横綱を手中に収めた稀勢の里。
全豪の４回戦で惜しくも敗退した錦織圭。
その話は置いといて…
今日ピックアップするのは平野美宇さん。
卓球の全日本選手権で見事、最年少優勝を飾りました。
決勝の相手は３連覇中の石川佳純選手。
日本のエースです。
実力もさることながら、負けん気も強い選手です。
プレー中に見せる相手を威圧する表情は怖いほど。
ですが、きのうの平野美宇は気合負けするようなことはありませんでした。
序盤から速い攻撃が冴え、ペースを握ります。
相手の流れになりかけたときもありましたが、日頃の練習量に裏打ちされた確たる自信があったのでしょう。
終わってみれば「力でねじ伏せた」という印象のゲームでした。
リオ五輪の出場枠からもれた悔しさをバネに、大きく成長を遂げた平野美宇選手。
まだあどけなさの残る16歳。
伸びしろは十分にあります。
ただ問題は、東京五輪を最大の目標とするならば、そこにピークを合わせられるか、ということでしょうね。
もし今年がオリンピックイヤーだったら、金メダルの有力候補といっても過言ではないでしょう。
しかしあと３年。
どの競技も選手育成に力を注いでいますから、あと３年で、さらなる逸材が登場することも考えられます。
また、世界の勢力図も３年で大きく変わっていくでしょう。
なので、うかうかできません。
今回の優勝に安住することなく、技術面もメンタル面も磨き続けて、最高の結果を手に入れてほしいものです。
今日も「クマ考」にきてくれてありがとうございます。
平野美宇さんと同学年の伊藤美誠さんにも期待しましょう！
ダブルスでも活躍を！