合がつかず、口座振り込みを希望したのだが、
土日、役場に行くようにということで、
本日、頂いてきたのである。
県庁所在地前橋の知人によると、まだ、何の音沙汰もないとのこと。
高山村はやーい。

わずか１２０００円では、焼け石に水。
景気対策も何もあったもんじゃないとは思うけれど、
頂けるのならもらうでしょ。やっぱり。
でも、今日、役場で手続き書を見たら、小さく「辞退」の文字もあった。
うーん。
お金持ちの人には是非辞退してほしいけど。

さてと、
お金持ちではないワタシの使い道は＿＿＿＿
１００万円くらいでも頂けるのなら、
もう、何年も前から買い替えたがっている車をと思うのだけど・・・・
あれやこれやの生活費にまわそうと思えばそれはそうなるんだけど、
それじゃ、ちょっと味気ないかな～。
もともと無きものなので、
やっぱり、この際、高価なおいしいものでも食べて、
幻の如く、ぱっと消えてしまったほうがいいかな～。
でも、おいしいものといっても、
寿司もステーキも嫌いなワタシ。
何を食べよう？


で、
でたのがコレ！？
いえいえ、コレはワタシの本日１０時のおやつ。
生協の全粒粉ホットケーキミックスを使って作った手抜きパウンドケーキ。
レシピと少々違うのは、バターの量と砂糖は黒砂糖。
で、ちょっと黒っぽくて、ちょっとパサパサ。

　　でも、確かに、
　　コレは、ワタシにとっておいしいものなのだぁ。

またもや、ふーっ・・・・

ふっー　今日で三日目。


先日、知人に紹介されたアロマ。
消臭、抗菌、有害化学物質分解作用もあるすぐれもの。
ワタシ、このところの睡眠障害もあって飛びついたのだけど・・・・
コレが高い！
オイルはもちろんのこと、使用に必需品のランプとやらも。
説明書を読んでいると、いい感じのオイルが多々ある。
あれもこれも試してみたいのはやまやまだが、
やはり、高額という点がネック。


そこで、もっと安く買えないものかととインターネットで検索してみることに。
ところが、
コレがまた膨大な数。
あらまっ！
しかし、そのどれもが安い、安い。
半額くらい、いや、３分の１くらいで買えるところも。
初日はウッシッシ
その中から、よりお得なものを吟味したのが二日目。
何店も見比べ、時間をかけ検討した結果、少量のお試しセットもあるという店に決定。
コレで、いくつもの香りを試してから決めればいいわ。

そして、今日三日目は申し込みをするはずだった。
ところが、
なんと偽物もあるらしいという情報を見てしまったのだ。
本場フランスで作っていないものがあるらしい。
そうなると、その精製方法はあやしい？
そうよね。
あまりに安いのは心配。
ちょっと高いけれど、やっぱり、フランス直輸入品のみを取り扱っているところにしようかな。
ん！
でも、コレも使い終わったボトルに別のものを詰め込むということもありうるという。
そして、フランスの本社では安全性の補償はしないという。
ビビルなぁ。
アロマで健康にと思っているのに、
不純な混ざりもので被害が出ることになったら、とんでもない。
じゃあ、とてつもなく高いけれど、正規の代理店で購入するしかないのかしら。
でも・・・・
ここも、フランス工場生産以外のものも扱っているし、
そして、なんだかマルチ商法っぽいという。
ンーーー
あー、わからなくなった。
何を信じればいい！？



インターネットは居ながらにしていろんな情報が得られ、
居ながらにして、いろんなものが買えて、
便利だけど・・・・・
情報があり過ぎて、
真偽を見極め、その中から選び取るとなると・・・・

あー難しい。




　　　どうしようかな。
　　　パソコンの前に３時間。
　　　あー疲れた。
　　　また改めて、
　　　頭を冷やして・・・・
　　　な～んて、思っていると、
　　　面倒くさくなって、
　　　結局、もう、やーめた！
　　　ってことにも！？

ふーっ 第二段

昨日、再び上京。

娘は、どうしても狭さが気になるということで、翌日前回の物件をキャンセル。
また一から。
もよりの無人駅から始発に乗る。
渋谷の別の会社に朝９時に入り、
やはり、一日中検索して、どうにか２つの物件を見終わると、今度も夜の７時過ぎ。
が、一長一短でどちらもコレといった決め手がない。
が、日にちは迫っている。
とりあえず一晩考えてみてどちらかにするしかないと。
最終的には、くじ引きで決めようかな～んて。
ふっー。

ところが、ここで助っ人？それとも横やり？
急きょ、父親が、本日上京。
？？？？？？？？
本来、仕事をやりくりしてまで、こんなことのため動くような人ではないのだけれど。
たった２時間在京に新幹線往復でかけつけるなんて！
一体どうしたの？
今回は、居住予定駅の不動産屋に、昼前に飛び込んだようだ。
そして、あれよあれよという間に書類記載終了との連絡あったのが、午後２時前。
えっ！？
そんなに早く？
そんなに簡単に？
父親は、特に何をしたというわけでもないらしい。
娘が事前に調べていた不動産屋に一緒に入っただけ？
ワタシたちが２日間も、朝から晩まで探したのは徒労？
なんだか、ちょっとワタシ・・・・
そんなに、いいところが見つかったの？
というか、今回、多少の不満は残り、しかも予算を越えてしまったものの、
もう、体も頭も疲れ果てて、めんどくさいというのがホントのところらしい。


幕切れはあっけない。


卒業式を２日後、アパート退去日を５日後に控え、
土壇場で決まって、まあ良かったのだろうけど。
間に合わなければ、友人宅に居候予定で、荷物はコンテナに預けなくてはいけなかったんだし。
ふっー。。

それにしても、
この期に及んで、就職は未定。
にも、かかわらず、
都会での生活を選んだ娘。
これから、どうなるのやら。。


　　　ふっー
　　　ふけきょ。
　　　　　今年初めて聞いたウグイスの声は、そう聞こえたような。



　
　　　　　　ところで・・・・
　　　　　　　　この杉に囲まれた高山で、なぜか今までより軽いくらいの花粉症が、
　　　　　　　　昨日の東京では、目玉を掘り出したいくらい最悪だった。

　　　　　

ぎゃらりー「草の葉」臨時休業のお知らせ

申し訳ありませんが、
本日（２０日、金曜日）、
ぎゃらりー「草の葉」は、臨時休業させていただきます。

ふーっ・・・・

昨日、朝６時半に娘と家を出て上京。
彼女の新居探しに。
なにしろ、就職も決まっておらず、先に居場所を探すわけにもいかず、
就活が先だろうって感じでいたのだが、
そうこうしているうちに、現在のアパートの退去日が近づいてきたので、
今月に入ってからは、
都内で就職する？と仮定して、
渋谷にアクセス＿＿＿と、探していたらしい。
が、
こちらのほうも、どうもうまくいかない。
できるだけ安くて、都心に近いところっていうんだから、ムリムリ。
で、
いよいよ、私も一緒に探すことになった。

１０時開店と同時に、渋谷の不動産屋に飛び込み、インターネットで探してもらう。
なかなか、ありませんな～。
渋谷まで３０分以内で行けて、
家賃６万円以内で、
敷金２、礼金２はつらい、
風呂と収納は欲しいとなると。
娘が事前にピックアップしていた膨大な数の物件も、
確認してもらったところ、すべて成約済み。
しかたなく、まあまあかなという位のところ２か所を見せていただくことに。
それが昼過ぎ。
もう、そのころには、
ワタシは、手がジンジンし、動悸もし始め、耳の後ろが痛い。
ただ座っているだけなのに息切れしているような、
トイレに入ってしゃがむたびにクラックラッと。
そう・・・・
まさしく例の症状。
１０か月飲み続けた漢方を、３週間ほど前からとりあえず止めている。
一心に、パソコンを叩いている係員を横目に、ワタシの心は別のところに。
「ああ、これは、明日にでも漢方に行かなくては」と。
このところ、三日に一日は眠れない日があり、
前日も、ほとんど睡眠がとれていなかったせいもあろうが、
なんといっても、環境の変化が大きすぎた！？
周りは山だけでな～んにもなく、
だ～れとも言葉を交わさないこともある。
それどころか、人の姿さえ見ない時があるようなところから、
突然、
人、人、人・・・・
音、音、音・・・・
家、家、家・・・・
車、車、車・・・・
声、声、声・・・・
店、店、店・・・・
はあはあしながら、見学した物件もボツ。
一つは、もよりの駅に近いが、家賃が高く、日当たりが悪く、狭すぎる。
もう一つは、家賃はまあまあ、日当たりは良いが、もより駅まで歩いて３０分以上。
しかも坂道。しかも、渋谷まで遠い。
まあ、こんなもんでしょ。
で、とにかく一息つこうということで、
やっと午後４時に遅い昼食。
でも、ワタシの体調は戻らず、食事もあまりとれない状態。
「ああ、この東京で、救急車を呼ぶことになるのかな」って、三度思った。
退去日まで１０日を切って、今日がタイムリミット。
だが、娘は納得いかない様子。
もっと渋谷から離れてもいいと、
条件緩和で、再び探してもらうが、どの路線も合致物件なし。
せっかくだからと夕方６時を過ぎていたにもかかわらず、物件の一つを見に行く。
安い。
一縷の望みをかけた。
が、前の２つよりもっと悪い。
最寄駅まで２０分くらいは歩く道は、暗くて細い。
一階のその部屋の窓を開けると、隣の家の肌着姿のオジサンが見えた。
若い女性にココは・・・・

帰りの車の中で、もう限界に達する！？
娘は、もうどうでもいいや状態。
そして、午後８時過ぎ会社に着いて申込みしたのは＿＿＿＿＿
どの物件？
日当たりを我慢し、モノを減らして、どうにか家賃を払える仕事を探すということで、決まり。
ワタシなら、家賃の安い、日当たりの良い坂道を選ぶところだが、
運動の良い機会にもなるし。ね。
人によって価値基準が違うから、なんとも・・・・
それにしても、これからどうなるやら。





はじめましての係りのＩさんと、１０時間以上も一緒に過ごしたワ。
頭の中がボーッなりながら、
どうにか気力だけで家にたどり着いたのは、午前０時前だった。


　　　　ふーーーーーーーーーーーーーーっ。。


　　　

予定変更

ホントは、今日は、
友人が教えてくれた、
小さなギャラリーで行われるチェロの演奏会を聴きに行くはずだった。
楽しみにしていた。

が、
卒業式に着用する着物を取りに帰省した娘、
そして、妹に会うためにやって来た長男。
久しぶりに、三つのうちの二つの顔が揃ったので、予定変更。
フランス料理でも食べに行こうということになった。

先日、ギャラリーにいらしたお客様が、
沼田のフレンチレストランのシェフということだったので。
地図まで書いてくださったのだが、
近くまで行っても、なかなか見つけることができなくてついに電話を。
ところが、なんとあいにく、
昼から夜まで団体予約が入っていて、一般客はアウトだとのこと。
残念。
で、
仕方なく予定変更。
これまた、ギャラリーに来て下さったお客様が教えてくださった同じ沼田のイタリアレストランへ。
でも、ここも、なかなかわかりづらい場所で、
以前、捜し求めて行ってはみたものの、結局見つからず一度断念していた。
今回は、少し迷いはしたがどうにか行きついた。


実は、ココがなんとも素敵な雰囲気のレストランであった。
デジカメを忘れたしまって、画像がないのが残念。
道路から階段で少し下がった場所にある、こじんまりとした隠れ家のようなその店。
古い戸をリメイクしたドアを開けて中に入ると、
やはり、いたるところにアンティークの物が置かれいて、
しかし、それらは特別な主張もせず静かに佇んでいて、
控え目なオペラが流れ、
ステンドグラスの柔らかな光の中で、
ゆったりと楽しい時間を過ごすことができた。

その後、
帰京する娘を渋川駅まで送ったのだが・・・・
なぜか、車は娘を乗せたまま駅を素通りし、再び高山のわが家に。
予定変更。
その理由は、また今度。。

　
なんとまあ、予定変更の多い一日だったことか。
　　
　　　
　　　　　まだ当分かかると思っていた、
　　　　　　以前、陥落した薪の積み直し作業。
　　　　　　娘の助っ人により、
　　　　　　どうにか、今日元通りに。
　　　　　　こちらも、
　　　　　　思いがけずの予定変更で、
　　　　　　良かった、良かった。


　　　　
　
　　
　　　

ザワザワ ザワザワ・・・・

　　　心象のはいいろ
　　　はがねから
　　　あけびのつるは
　　　雲にからまり
　　　　　＿＿＿宮澤賢治「春と修羅」＿＿＿　　



穏やかな空間と時間の中で
淡々と生きていけたら・・・・

ザワザワ　ザワザワ
なかなか
淡々とはいかないものだ
春のこころは
ザワザワ　ザワザワ
ザワザワ　ザワザワ・・・・



　

ｐｒａｙ

冷蔵庫の中がスカスカになって
洗濯機の中がガラガラなって
［おはよう」と「おやすみ」が一つずつ消えた
　　
「春は別れと出会いの季節だ」というけれど
そんな言葉は
頭上はるかにありやなしや
　　
そこまで春が来ていることに気がつかないのか
お前は
再び暗い土の中へ戻って行った

窓外いっぱいに淡き春の山々
そのいくつもの山を伝わり
１２０日前のお前の心の声がこだまする

思わずワタシはぎゅっと鼻をつまみ
奥から幾度も押し寄せる
ツーンなるものを必死で押し返す


　・・・・・・
　　

　　訳あり息子が出て行った
　　訳を抱えて出て行った

沈黙

見えているのに行きつけない
聞こえているのに伝わらない
触れているのに感じない
わかっているのに動けない

見えていてるのにわからない
聞こえているのにわからない
触れているのにわからない
わかっているのにわからない
　　　　
怒って笑って
泣いて食べて
人の生なんて
単純なものだろうに

すれ違った想いに言葉を失い
悲しみだけが
ここにある



　　　　：：：：



　　　　　陽を受けた果実が熟されてゆくように
　　　　　心のなかで人生が熟されてくれるといい。
　　　　　そうして街かどをゆく人達の
　　　　　花のような姿が
　　　　　それぞれの屋根の下に折り込まれる
　　　　　人生のからくりと祝福とが
　　　　　一つ残らず正しく読み取れてくれるといい。
　　　　　そうして今まで微かだったものの形が
　　　　　教会の塔のやうに
　　　　　空を切ってはっきりみえてくれるといい。
　　　　　そうして淀んでいた繰り言が
　　　　　歌のやうに明るく
　　　　　金のやうに重たくなってくれるといい。

　　　　　　　＿＿＿＿野村英夫「心のなかで」＿＿＿

春の香

久しぶりに桐生へ。
桐生の風景や街並みが大好きで、前橋にいたころはよく行っていたのだが、
ココからは遠くて。



まずは、天満宮での骨董市。

なにしろ、はるか昔、子供の頃から古いものが大好きで＿＿＿
幼い頃、山の中腹にあった祖父母の家に行くと、
物置の中から、古いものを見つけ出すのが楽しみだった。

その古いモノ好きはずっと続いて＿＿＿＿
車に乗っていて、古いものが置いてある店を見つけるとバックして必ず寄っていたし、
電車で行った東京あたりの骨董市や、アンティークショップでは、
大きな火鉢を、ガラスケースを、
ヨイショと抱えて帰ったものだった。
若かったなあ～。
群馬でも、桐生で大きな骨董市が開かれるようになってからは、
ワクワク、ドキドキしながら毎月のように通ったものだった。

家族からは、
「なんだ、こんなもの。」
と、邪魔扱いされながら、家の中は置く場所がなくなるくらい古いものでいっぱいに。


そして、いよいよ＿＿＿＿
２年前、この小さな家に引っ越すにあたり、モノを減らさざるを得なくなり、
厳選して、もう、増やさないぞ。
って。


だから・・・・
この桐生の骨董市も、何年ぶりか。
以前のような思いとは違って、
風の乗った梅の香を深く吸い込みながら、今日は、冷静にさらっと。
それにしても、
しばらく行かなかったうちに、なんだか、若い人たちが増えたような。
レトロな道具が雑誌などで取り上げられ、一種のブームかな？



　　　　：：：：



そのあと、
コレも、知り合いがやっているショップへ、久しぶりに。
この数年、いろいろあった彼女のお店も、また、新たなスタート。
和やかな面差しの人形たち、そして、ワタシの好きなオルゴールの音色の空間を、
桜のアロマが控え目に漂っていた。

青い春

今日、桜の苗木を植えた。
いつも座る視線のその先に。
目の前に、大きな木は植えないでおこうと思っていた。
山の姿をじゃまするから。
でも、
それほど大きくなる前に、きっとワタシはいなくなるのだから。
今にも折れそうな細い細い桜の幼木。
せめて、花くらい何度かは愛でたいものだが。




　　　　　ひとつやねのしたにすめないからといって
　　　　　なにをかなしむひつようがありましょう
　　　　　ごらんなさいだいりびなのように
　　　　　わたくしたちがならんですわったござのうえ
　　　　　そこだけあかるくくれなずんで
　　　　　たえまなくさくらのはなびらがちりかかる

　　　　　　　　＿＿＿＿新川和江「ふゆのさくら」より＿＿＿＿





三十数年前の青き春
今は今で青い春

Ｉ　ｐｒａｙ　ｆｏｒ　ｈａｐｐｉｎｅｓｓ