さよなら三角また来てへなちょこ

食い意地先行の放浪ブログ。たまにはHIVの事。

鉄板焼きハンバーグの付け合わせのスパゲティをエンドレスで。

2009年09月08日 02時12分23秒 | 食べ物の話
えーとですね、出版不況といわれる昨今、
自分もご多分に漏れず、書籍や月刊誌などは、滅多に買って読まないのですが、
実は少し前から発売が気になっていた雑誌があります。

廃刊した講談社の「月刊現代」の後継誌として創刊された
「g2」という雑誌が、今月発売されました。

月刊現代よりも、若い読者をターゲットとしたノンフィクション雑誌ということで、
単に雑誌のリニューアルではなく、「g2」は、
雑誌と単行本とネットの三位一体の新しいメディアブランドといった
位置づけのようです。

創刊号では矢野絢也氏の「先生」ネタや、
柳美里氏のルポに混じって、とても気になっていたのが、
石井光太さんという若いノンフィクション作家さんの書いた、
「感染宣告…日本人エイズ患者と性愛の連鎖」という記事。

実は、今年初め、この石井さんの取材をちょこっとばかり受けています。
石井氏の名前自体は、メールをもらった時に初めて知ったのですが、
アジアの貧困層について書いた単行本や、
「旅行人」というバックパッカー向けの旅行雑誌に連載があり、
もしかしたら、この人なら…と思って、
そしてどんな方なんだろうという興味もあって、自分のHIVの話を、
お話させてもらっています。

この記事、4人の患者のストーリーとしてまとめ上げていますが、
おそらく実際には、多くの取材対象者へのインタビューを通して、
プライバシーに配慮した形で、編み出したものと思われ、
そのあたりの苦労も充分に感じられる内容になっています。

薬害エイズの時代ではない今、何がそこにあるのか、
HIVと患者がどう向き合っているのかを、
抑制の利いた文章で淡々と書かれています。

自分は、石井氏にとって「日本のHIV」という取材テーマが
本当に石井氏が興味がある内容だったのかという意味で、
納得のいく出来上がりになったかどうか、ちょっと気になるのと同時に、
HIV患者という意味でインサイドの自分は、
ストレートの読者は、どんな感想を持つのかなと、
さらされているような感覚だったりします。


記事は、これからネットでも読めるようになるということですので、
興味がある方は、会員登録みてはいかがでしょうか?

http://g2.kodansha.co.jp/?page_id=426

そんなわけで、画像は、スパゲティ。
ちょっと見た目がジャンキーな感じで汚いですが、
まあ、ひとりもんの食事なんでこんなものです。
見た目を汚くしている最大の原因は、
スパゲティに、ベーコン入りデミグラスソースがかかっているから。
最近のお気に入りのレシピのひとつです。

出来合いのスパゲティソースはミートソースやナポリタン、
ペペロンチーノや、たらこソースや和風ソースが定番ですよね。
でも、自分は、これまで、
ハンバーグの付け合わせのスパゲティはなんでおいしいんだろう?と
何度か書いたことがあるのですが、
それをハンバーグ抜きで実現させたのが、このソース。

缶詰のデミグラスソースをそのまま鍋へ。
ベーコンで少し煮込むことで肉の脂がプラス。
ワインがないんで料理酒でソースを緩めにし、
少し醤油を入れて、最後に卵黄を入れて、ねっとりコク出しします。

あの鉄板焼きハンバーグの付け合わせのスパゲティが
エンドレスで味わえる幸せ…
でも少し味付けが濃くなってしまうのが、難点。
もう少し工夫の余地があるのはわかっているのですが、
ちょっと病みつきになる味わいです。

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