草の葉

高山村にある、緑に包まれたギャラリー

暗夜

2011-12-25 22:19:59 | 雑感




驚きは、戸惑いを引き込み、
苛立ちに変わり、
苛立ちは、過去を抱え込み・・・・
ついには、諦観へと進む。

そして、涙がぽとりぽとり。


錯雑した思いに、
多くの言葉が、現れては逃げて、
しだいに消えてゆく。


今さら、戸惑うこともないのだが。



今宵、月はなくとも星輝かず。
明日は雪だろうか。

クリスマス会

2011-12-21 18:51:31 | おでかけ
 






心を砕くあのことこのこと 
想いを向けて いっぱい祈った

懐かしきあの顔この声 
共に合わせて いっぱい響かせた

心尽くしのあれやこれやのご馳走も
もちろん お腹にいっぱい詰め込んだ


そして
 「最初で最後だ」と意気込んだ
ワタシのチェロ演奏は____

いっぱい いっぱい
いーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっぱい 間違えた








カザルス三昧

2011-12-19 13:07:25 | 山の暮らし




う~ん・・
もうすぐなんだけど。

クリスマス会。

といえば、
気の重い、
そう、ワタシのチェロ演奏。

先生はともかくとして、
今まで、ほんの数人にしか聴かせたことがないのに、
当日は、相当の人々の前で。

くっっ!!



バッハの無伴奏チェロ組曲はもちろんのこと、シューベルト、ショパン、グラダドス、サン=サーンス、ポッパー、ゴダール、ワーグナー、シューマン、ドビュッシー、マクダウエル、ボッケリーニ、リムスキー=コルサコフ、ハイドン、ヴィヴァルディ、クープラン等の小品、そして、85年ほど前のがざがざノイズのあるベートーヴェン、シューベルト、メンデルスゾーンのピアノ三重奏曲まで、

パブロ・カザルスの聴きまくり。
いいなぁ~
繊細で豊かな深奥なやさしさ。



うっとりしている場合じゃないだろう。
そんな時間があるのなら、練習すればいいじゃん。
しかも、無伴奏チェロ組曲のサワリなんかも弾く予定だったりするのにね。



ところが____
最近、ちょっとだけ、別の先生に見てもらったら、
なんと、ボーイングの構え方のダメだし。
へえーっ!
これまでの7年間は一体何だっだの?
道理で、疲れると思った。
でも、もう今更直せないよぉ~

ってなわけで、
どうも練習する気がおきないのだ。
困ったもんだ。






                 Sr.Mからは、
                 先に、この褒美代り?の手作りケーキは貰っちゃたし、
                 そして、すでにほとんど食べちゃったし・・・・




           

年輪

2011-12-16 13:17:01 | 山の暮らし





光ある青い空に、墨を含んだような雲。
北風は、どちらに加勢しようとしているのか、
ピューピュー音を立てて吹きすさぶ。
光と雲、そして風のせめぎ合いなど知ったことかと、
時折、ちらちら白い雪が落ちてくる。

そんな日の今日は、
薪をどんどんくべながら、ドヴォルザークの交響曲をBGMに、
本を読むのだが・・・・



このところの急激な視力の低下に戸惑う。
つい、この間までは、
ごく小さな文字を読むときだけ、時々、かけていた老眼鏡。
最近では、
読書はもちろん、パソコンに向かう時も常に。
それで都合がよいのならいいのだが____
暫くすると、
眼がシパシパ、ぼやっとかすみ、くらっ。
しまいには頭痛も。

メガネがあわないのかと、
100円ショップで買ったもの、おしゃれショップの数千円のもの、
そして、
眼科できちんと検査測定したうえで、作ってもらった高価?なものと、
ちょこちょこ掛け直してみるが、
どうも調子が良くない。
あえて言えば、100円のものが一番楽かな?

そこで、
30分ほど読んで限界がくると、
メガネをはずし、
何を考えるわけでもなく、窓外にポーッと視線をやることになる。


ふと、
目の前の山と積まれた薪の年輪に目がいく。
再び、メガネをかけ、
直径12cm位のその薪の年輪を、
一生懸命数え始めるのだが、
何の木なのか、細かい年輪がびっしりで、頭がクラクラし始めた。




                ::::




そう云えば、
友人からもらったシベリアカラマツの年輪を数えるうちに
眼が痛くなってしまったと、串田孫一の本で読んだことがある。

それは、直径8cmくらいで、ナント100年位経っているものだったようだ。
そして、
その年年の気候の影響からくる年輪の幅の広狭は、
過去何百年間の自然の歴史を正直に物語っているわけで、
魚のうろこなどにも年輪があるに、
果たして、人間はどうなんだろうと続いていた。


ホントに、
人間の年輪って何だろう。



眼が見えなくなったばかりでなく、
めっきり、白髪や皺も増えたワタシ。
でも、それは年輪というのではなく、単なる老化。





             
             突然、そんなことを考え始めた。
             雑に切ったカブとキュウリを口に入れ、
             本を閉じ、しばし休憩。

             カリポリシャリ、カリポリシャリ。。
             
       
       
       













すわ!

2011-12-12 12:15:28 | 山の暮らし




いやはや、びっくり!
またやられた?!


外に積んである薪を家の中に入れようと、
ソレ用の革手袋をはめ、
薪を数本持った途端____

ゲキツウーーーー


一瞬、何が何だかわからず、
そのあとすぐに、
傷みは手袋の中だと気づき、
悲鳴と共に、思わず手袋を脱ぎすてた。
と、同時に何かが飛び去った。
その間数秒。
我に返って、
もしかして、ハチ!?

と、思った瞬間、痛みが頂点に。
動悸がし始め、
右腕全体がジンジン。

座り込みたいのをこらえて、
必死で、
例のアレを取り出し、
もどかしい手つきで、数回シューシュー。


そう、毒を吸い出すという注射器の様なアレ。



あれは、何年前だったか。
季節も今頃、
セーターの中に入っていた黄色スズメバチにやられたのだ。

今回は、
スズメバチではなさそうだけど、
刺した痕もわからないけど、
痛みがあるし、
「2回目は・・・・」とも言うし、
医師の診察を受けた方がいいかと、
前回診ていただいた中之条の医院までいった。
ところが、なんと休診。
それならと、
引き返して村の診療所へ。


まあ、大したことはなかろうと、
塗り薬と飲み薬をもらって帰ってきた。
腕のジンジンは、精神的なものだろうといわれ、
診察室で大笑いしてきたものの、
やっぱり、痛いんだよね~




            せっかく、今日から、
            チェロの練習、
            やる気満々でいたのにぃ~



除染 2

2011-12-11 16:07:13 | 山の暮らし
 




掘った穴、
役場職員が来たら見せようと、
しばらくそのままにしておくつもりだったが、
車も人も、何度も落ちるし、
先日の雪が溶け、溜まってしまうし。


そこで、
まず、
黒糖を溶かしたような、
とろ~り甘い匂いの微生物活性剤の糖蜜とやらを流し込んだ。
なにしろ、とんでもなく高線量だった場所、
浄化しそうな文面に惹かれ、少しでもと。
まあ、気休めだろうけど・・・・
そのあと、
20kg入りの砂利を20袋入れたが、
まだ5袋ほど足りなそう。
あ~あ~8000円の出費。


それから____


屋根に積もったセシウムが、
また流れだせば、先の労苦が水の泡ではあるが、
村の除染方針が明確ではない今、
業者を頼んでの高圧洗浄と、
波板の取り換えはちょっと待つことにして。
取りあえず、
雨樋にたまった落ち葉の掃除だけでもと。


敷地全体の土掘りは、とっても無理だし、
個人でやれるのは、
ココまでかな。。
あっ、
腐葉土用に溜めていた落ち葉は、どうしよう?








               
               ぽかぽか日向で夢見ごこち。
               な~ンにも知らず、
               相変わらず、オメダタイのはメグだけ。
               でも、
               かわいそうに、早死にするかしら。。

除染

2011-12-05 09:09:50 | 山の暮らし



村は動く気配なし。

知ったからには、
そのままにしておくわけにもいかず、
せめて、とんでもない高線量の箇所だけでもと、
先週、穴掘り。

なにしろ、
メグのエサや、作業用品等の置き場あたりで、
頻繁にうろつく場所だし。

どういうわけか、
ココだけ雨水処理がしていなかったのだ。
ざんねん、ザンネン、残念無念。



直径50cmくらい、
深さは県の担当が言う除染より5cm深く、20cmで。
砂利の混ざった土だから、掘るのに一苦労。



なのに、
なのに、それなのに、
空間線量、地表面とも約半分になっただけ。



というので、
今回、再度穴掘り。
110cm×150cmと範囲を広げ、
しかも深いところで35cmも掘った。
で、
外気温4℃、寒風ゴウゴウ吹きすさぶ中、
スコップで2時間かけて(もちろんワタシにはできません)、
どうにか、他の場所(毎時0,5マイクロシーベルト前後)と同じくらいにはなったようだ。
フッ~







これが、個人でする除染の限界。


これだけ掘って、どれだけの土が出たことか。
軽トラ一杯分のこの土を、
今度は、余り人の通らない敷地内の50cm掘った穴に埋めろと言う。
ケッ~


そして、
ぽっかり空いた穴を、
次は、何かで埋めなきゃ。
クッ~





           高山村よ!
           この労苦は個人に帰属するのぉ?!

           ロシア、ウクライナ製のガイガーカウンターのアラーム設定は、
           毎時0,3マイクロシーベルトになっているという。
           あらあら、
           それじゃ、ウチの敷地やこの地区は、
           鳴りっぱなしだわぁ。。

人形展

2011-12-04 16:20:11 | おでかけ




昨日は、
亀井千鶴子さんとその生徒さん達の人形教室作品展を観てきた。

相変わらず、
亀井さんの人形たちは、ほのぼの。。
今回は、当人のアクシデントにより、
彼女の作品は少なかったものの、

いいなぁ~

どれもこれも
思わずフッと笑みがこぼれるものばかり。


あっという間に12月。
なんだか急に周りがセカセカ。


会期がもう終わってしまいますが、
ちょっと覗いてみてはいかが。
いっとき、ゆったりココロがほわっと。

そうそう、
湯船に体を沈めて、リラックスした素敵な女性もいましたヨ。



     けやきウォーク前橋2F けやきホールで、
     明日12月5日が最終日。
     AM10:00~3:00