旧三月四日。昨日は旧暦の節句上巳。“雛祭り"でした。そして今日は二十四節気の【穀雨(こくう)】です。
春雨降りて百穀を生化すればなり
『暦便覧』(天明八年=1788年)より
「春に三日の晴れ無し」という言い伝えがあるとおり、今日の陽光も明日までで、また鬱陶しい春雨が続いてしまいそうです。でもそのお湿りが穀物の実りに欠かせないのだとすれば、有り難く受け入れなければなりませんね。
“暮らしのリズム"が主催する初めての音楽イベントです。
すでにこのblogでも紹介(「蔵で舞うつるとかめの暖かい民謡」をご覧下さい)している日本民謡のデュオ“つるとかめ”のライヴです。
津軽の民謡を知り尽くした津軽三味線の巨匠、澤田勝秋さんと、多彩なジャンルで活躍する鳴り物と唄の木津茂理さんの二人からなる“つるとかめ”は4月25日に三枚目のアルバム『しゃっきとせ』[財団法人日本伝統文化振興財団/VZCG-639 ¥3000(tax incl.)]をリリースします。
たった二人で聴かせる民謡は、かつては日本のどこにでもあった生活や暮らしと一体の、飾らない普段着の唄を中心としています。居酒屋の小上がりを舞台にしたライヴ。お二人に縁のある青森と新潟から、季節の味覚やお酒を用意して、近くて遠かった民謡をたっぷり楽しんでいただけることでしょう。
“つるとかめ”ライヴ
日時:平成19年5月19日土曜日
18:30開場、19:00開演
会場:居酒屋ニュー信州
(渋谷区渋谷3-20-16 tel.03-3797-6966)
料金:4000円(先ずの1杯つき)
30席限定、要予約
協力:財団法人日本伝統文化振興財団