「愛をめぐる随想」ブリュー・ミュージアム 佐久 ：ヤナギダ店長コラム

【コラム：】

木という字を一つ書きました
一本じゃかわいそうだから
と思ってもう一本ならべると
林という字になりました

淋しいという字をじっと見て
いると

二本の木が
なぜ涙ぐんでいるのか
よくわかる

ほんとに愛しはじめたときにだけ
淋しさが訪れるのです


60体のビスクドールを展示

野沢９３番地十二町
ぴんころ地蔵通側
～柳田二助商店～
℡0267-62-0220

『創業１２1年』

「妻のいる人を好きになったら」 ブリュー・ミュージアム 佐久 ：ヤナギダ店長コラム

【コラム：】
こんな気分は、詩じゃ治療は
むずかしい。

でも、
情緒的家庭薬局は、自殺する薬
はあつかっていないのです。



60体のビスクドールを展示

野沢９３番地十二町
ぴんころ地蔵通側
～柳田二助商店～
℡0267-62-0220

『創業１２1年』

「 ！？ 」ブリュー・ミュージアム 佐久 ：ヤナギダ店長コラム

【コラム：】
「誰かがふとりはじめると、

べつの所で誰かがやせはじ
める」



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野沢９３番地十二町
ぴんころ地蔵通側
～柳田二助商店～
℡0267-62-0220

『創業１２1年』

「おんなの星」ブリュー・ミュージアム 佐久 ：ヤナギダ店長コラム

【コラム：】
おんなを一人
だますたびに
空に星が
ひとつずつ増えると

かのじょに
教えた男は
船出して行って
そのまま
帰って来なかった

女は
窓辺で星の数をかぞえながら
男を待って
ひとりさみしく
年老いていった

女は
私の母
男は
私の父
私の心は
天文学でした


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野沢９３番地十二町
ぴんころ地蔵通側
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『創業１２1年』

「人として」 ブリュー・ミュージアム 佐久 ：ヤナギダ店長コラム

【コラム：】

人生は積み重ねだと誰でも思って
いるようだ。
私は逆に、積みへらすべきだと思う。
財産も知識も、蓄えれば蓄えるほど、
かえって人間は自在さを失ってしまう。


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野沢９３番地十二町
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『創業１２1年』

「さよなら」 ブリュー・ミュージアム 佐久 ：ヤナギダ店長コラム

【コラム：】
わたしは汽笛が好きだけど
汽車はきらいです

だって
汽車は遠くへ行ってしまうん
から。


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『創業１２1年』

「不思議図鑑 Ⅰ」ブリュー・ミュージアム 佐久 ：ヤナギダ店長コラム

【コラム：】
人間のエゴイズムをすべてうけ
入れながら、いつも言いなりに
なり、

ときどき自然に向かって「帰ろ
うかな」と遠吠えをしている
犬のやさしさは、

飼いならされた男たち、家路を
いそぐパパたちにもつながる
さみしさを思わせるだろう。

生きるかぎり、人もまた見え
ない首輪をはずすことなどで
きないのである。



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野沢９３番地十二町
ぴんころ地蔵通側
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℡0267-62-0220

『創業１２1年』