ビスクドール・雛人形店・五月人形 佐久市 ヤナギダ店長ブログ

明治28年創業で,ブリュ・ジュモー60体他お節句を扱い122年,映画「君の名は」小海監督の出生地から車で25分

:静かな夜だった ブリュー・ミュージアムショップ 佐久:ヤナギダ店長コラム

2016年12月20日 20時36分03秒 | owarai
【コラム:】
テレビでは、女性に人気がある
という女優が出るドラマをやっ
ていた。

コミカルな都会劇で、テンポが
早く、キュートな顔立のその女
優は、ファッションモデルのよ
うに着るものを取っかえ引っか
え、いろいろなシーンに現われ
る。

カタカナ職業で、モダンなマン
ション、インテリア、若い子が
憧れそうな場面ばかりが出てき
て、そのなかで恋は、かけひき
あり、嫉妬あり、不倫ありと
忙しい。

なんのためにもなりそうもない
ドラマで、半分シラけて、こん
なこと本当にあるわけないと、
腹を立てながら見ている。

ところが、嘘っぱちとわかって
いても、少しシリアスな恋の場
面やセリフに、ふと自分の恋を
重ねているのに気づき、

あわてて情けないと、舌打ちを
してしまう。

だぶん、ヒロインの恋人役の俳
優が、少しあなたに似ているか
らだ。

普通っぽくて、やさしい感じの男
なのだが、少し煮えきらない。
そんなところも似ていた。

今頃、あなた、どうして過ごして
いるのだろうと、やはり気になる
のがくやしい。

一週間前、つまらぬことでいさか
いを起こした。
本当にささいなことだった。

その日以来、連絡がない。

・・・まあ、ちょっとした恋の
小休止ってのもいんじゃないの
・・・

マニキュアを落とすと、情けな
いくらい、黄ばんで疲れた爪が
あらわになる。女は、化粧をい
ったんし始めると素顔との落差
から、せずにいられなくなる。

そうたいしたことでも、たいし
た顔でもないのに、素顔でいる
勇気がなくなり、化粧という一
種、麻薬に似た毒を塗り続ける。

やはり基本的には、恋していて
も他人は他人という現実があり、
どこかで化粧をしたり素を出し
たりと、その配分がむずかしい。

静かな夜だった。いつもふたり
で窓からながめる夜景も、心な
しかきらめきが少ないような
感じがする。

・・・なにが小休止?単なる
強がりではないか・・・

という気分にもなってきた。
強気になったり、弱気になった
りと揺れている。

携帯電話が鳴った。
飛び起きるようにして、電話に
出る。

「俺だけど・・・」
その声で、一気にねじれた心が
ピンと張りつめて、いきいきと
動き出す現金な私がいて、

・・・やはりあなたが好きなの、
必要なの・・・
と、まるでテレビドラマのヒロ
インのようなセリフを、心の中
でつぶやいていた。

・・・◇・・・◇・・・・

かけひきなど意識せず、自然体で
恋はしたい

と思うものの 素のままで 心を
ぶつけ合うと

よじれた部分も 生まれてくる

時には 化粧も必要だろうか

巣のままで 疲れない恋になる
には

ある熟練と よじれる心を 積み
重ね

解き放つまでの 長い長い 時間
を経ていくのだろう

小休止といっても 余裕のある心
でなければ

迷うだけの うつろな時間になって
しまう

それでも 積み重ねたら いつか
実になる日が

来るのだろうと・・・・

そう思って ひとりの夜をいやおう
なく過ごすのもいい


60体のビスクドールを展示

野沢93番地十二町
ぴんころ地蔵通側
~柳田二助商店~
℡0267-62-0220

『創業121年』

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