草花好きのひとりごと

植物の栽培記録や鉄道・路線バスなどの趣味について記しています。

さくらそう採種

2013-06-07 | さくらそうの交配と実生
昨日、交配結実したさくらそう(日本桜草)の実の皮が破れて、種子が少しこぼれ落ちてしまっているものを見つけたので、慌てて摘み取りました。
それ以外にも実の皮の一部が裂けている状態のものがあったので、合わせて採りました。

昨年より実が熟す時期が2週間くらい早いと思うのですが、開花時期の差もありました。
今年は4月12日から交配を始めているので、それから採種までの日数は55日でした。

これは実生花を交配したものなのですが、花粉を使った株の方が早咲きで途中から採れる花粉の量が極端に少なくなってしまい、その頃交配した花は実が大きくならなかったものがほとんどでした。
他の交配のもの(いずれも長柱花x短柱花)を含めて、交配時に花粉の量が多かったものは全て結実しているように見えます。
思うように結実してくれるかどうかわからないと考えて、多めに交配したのですが、この分ならば必要なだけ交配すれば良さそうに思います。

さらに、昨日はまだ実の皮が薄緑色だったものが今日には薄茶色になって皮が破れかけていたものがあったので、いくつか採りました。
実が熟すのはとても速いので、うっかりすると採り逃してしまいそうです。

'蛇の目傘'と'南京小桜'を交配したものも、実の皮が破れかけてきたものがあったので、今日摘み取りました。
私は小輪花が好きなので、何年か前から交配してみたいと思っていた組み合わせなのですが、一方の品種が咲かなかったり株が弱々しく結実させると衰弱してしまいそうだったりした年が続き、ようやく今年採種できました。

野生種や実生花を交配した残り2花茎の実も、色が薄くなってきたように見えるので、数日中に採種できるのではないかと思われます。
全て採れたらジベレリン処理して播種しようと考えています。
コメント    この記事についてブログを書く
« 葉が傷み始めたさくらそうの鉢 | トップ | 実生苗いろいろ »

コメントを投稿