"暮らしのリズム"的できごと

先人が培った暮らしの知恵を通じて今を楽しむ【暮らしのリズム】のブログ。旧暦、落語、音楽、工芸品、食、民俗芸能などをご紹介

イベント『秋の夜長に民の謡(うたい)を』木津茂理ライヴ開催します

2007年09月04日 16時16分13秒 | 主催する催し

 旧七月二十三日。本格的な台風シーズンを表す、立春から数えて210日目の「二百十日」が先週の土曜日(9/1)でした。小笠原諸島付近では大きな台風9号が西から北へ方向を90度曲げて関東地方を睨んでいます。影響は金曜日頃でしょうか。

 “暮らしのリズム”が歩調を合わせてその魅力をお伝えしている、日本民謡のユニット『つるとかめ』。5月19日には主催イベントとして、渋谷の居酒屋ニュー信州で彼らの生音による唄と演奏をお聴き頂きました
(その時の模様はこちらをご覧ください)。至近距離で味わう澤田勝秋師匠の津軽三味線と味わい深い唄。木津茂理さんによるききての魂を揺さぶる太鼓と優しい唄。生民謡初体験のお客さまもとても感動し、楽しんで頂けたようで主催した私にとっても嬉しいひとときでした。
 現代の都会で暮らす人たちにとって、民謡はなかなか日常的なエンタテインメントではないかもしれません。でも、たまには和楽器の響き、日本特有のグルーヴ、いにしへの心を描いた詞の世界に身を委ねると、母の胎内に戻ったかのような安らぎを得られるのではないでしょうか。そう考えた時。どうも【民謡】ということばに、様々な先入観やイメージが染みついていて、近寄りがたい臭気を醸し出しているように思えてなりません。彼らがやっているような民謡を表現する良い言葉はないだろうか。沖縄や奄美の民謡が「島唄」と呼ばれるように。最近そんなことをずーっと考えています。何か名案ございましたらぜひコメントでお寄せください。
(これはっ!というネーミングをお寄せいただいた方には暮らしのリズムのTシャツをプレゼントいたします)

72ef_1  さて晩秋の頃11月3日(土・文化の日)に『秋の夜長に民の謡(うたい)を』と題して『つるとかめ』の木津茂理さん(唄・太鼓・三味線)をお迎えしたイベントを開催します。女性ならではの視点から、いにしへの女心や、働く強い女性像を歌詞から読み解き、子守歌、労働歌、彼女に所縁がある越後の唄を中心に、各地の唄をお届けします。時にはじっくり、時には腰を浮かして楽しく手拍子を打ちながらお楽しみください。「日本人はなんて格好良かったのだろう。日本の女性は素晴らしいんだなぁ」きっとそんな思いが湧いてくることでしょう。季節は収穫の秋、食欲の秋です。新米に新酒、山海の恵み。居酒屋ニュー信州からの季節の贈り物もご用意しています。日本の心、民の謡に身を委ね、秋の夜長をゆっくり楽しみましょう。皆様のお越しをお待ちしています。
(写真は右:木津茂理さん、左:木津かおりさん、6/27gallarey-efでのライヴ)

『秋の夜長に民の謡を』木津茂理ライヴ
出演 : 木津茂理(唄・太鼓・三味線)、木津かおり(唄・三味線)
日時 : 平成19年11月3日土曜日・文化の日
18:30開場 19:00開演
会場 : 居酒屋ニュー信州
(渋谷区渋谷3-20-16 tel.03-3797-6966)
料金 : 4000円(先ずの1杯とお楽しみつき)
30席限定、要予約

“つるとかめ”に関する過去のエントリー
2007.7.3梅雨半ば民謡三昧の日々
2007.5.20ご来場感謝“つるとかめ”ライヴ
2007.5.13日本の民謡「つるとかめ」のこと
2007.4.20民謡を聴いてみませんか“つるとかめ"ライヴです
2006.12.26蔵で舞うつるとかめの暖かい民謡