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定年前に大学教授から保育園長に転身した「おじい」のブログです。誰にでも開放していますので、ご投稿も歓迎です!

教師の負担軽減を by 山頭火 with 久保田のリライト

2017-06-05 08:49:21 | 自由投稿
 中学校教師の6割近くが、いわゆる「過労死ライン」を超えて働いているというニュースを耳にした。自分の担当教科を教える以外にも、部活動の指導や大会の引率、授業準備や生徒対応など、教師の負担は山積みだ。定刻通りに帰ることはほとんどないという。ニュースで取り上げられていた先生はこう語った。「生徒一人一人と向き合える時間がほしい」。どうにかして負担を減らすことはできないのか。
 東京・杉並区では、教師の負担を減らすために、4年前から、中学の部活指導を外部の指導員に依頼しているという。しかし、部活動は、平日の夕方や土日に行われることが多いため、指導員を集めるのには苦労しているそうだ。
 生徒と向き合う時間が増えれば生徒の心の安定も図ることができるだろうし、時間の余裕ができることで教育の質がより向上するのではないか。教師の負担を減らすために様々な事務仕事を外部に依頼することはコストもかかるだろうが、将来の日本を担う子どものためにも、政府には、教師の負担を軽減するための対策を希望する。
↓ ≪久保田のリライト≫
 約6割の中学校教員が、いわゆる「過労死」ラインを越えているという。担当教科の授業だけでなく、そのための準備や生徒指導、加えて対外試合への引率も含めた部活動指導など、彼らの負担は極めて大きい。定時に帰宅できる教員など、ほとんどいないのだ。
 ある教員は、「もっと生徒一人ひとりに向き合える時間がほしい」と語る。彼らの負担を軽減するにはどうすれば良いのだろう。
 杉並区では、四年前から部活動指導を外部指導員に委託している。だが、夕方の部活動時間帯や土・日に多い試合のため、指導員募集は順調に進まない。教員が「生徒と向き合える」時間の確保は、彼らの時間的・精神的余裕を生み、ひいては「教育の質」の向上にも繋がる。もち論、生徒たちが心の安定を図れることにもなるだろう。
 教員の部活動指導や事務作業を外部委託すれば、それなりにコストはかかる。しかし、次代を担う生徒たちのためだと思えば、それを無駄だ!などとは簡単に言えないはずだ。

コメント
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