赤羽で打ち合わせが終わり、「ソルト」へ。
赤羽の立ち飲みは、もうここ一択。
ただ、今回が4回目だけど。
初めて来た時、酒も肴も、そして人も全て良くて魅了された。ところが、次に来た時はなんとも楽しくなかった。そして3回目は、これまた楽しかった。さて、今回はどうか。
17:20にお店到着。まだ店内には2,3人の客しかいなかったが、指定されたポジションが入口手前のカウンター。なんだか嫌な予感がした。
「ソルト」は逆L字のカウンターになっている。つまり、」(かっこ閉じ型)。店内のリメインストリームは縦の長辺なのである。目の前が厨房だから、お店の人と対面で会話できるから楽しい。しかもおばんざいの大皿が目の前にあるので、頼みやすい。ところが」の短辺部分のカウンターはレジがあり、厨房から隔絶されている感じが強く、孤立感があるのだ。今日のおばんざいも分かりにくく、注文もしにくい。またお喋りに花を咲かすこともできない。
2回目に来た時も、この短辺カウンターにポジションされた。もしかして、つまらなかったのはそのためかもしれない。
長辺のカウンターは常連用にとっておいているのかもしれないが、まだ17:00を回ったばかりだし、奥に入れてもらっても良さそうなものなのだが。
まぁ、仕方ない。気を取り直していこう。
「ホッピーセット」(450円)からスタート。
この時、北区のソウルフード、「からし焼き」があるか、聞いてみたが、この日はなかった。どんどん暗雲が立ち込めている。
仕方ない。気を取り直していこう。
今日のおばんざいを見ると、お、いいのあんじゃん。
「豚足の醤油煮込み」(530円)。
「ソルト」の素晴らしいところは料理の数々。来るたびに変わる料理はお客を飽きさせない。その一つひとつがまたうまいんだ。
豚足料理だって、なかなか本州の酒場では見ない。それを20代の若者がこしらえているのだ。決して安い酒場ではないけど、こういう酒肴が楽しみで通いたくなる。
ただ、やっぱりカウンターのポジショニングは最悪だった。自分の左隣の男はじっとスマホを眺めている。徐々に入ってきたお客さんは長辺の方に差配され、少しずつ賑やかになってきた。でも、短辺カウンターは蚊帳の外なのである。
「中」(250円)をおかわりし、「アンチョビマカサラ」(350円)を追加。
これも単なるマカロニサラダではない。アンチョビだって、スーパーで買ったら高いし、こういう酒肴があれば嬉しい。しかも結構盛り盛りの盛りつけ。素晴らしい。
いつしか、お店は満員になった。時刻はまだ18時前。やはり、カウンターの長辺は賑わっている。皆さん、なんだか楽しそう。
料理は申し分なし、店員さんもいい人たち。ただ、短辺のカウンターは楽しくない。