ここのところ毎年出陣している世田谷ボロ市に今年の冬の初日にもまたもや、この15、16日ではあとの方は雨が予想されていたから露店市では当然にお天気がいい日を選ばないといけません、それと先んずればということもあって。400年を超す歴史があるこの市の出店者は各地から700店以上とか、それらの店開きが出揃うであろう9時半頃を目指して出向き、いつも通りの道順でお宝探しに徹することとなった。
最初はやや歩き易かったものの10時半過ぎぐらいからは大変な人出で平日でも大賑わいに、いいものは早い者勝ちではあるが、会場が広いから早く来たからといっても全部がどれも真っ先でに見られるわけじゃないし、それに早過ぎればモノも出揃わないこともあって、このくらい店が多ければ残り物に福ということもあるわけで、毎年出店の業者は場所が決まっているから、自分なりに優先順を決めて巡り、まずは第一順の目ぼしいところを見たあとは、改めて全体を流していうのが僕に流儀なのだ、とまぁ自慢するような物言いをしてしまったかな。ということで会場内を巡った順番に、いくつか撮った写真にコメントを付けて以下に。
今回のポスターは冒頭写真とこれとの2種類が
三軒茶屋駅では9時半頃に、この時間帯だと乗車する人の列はまだ少ない
世田谷駅を出た道は改良工事中、ここから各地の産品などの販売テントが並ぶが、僕はここは用なしで
世田谷駅からのボロ市会場に入って行く入口付近で、もうかなりの人出ではあったがまだこのくらいなら
上の写真の通りからメインのボロ市通りに入って行く場所で
ボロ市通り中央付近、左手の木々がある所が代官屋敷、まだ薬玉割りの前の時間帯
代官屋敷手前を左折した路地は骨董屋が集中して並ぶ場所でまずここから
骨董屋が集まる路地のあとは、また戻る方向で道筋にあるいくつかの骨董テントもチラ見しながら、もう一ヶ所数店の骨董屋が集まる場所へと急ぎまたも物色、でも今年はこれはというのが見当たりませんなぁ。そうこうしていたら11時半近くになって、昼は混まないうちにとバス通りまで戻ってチャンポンと皿うどんともつ煮の長崎という店に、急いで来たらちょうどオープンで数人と一緒に店内に、前回はもつ煮定食だったから今回はチャンポンを。この店は月曜定休だったがボロ市で開店したということで、この日はメインの3メニューだけでの営業ということであった。こちらのチャンポンは初めて食べたが、ドロッとしたリンガーハットなどよりもアッサリ仕立で美味しいスープにしているのが特長みたい、旨いタンメンとの中間の味わいでかなりを飲み切ってしまった、でも900円は強気ですかね。
長崎
チャンポン
食後はまた一から全体を巡ることに、もう何回も来ているから大体の業者の場所を知っていて左側通行というが両サイドをチェックしながら右左と、でも昨年芙蓉手の豆皿をゲットした山形からの業者の場所だけは空いていて、大雪でまだ来られなかったものか。ボロ市通リの途中から入った天祖神社境内の植木市を覗いたり、反対側の代官屋敷も見物したりしながら第二会場まで歩き回ることに。
薬玉が割れた後でまたここに
代官餅に大行列が
天祖神社境内の植木市
世田谷代官屋敷
郷土資料館でボロ市の歴史の展示中
ボロ市通りの反対側入口、ここから出て第二会場まで少し歩く
ボロ市第二会場
一店で犬山焼を見つけたが、煎茶7点セットもので2ケには目立つ欠けがあって、それでもいい値付けで
第二会場の最終から戻るバス通リにあった工芸喜頓という店、民芸陶器やガラスなどといいものを置いていた
午後は2時半ぐらいまで粘ってアレコレと探し回ったがこれはというものは見つかりません、来たからにはと安いものを二つばかり、一つはナズナの手描き豆皿で今持っていたのに欠けが入ってしまったから、もう一つは鶴岡から来たというアンチャンのところにあった木地師が作ったと思われる牛の人形というか郷土玩具というか、作りかけのコケシに混じって転がっていたとか、出羽三山・火除之神牛の文字が背に書かれているがこの首の付け方が面白いのと愛嬌ある姿で目を引いた、ネットで調べたら出羽三山はその山容から臥牛山とも言われ、また干支の丑とは縁が深いとか、また紙の火除けの護符も売られているとあったがこの木製人形は出てこない、現地に行けば売っているんでしょうかねぇ。
年が明けて1月のボロ市にも行くつもりだけど、新しいモノがはたして出て来るかどうか、あまり期待は出来ないだろうが別の目的があるものだから。
最後は日吉駅に戻ってきて撮った慶応の銀杏並木、もう大方は落ちてしまって今年の銀杏の紅葉は終りで木枯らしの季節になりますね、でもこの冬は本格的に寒くなるのが異常に早いですね、明日にかけて稀な冬の大嵐という予報が出ていて。