民主党代表選挙ははたしてどうなるのか。
無能な菅氏と真っ黒な小沢氏のどちらが選ばれてもまともに政権運営できないだろう。期待度ゼロだから、どちらがマシか考えるだけ空しい。とはいえ、実質的に日本の総理を決めることになる代表選挙だから勝敗の行方には興味がある。
小沢氏が出馬するからには当然勝つつもりだろう。それも辛勝ではなく大差で勝つ自信があるはずだ。民主党国会議員の過半数はすでに抑えた、と計算しているのではなかろうか。だが世論は小沢氏に厳しい。いや、ほとんど「論外」「言語道断」扱いとさえいえる。
菅氏69%、小沢氏15% 民主代表選で緊急世論調査 - 47NEWS(よんななニュース)
ダブルスコアは当然でトリプルも予想していたけれど、まさか菅氏と小沢氏の人気が4.5倍も違うとは思わなかった。しかも民主党支持者ではさらに菅氏の支持率が高い。常識的に考えればとても勝負にならない状況だ。だが常識や良識などカケラも期待できないのが小沢氏だから、このままゴリ押しで代表選を戦うのだろう。
小沢氏と側近は戦闘意欲旺盛でも、小沢支持に数えられた民主党議員はどうか。とてもついていけないと浮き足立ちそうだ。国会議員、特に衆院議員にとって一番重要なのは次の選挙で自分が生き残れるかどうかである。このまま小沢氏を支持して大丈夫なのかと考え直さざるを得ない。
仮に小沢氏が代表選に勝って総理に就任しても、国会のねじれ状態は変わらない。支持率が極端に低いから野党に連立を呼びかけてもうまくいかない。たちまち行き詰って衆院解散、総選挙となる可能性が高い。となると小沢氏を支持した民主党衆院議員は一蓮托生だ。船長を変えたとたんに「民主丸」が猛烈な逆風を食らって転覆、荒れ狂う海に投げ出される、というのは民主党衆院議員にとって最悪のシナリオだ。
菅総理が続投した場合はどうなるか。ひどい経済無策なのに「アンチ小沢ブーム」のおかげで支持率が上がったから、もうしばらくは政権が持ちそうだ。小沢派が離党したら逆にそれを利用して公明党か自民党に連立を持ちかける。かつて小沢主導の大連立構想に反対した菅氏がどの面下げて、と批判されても背に腹は変えられない。オポチュニストの菅氏なら土下座でも何でもして政権を維持するだろう。
しばらく解散を先送りできれば神風が吹いて経済が上向くかもしれない。馬鹿げた政争が呆れられて円が下がれば好都合。あとは野となれ山となれ。
…というわけで、小沢支持に数えられた議員の中で日和見したり寝返りをたくらむものが出てくるのは間違いない。
小沢氏の代表選出馬が明らかとなり、マスコミの票読みで小沢優勢が伝えられても菅総理の表情はなぜか明るかった。たぶん小沢氏の極端な不人気ぶりを知っていたのだろう。調子に乗るとたちまちコケるのが菅氏の芸風(年金未納追求→自身の未納が明らかに→お遍路、高支持率→消費税引き上げ宣言→参院選大敗)だから何が起こるかわからないが、小沢氏の「豪腕」にむざむざとしてやられることはなさそうだ。
無能な菅氏と真っ黒な小沢氏のどちらが選ばれてもまともに政権運営できないだろう。期待度ゼロだから、どちらがマシか考えるだけ空しい。とはいえ、実質的に日本の総理を決めることになる代表選挙だから勝敗の行方には興味がある。
小沢氏が出馬するからには当然勝つつもりだろう。それも辛勝ではなく大差で勝つ自信があるはずだ。民主党国会議員の過半数はすでに抑えた、と計算しているのではなかろうか。だが世論は小沢氏に厳しい。いや、ほとんど「論外」「言語道断」扱いとさえいえる。
菅氏69%、小沢氏15% 民主代表選で緊急世論調査 - 47NEWS(よんななニュース)
共同通信社が27、28両日実施した9月1日告示の民主党代表選に関する全国緊急電話世論調査で、代表になってほしい候補者に菅直人首相(党代表)を挙げたのは69・9%で、15・6%の小沢一郎前幹事長を大きく上回った。民主支持層では菅氏支持は82・0%に上った。首相続投支持が世論、支持層の大勢であることが鮮明になり、党所属の国会議員や地方議員、党員・サポーター票の動向に影響を与えそうだ。
菅内閣の支持率は48・1%で、7、8両日調査の前回から9・4ポイント増。不支持率は8・6ポイント減の36・2%で、7月の参院選後、初めて支持が上回った。代表選の結果、首相が交代した場合、「衆院解散・総選挙を行うべきだ」とする回答は56・1%。「行わなくてもよい」は39・1%だった。「小沢首相」は世論の解散圧力にさらされることになりそうだ。
ダブルスコアは当然でトリプルも予想していたけれど、まさか菅氏と小沢氏の人気が4.5倍も違うとは思わなかった。しかも民主党支持者ではさらに菅氏の支持率が高い。常識的に考えればとても勝負にならない状況だ。だが常識や良識などカケラも期待できないのが小沢氏だから、このままゴリ押しで代表選を戦うのだろう。
小沢氏と側近は戦闘意欲旺盛でも、小沢支持に数えられた民主党議員はどうか。とてもついていけないと浮き足立ちそうだ。国会議員、特に衆院議員にとって一番重要なのは次の選挙で自分が生き残れるかどうかである。このまま小沢氏を支持して大丈夫なのかと考え直さざるを得ない。
仮に小沢氏が代表選に勝って総理に就任しても、国会のねじれ状態は変わらない。支持率が極端に低いから野党に連立を呼びかけてもうまくいかない。たちまち行き詰って衆院解散、総選挙となる可能性が高い。となると小沢氏を支持した民主党衆院議員は一蓮托生だ。船長を変えたとたんに「民主丸」が猛烈な逆風を食らって転覆、荒れ狂う海に投げ出される、というのは民主党衆院議員にとって最悪のシナリオだ。
菅総理が続投した場合はどうなるか。ひどい経済無策なのに「アンチ小沢ブーム」のおかげで支持率が上がったから、もうしばらくは政権が持ちそうだ。小沢派が離党したら逆にそれを利用して公明党か自民党に連立を持ちかける。かつて小沢主導の大連立構想に反対した菅氏がどの面下げて、と批判されても背に腹は変えられない。オポチュニストの菅氏なら土下座でも何でもして政権を維持するだろう。
しばらく解散を先送りできれば神風が吹いて経済が上向くかもしれない。馬鹿げた政争が呆れられて円が下がれば好都合。あとは野となれ山となれ。
…というわけで、小沢支持に数えられた議員の中で日和見したり寝返りをたくらむものが出てくるのは間違いない。
小沢氏の代表選出馬が明らかとなり、マスコミの票読みで小沢優勢が伝えられても菅総理の表情はなぜか明るかった。たぶん小沢氏の極端な不人気ぶりを知っていたのだろう。調子に乗るとたちまちコケるのが菅氏の芸風(年金未納追求→自身の未納が明らかに→お遍路、高支持率→消費税引き上げ宣言→参院選大敗)だから何が起こるかわからないが、小沢氏の「豪腕」にむざむざとしてやられることはなさそうだ。