草花好きのひとりごと

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さくらそう鉢植え栽培方法10.植え替え時に見られる芽や根の異常

2011-12-18 | さくらそう栽培方法
この記事は2013年以降更新していないため、現時点では栽培方法として不適切と考えられる内容が含まれている可能性があります。

さくらそう(日本桜草)には植え替え時期に芽が枯れていたり、根茎に異常が見られる場合が時々あります。
私には対処法がわからないものばかりですが、こういう事もあるという参考にはなるかと思います。

ネコブセンチュウやネグサレセンチュウによる被害、ウイルスによると思われる芽の変形については病虫害の項で取り上げています。


A.根茎の先端の芽が枯れている
大抵の場合は根茎の先端(前年植え付けた古い根茎と根が付いているのとは反対側)に芽ができますが、それが枯れたか腐ったかしてしまったものです。
右の画像の株は他に根腐れも見られます。
翌春の開花は見込めませんが、根茎や根から小さな芽が発生しているので、品種を維持することはできます。



B.芽の先が開いている
さくらそうの芽は品種によって色や形に違いがありますが、大抵は先が尖っている筆のような形をしています。
これは普通は閉じている先端部分が開いている形となっているものです。
この程度では植えて育てても葉や花の形に影響が見られない場合が多いのですが、普段多く目にするものとは形が違っているので大丈夫かなと心配になります。



C.芽が変形している
芽が変形していて、何だかゴツゴツした感じに見えます。
鉢の縁に芽がぶつかっていると潰れたような形になりますが、これは違うようです。
ネコブセンチュウによる被害を受けているらしく、根の先の方に瘤が見えるので、それと何か関係があるのかもしれません。


D.根茎に瘤ができている
芽の付け根部分の根茎が白っぽく半透明の瘤状になっています。
芽の先もやや開いたような形に変形しているようです。
以前この状態の芽を植え付けた時は、芽が大きかったにもかかわらず花が咲かず、葉も小さかったです。
私には原因も対処法もわかりませんので、とりあえず見つけ次第処分することにしています。



E. 芽と根茎に瘤ができている
上のものと似ていますが、こちらは根茎だけでなく芽にも瘤状のものができています。
さらに根も太くなっているように見えます。
芽の先は開いて八重咲きの花のような形になっていて、どこもかしこも形が変わってしまったという感じがします。

(次は11.病虫害1(地上部に見られるもの)
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